チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 5
休憩時間
0
距離
11.9 km
のぼり / くだり
1727 / 586 m
40
4 26
1 14
DAY 2
合計時間
10 時間 59
休憩時間
29
距離
17.3 km
のぼり / くだり
1316 / 2457 m
1 15
55
51
1 18
3 31
43

活動詳細

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この秋は再び南アルプスに向かった。 「猛暑」と一言では片付けられない夏だったが、その暑さも少し和らぎ、快適な登山が期待できるようになった。 しかし、入山日は雨のようだ。 高速の道迷いの影響で、畑薙ダムには遅めの到着となった。この天気にも関わらず、長蛇の列になっている。 バスを待つこと2時間。本日最後の便に登山者を乗せて椹島に向かう。雨が上がり雲の切れ間から太陽が覗いてきた。 林道を1時間弱歩き、聖沢の登山道に取り付く。 森には花は少ないが、多様なキノコが生えている。 針葉樹の急登を登り、トラバースする。橋と激しく壊れた桟道を渡ると、長い落差を持つ滝が見えてくる。 山の上の方だけ少しだけ色付いている。さほどきつい登りではないが、とにかく距離が長い。傾斜も緩んで稜線らしき景色も見えてきたので、もうそろそろ小屋が見えるのではと思っていると、標識には残り80分の表示が。 だれも一言も発することができず、黙々と歩く。しかし、そばには清流、苔むした湿地などが気を紛らせてくれる。 赤い屋根の聖平小屋に到着。開放的な小屋の前にはいくつかのテントが。ほとんどの登山者は小屋泊である。元気の良い小屋の従業員が、わざわざ申し込み書を持って出向いてきてくれた。小屋仕舞いのため、ビールが半額に。 聖平には木道が設置されているが、食害や立ち枯れの気が目立つ。 聖平から前聖岳にかけては、雲海上の富士山や岩壁をともなった聖岳の主峰が目に飛び込んでくる。聖岳がこれほど雄大な山とは思わなかった。まさしく絵画のような風景に出会うことができた。 真っ青な空と澄んだ空気によって、臨場感が増しているのかもしれない。 茶臼岳や赤石岳から縦走してきた強者もいた。我々は歳相応の行程で。テントを撤収して、パッキング。椹島への下りに備える。 標高差は大したことないが、長い下りである。酷暑の中だったら大変だっただろう。 夕方5時に到着。夕食にギリギリ間に合った。風呂で疲れを癒やし、冷えたビールで乾杯。無事登頂の打ち上げ。食事も山奥の宿泊施設にしてはいろいろ工夫してあり、美味しくいただくことができた。東海フォレストの従業員の宿泊機能を果たしている。リニア新幹線の工事のために、この周辺の環境が著しく変化すると思われる。今後の動向を見守りたい。 ほろ酔いで余韻を楽しむ。緊張感を伴う山行ではなかったが、純粋に山を楽しむことができた。

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