坊ノ岬灯台古道ルート公開

2023.05.19(金) 日帰り

活動データ

タイム

04:52

距離

6.1km

のぼり

464m

くだり

461m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 52
休憩時間
1 時間 27
距離
6.1 km
のぼり / くだり
464 / 461 m
3 6
1 26

活動詳細

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坊ノ岬灯台古道ルート 坊ノ岬灯台は大正11年に建設され終戦直前に爆撃で破壊されたひと時はあるものの昭和40年代に無人化されるまでは灯台守により航海を守る灯がともされ続けてきた。 それが昭和40年代に牧場ができ林道が整備されて灯台守が歩いた古道は廃道となり忘れ去られていた。 その古道を探索して灯台建設100年目の昨年ルートを復活の為整備。 鹿児島県南さつま市坊津町坊の浜菖蒲谷(ソッダン)の一番上の家の裏の藪の中に入ると直ぐに古道になり、牧場時代のフェンス跡の林の中を600m歩くと林道に出る。 しばらく林道を歩くと旧岬牧場管理事務所の手前のカーブミラーから古道に再度入りロープのついた急斜面を登ると明確な古道が現れる。 緩やかな道を下り少し登り返すと地形図では112mピークのカゴセ山に到着。 そこの南面の藪を切り開くと東シナ海が広がり左側には坊ノ岬灯台。眼下には坊津の奇岩(高立神)岩がそびえる。 この112mピークは古老や漁師に聞いても明確な山の名前はないようだが地元の人たちを案内した時、眼下の岩がカゴセというので(籠瀬山:カゴセヤマ)でいいのではとの意見が多数。 この展望スポットから見える岩と海の景色を見てもらうために古道に少し修正を加えてピークを回るルートとした。 そして尾根伝を下りきると(グン沢)と呼ばれる場所出る。 絶壁の尾根伝いに登る(ヘコハチ山)を越えて現在の灯台に駒走浜から向かう登山道と合流する。 そこから坊ノ岬灯台に向かいその手前の96.8mピーク(坊ノ岬山)に立ち寄る。急な登りであるがロープを付けて安全に登れるようにした。 ここからは東には海越しに開聞岳。南には坊ノ岬灯台と三島村の竹島、薩摩硫黄島、黒島が並びその先には屋久島と種子島も見える。 そしてゴールは坊ノ岬灯台。 戦艦大和もこの岬前を通過し西に向かい西南西230㎞先で戦い、沈んでいる(この戦いの正式名称は坊ノ岬沖海戦) 復路は、古道ルートを使わず駒走浜に下り、そこから林道を2Km程戻ると坊の浜に戻る看板が出てくる。 そこから600mで坊の浜菖蒲谷の登山口に戻る。 この古道を復活整備するにあたり登山口の菖蒲谷(ソッダン)の住人にヒアリングしたところ、「とんでもない藪で行くことはできない」と言われた。しかし住民の多くが古道に沢山の思い出があり熱く語ってくれた。さらにこの灯台を管理する海上保安庁の関係者からも何とか復活させてほしいとの言葉が寄せられた。 ルートが確定した段階で地元の有志に古道を復活するための整備登山を案内したところ5名の男性が参加してくれた。 何より登山口の住人や関係者が声援で送ってくれたことには驚いた。 今回、最終段階の整備として更に数ヶ所ロープを設置できたのでルート公開としたい。 早速、うわさを聞き付けた多くの人から問い合わせが来ている。 このルートは坊津アルプス、今岳・長者山と共に(坊ノ岬古道)として皆さんに楽しんでいただきたい。 4月16日の地元有志5人で行った整備登山の時のレポートも合わせてご覧下さい。

番屋山 坊津町坊の浜寺の展望のいい駐車スペース。4から5台ほど停められる。
坊津町坊の浜寺の展望のいい駐車スペース。4から5台ほど停められる。
番屋山 駐車スペースから一旦下り菖蒲谷(ソッダン)に上り返す、この脇にも駐車スペースがあるが地元の人のもの。
駐車スペースから一旦下り菖蒲谷(ソッダン)に上り返す、この脇にも駐車スペースがあるが地元の人のもの。
番屋山 この路地を上る
この路地を上る
番屋山 この白いペンキの階段を上りそこを左に曲がるとそこが登山口。
この白いペンキの階段を上りそこを左に曲がるとそこが登山口。
番屋山 この突き当たりが登山口。
この突き当たりが登山口。
番屋山 これが坊ノ岬灯台古道登山口のプレート
これが坊ノ岬灯台古道登山口のプレート
番屋山 先ずは10m程藪の中を登る。周りには壊れた家の廃材が散乱する。
先ずは10m程藪の中を登る。周りには壊れた家の廃材が散乱する。
番屋山 直ぐに広い古道になる
直ぐに広い古道になる
番屋山 登山口から直ぐの場所が滑りやすいためロープを付けた
登山口から直ぐの場所が滑りやすいためロープを付けた
番屋山 綺麗で広い古道
綺麗で広い古道
番屋山 登山口から600m歩くと林道に出る。
登山口から600m歩くと林道に出る。
番屋山 林道を100m程歩くと坊泊浦が望める場所がある
林道を100m程歩くと坊泊浦が望める場所がある
番屋山 これが坊泊浦
坊津アルプス車岳も見える。
これが坊泊浦 坊津アルプス車岳も見える。
番屋山 林道のこのカーブミラーから古道に入る。
林道のこのカーブミラーから古道に入る。
番屋山 プレート
プレート
番屋山 早速急な登りになる。
の上が古道
早速急な登りになる。 の上が古道
番屋山 ここに鹿児島勤労者山岳会の岩グループのメンバーから提供されたロープを付けた。
今回80mのロープを持って来た。
ここに鹿児島勤労者山岳会の岩グループのメンバーから提供されたロープを付けた。 今回80mのロープを持って来た。
番屋山 この様に付けた。途中にはコブを付けて登りやすくした。
この様に付けた。途中にはコブを付けて登りやすくした。
番屋山 古道の少し崩落した箇所にはロープが付いている。近日中にこのに板の橋を掛ける予定
古道の少し崩落した箇所にはロープが付いている。近日中にこのに板の橋を掛ける予定
番屋山 前回の整備で付けたロープ
前回の整備で付けたロープ
番屋山 私達の地域振興グループ(久志よかとこい発信隊)の南さつま市からの助成金の一部を活用したロープです。
私達の地域振興グループ(久志よかとこい発信隊)の南さつま市からの助成金の一部を活用したロープです。
番屋山 前回と今回沢山のピンクテープをつけた
前回と今回沢山のピンクテープをつけた
番屋山 ここから左下に下る
ここから左下に下る
番屋山 尾根の登山道は歩き易い
尾根の登山道は歩き易い
番屋山 迷い易い112mピーク(カゴセ山)に向かう分岐に急遽手書きのプレートを付けた。
迷い易い112mピーク(カゴセ山)に向かう分岐に急遽手書きのプレートを付けた。
番屋山 112mピーク(カゴセ山)
112mピーク(カゴセ山)
番屋山 ピークの直ぐ脇の崖っぷちの木を切り展望スポットにした。
ピークの直ぐ脇の崖っぷちの木を切り展望スポットにした。
番屋山 崖から覗く同伴者の安全の為に妻が確保
崖から覗く同伴者の安全の為に妻が確保
番屋山 崖っぷちに安全の為にロープを張った
崖っぷちに安全の為にロープを張った
番屋山 明治時代金を掘った穴の跡
とても深い為注意して下さい。
明治時代金を掘った穴の跡 とても深い為注意して下さい。
番屋山 坊ノ岬灯台
坊ノ岬灯台
番屋山 高立神岩
高立神岩
番屋山 高立神
高立神
番屋山 展望スポット
これを見て頂きたくてこのルートを選びました。
展望スポット これを見て頂きたくてこのルートを選びました。
番屋山 ミヤコジマツズラフジの特徴の柄がが盾の様に付く
牧野冨太郎先生が名付けた物
坊津にはミヤコジマツズラフジの群落が沢山有ります
ミヤコジマツズラフジの特徴の柄がが盾の様に付く 牧野冨太郎先生が名付けた物 坊津にはミヤコジマツズラフジの群落が沢山有ります
番屋山 ミヤコジマツズラフジがあった
ミヤコジマツズラフジがあった
番屋山 左下が地形図で駒走浜からの波線ルートが伸びているグンザワグンザワに降りると昔灯台の近くまで車が走っていた波線ルートが水平に伸びている。
登山道は右に曲がり地元で(ヘコハチ山)と呼ばれる尾根ルートを取る
左下が地形図で駒走浜からの波線ルートが伸びているグンザワグンザワに降りると昔灯台の近くまで車が走っていた波線ルートが水平に伸びている。 登山道は右に曲がり地元で(ヘコハチ山)と呼ばれる尾根ルートを取る
番屋山 古道を戻る登山者の為の案内板
古道を戻る登山者の為の案内板
番屋山 高立神岩がこの角度で見える
高立神岩がこの角度で見える
番屋山 ヘコハチ山登る急斜面にロープをつけた。
ヘコハチ山登る急斜面にロープをつけた。
番屋山 少しだけ展望がある。このルートの展望は今後作っていく。
少しだけ展望がある。このルートの展望は今後作っていく。
番屋山 前回苦労したヘコハチ山の木々
前回苦労したヘコハチ山の木々
番屋山 ヘコハチ山からの下に労山から頂いたロープをつけた
ヘコハチ山からの下に労山から頂いたロープをつけた
番屋山 約25mのロープ
約25mのロープ
番屋山 駒走浜との分岐
ここまでくるとあと一息
駒走浜との分岐 ここまでくるとあと一息
番屋山 あの高い山が112mピークカゴセ山
あの尾根を降って来た
あの高い山が112mピークカゴセ山 あの尾根を降って来た
番屋山 灯台前の96.8mピーク(坊ノ岬山)
カラスが沢山いる
灯台前の96.8mピーク(坊ノ岬山) カラスが沢山いる
番屋山 開聞岳方面
開聞岳方面
番屋山 三角点
三角点
番屋山 今回付けた案内プレート
今回付けた案内プレート
番屋山 坊ノ岬灯台
大正11年に作られた
坊ノ岬灯台 大正11年に作られた
番屋山 振り返ると坊ノ岬山
振り返ると坊ノ岬山
番屋山 歩いて来たルートの全景
歩いて来たルートの全景
番屋山 駒走浜への下り
駒走浜への下り
番屋山 駒走浜の坊ノ岬灯台への案内プレート
駒走浜の坊ノ岬灯台への案内プレート
番屋山 駒走浜
駒走浜
番屋山 林道を戻る
林道を戻る
番屋山 途中雨のために滝となった場所があった。初めて見ました。
途中雨のために滝となった場所があった。初めて見ました。
番屋山 前日の雨と風で倒木が。
前日の雨と風で倒木が。
番屋山 ところがこの木に大きなキクラゲが付いていた。
ところがこの木に大きなキクラゲが付いていた。
番屋山 浜からの1km程歩くと昔牧場の管理事務所のあった場所
浜からの1km程歩くと昔牧場の管理事務所のあった場所
番屋山 元牧場管理事務所
元牧場管理事務所
番屋山 管理事務所から300mで朝古道に入ったカーブミラー
管理事務所から300mで朝古道に入ったカーブミラー
番屋山 ここから坊の浜に降る
ここから坊の浜に降る
番屋山 ここを右に曲がり降りていく
ここを右に曲がり降りていく
番屋山 ここを下ると登山口
ここを下ると登山口
番屋山 登山口のプレート
登山口のプレート
番屋山 菖蒲谷(ソッダンに降りて来た
菖蒲谷(ソッダンに降りて来た
番屋山 駐車スペース
駐車スペース
番屋山 坊浦
坊浦
番屋山 ゴールの字名「寺」と呼ばれる墓の下の駐車スペースからの坊浦
ゴールの字名「寺」と呼ばれる墓の下の駐車スペースからの坊浦

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