五波谷峠・昭和地理院地図の谷道探索

2023.05.17(水) 日帰り

活動データ

タイム

02:42

距離

8.8km

のぼり

754m

くだり

325m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 42
休憩時間
7
距離
8.8 km
のぼり / くだり
754 / 325 m
1 47
48

活動詳細

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 五波谷峠(五波峠)道は明治陸測図の古道は無事通過できました。しかし、どうしても昭和地理院地図の破線路が大きく異なるのが気になります。うまい具合に明治古道が昨日、半日で通過できたので、今日は昭和の破線路を探索します。  昨晩はエアマット異常のほかに興味深い話を聞きました。家族休暇裏の夜勤の当直の方が実は染ヶ谷最奥にある(堰堤からすぐ下)家の末裔の方で、ボクが昭和43年に田歌から五波谷峠を越えて染ヶ谷に降ってきて、その道を再訪しているという話をすると、氏は・・・・当時小学校3年くらいでその道はよく覚えている。最初は尾根途中の巻き道で谷に降りるまで遊びでいったことがある。当時はオヤジがその道をと通って田歌の親戚まで行っていた。・・・通婚など活発な行き来があったものと思われます。さらに、・・・当時京都かどこかの学生がよく来て泊まっていったこともある。・・・当時はごく普通の登山道以上の生活道だったようです。ボクが、どこかの家の軒下に「祝 若狭高校甲子園出場」の手ぬぐいがぶら下がっていたという話をすると、・・・それはうちやろ、昭和43年なら、ちょうど川藤のおるときやった。当時は強かったからなあ。・・・・と懐かしい話も聞けました。肝心の昭和地理院静の破線路についてはご存知ないようでした。 ■結果 五波峠上からの北尾根に道はありそうでした(降りてませんが)。しかし、そこそこの滝がある狭い谷に道を付けるとはどうしても不自然です。 1.地理院地図5万図小浜:S6測量、S40補足調査、S45資料修正 2.山と高原地図エアリアマップ「京都北山2」1970年11月発行昭文社/金久昌業著 もう一度、金久昌業エアリアマップ解説を読んでみました。 https://yamap.com/moments/573109  五波谷の登りでは、「五波谷が北東から東に向きを代える辺りから、なお少し進んだところで、小さな谷が左の山側から入ってくる・・・この小さな谷を詰めて尾根に取りつく」となっています。  染ヶ谷への下りでは、「・・・杉植林の中をジグザグに下り、セイ谷左俣上流に降り立ち、谷に沿って下ると左から谷が入ってくる合流点から谷を離れて右の山腹を巻く・・・染ヶ谷林道の合流点はセイ谷から約100m上流」  これは昨日通った明治陸測図の道の様子です。しかし、金久さんはこれが新しい道だと言われる。「上記は新しい道で、昔の道は、京都側は谷道、若狭側は山腹の斜面」これはS6地理院地図破線路やエアリアマップ地図の赤線ルートではないですか?これが昔の道?道理で家族休暇裏の夜勤の当直の方もそんな昔の話などご存じない訳だ。  ということで、明治陸測図のさらに昔の道があったというのが結論になるようです。しかし、尾根の道はあったとして、あの滝場を通る道(巻き道であったとしても)は不自然ですし、その大昔の道を破線路としてであっても、当時は現役であった明治陸測図の道を無視して、昭和の地図に載せるかというのが疑問です。これは新しいマターとして機会があれば谷筋を歩いてみるかな(歩けるのか?)   探索終わってまだ9時半ちょっと過ぎです、これから八ヶ峰へ行ってみますのでご心配なく。

八ヶ峰 昨晩の事件
未使用のエアマットを膨らませていると、バリバリバリっと音がしてこんなになりました!一瞬枕付きかと持ったほど。未使用ではあるが経年しているんで、各セルを上からかぶせて接着しているらしいシートの接着が外れたと思われます、結果は平たい風船の上に寝る格好で、右へ左へふわふわと転げ落ちます、しかし、ケツは沈み込むので、ツエルト下の小石を拾う。あまりゆっくり寝られませんでした!
昨晩の事件 未使用のエアマットを膨らませていると、バリバリバリっと音がしてこんなになりました!一瞬枕付きかと持ったほど。未使用ではあるが経年しているんで、各セルを上からかぶせて接着しているらしいシートの接着が外れたと思われます、結果は平たい風船の上に寝る格好で、右へ左へふわふわと転げ落ちます、しかし、ケツは沈み込むので、ツエルト下の小石を拾う。あまりゆっくり寝られませんでした!
八ヶ峰 セイ谷の堰堤を越えて進みます。写真マークのプロットはできてません。ここで忘れ物に気がついて取りに帰ったので、そのトラックを消した所、マークも消えました。ここはコンター300付近、トラックがウロウロしている辺りで、昭和地理院地図の破線路はすでに谷筋に入っています。その地図を踏襲しているらしいエアリアマップはここで渡渉して左岸を歩いてます。
セイ谷の堰堤を越えて進みます。写真マークのプロットはできてません。ここで忘れ物に気がついて取りに帰ったので、そのトラックを消した所、マークも消えました。ここはコンター300付近、トラックがウロウロしている辺りで、昭和地理院地図の破線路はすでに谷筋に入っています。その地図を踏襲しているらしいエアリアマップはここで渡渉して左岸を歩いてます。
八ヶ峰 小滝あり。右岸は通れそうですが、巻きました。
この左岸に道はありそうにないです。
小滝あり。右岸は通れそうですが、巻きました。 この左岸に道はありそうにないです。
八ヶ峰 水流より10mほど上を巻いていますが、左岸はほとんど崖で道など見えません。こちら側も急斜面で降りることはあきらめました。
水流より10mほど上を巻いていますが、左岸はほとんど崖で道など見えません。こちら側も急斜面で降りることはあきらめました。
八ヶ峰 林道からも見えた滝場にきました。この右下にも小瀧があります。
要は道などありそうにないことを言いたい。
林道からも見えた滝場にきました。この右下にも小瀧があります。 要は道などありそうにないことを言いたい。
八ヶ峰 滝をちょっと拡大。そこそこ大きな滝です。
こんな所を通らせる破線路とはいかがなものか感が強くなり、撤退!
滝をちょっと拡大。そこそこ大きな滝です。 こんな所を通らせる破線路とはいかがなものか感が強くなり、撤退!
八ヶ峰 直登振り返り
これから先、夏はもう行きたくはないです。
直登振り返り これから先、夏はもう行きたくはないです。
八ヶ峰 疲れてへたり込むの図
まだ8時過ぎなのでいったん降って五波峠から尾根道を探します。
疲れてへたり込むの図 まだ8時過ぎなのでいったん降って五波峠から尾根道を探します。
八ヶ峰 このピンクテープ、昨日も尾根で見ましたが、ひょっとしたら古道探索者のものか?
このピンクテープ、昨日も尾根で見ましたが、ひょっとしたら古道探索者のものか?
八ヶ峰 ボクはもう少し降って、昨日見ておいた降りやすそうなポイントから降りてみます。コンター340付近です。
ボクはもう少し降って、昨日見ておいた降りやすそうなポイントから降りてみます。コンター340付近です。
八ヶ峰 おお、あるじゃないか!立派な古道
おお、あるじゃないか!立派な古道
八ヶ峰 下側も
下側も
八ヶ峰 登ってみるとテープ
この上、林道みたいです。
登ってみるとテープ この上、林道みたいです。
八ヶ峰 林道まで上がってみました。テープあり
林道まで上がってみました。テープあり
八ヶ峰 再度降ります。
再度降ります。
八ヶ峰 さっき登ってきた所、生え込みで道型はよく見えません。
明治の古道はここで折り返して、後年は林道に吸収されたのかも知れません。ただし、明治陸測図では尾根芯をジグザグに降るように書かれているので、古い林道かも知れません。
さっき登ってきた所、生え込みで道型はよく見えません。 明治の古道はここで折り返して、後年は林道に吸収されたのかも知れません。ただし、明治陸測図では尾根芯をジグザグに降るように書かれているので、古い林道かも知れません。
八ヶ峰 道は快適
道は快適
八ヶ峰 古道に降り着いた場所に帰ってきました
古道に降り着いた場所に帰ってきました
八ヶ峰 ここでターンか?
ここでターンか?
八ヶ峰 その後も道型ははっきりしていますが、少々生え込み。
その後も道型ははっきりしていますが、少々生え込み。
八ヶ峰 ここでターンか?
ここでターンか?
八ヶ峰 ターンはここでした。
ターンはここでした。
八ヶ峰 染ヶ谷川を見ながら・・・
染ヶ谷川を見ながら・・・
八ヶ峰 河原に着きました。
これからバイクで五波峠に登ります。あくまで山登りでなく探索ですから。
河原に着きました。 これからバイクで五波峠に登ります。あくまで山登りでなく探索ですから。
八ヶ峰 以後第2部
この尾根を少し降ってみます。はたして道はあるか?
以後第2部 この尾根を少し降ってみます。はたして道はあるか?
八ヶ峰 いったん稜線上にもどってザックを拾って・・・
いったん稜線上にもどってザックを拾って・・・
八ヶ峰 降りる前にひと呼吸
降りる前にひと呼吸
八ヶ峰 尾根に入ります。
尾根に入ります。
八ヶ峰 開けた尾根です。
古道の雰囲気はありませんが、道はありそう。境界道あるいは杣道?
開けた尾根です。 古道の雰囲気はありませんが、道はありそう。境界道あるいは杣道?
八ヶ峰 このテープ気になる。少なくとも誰か降った形跡はある。しかし降れたとしても登り返しがねえ・・・
ということで、楽して八ヶ峰に行くことにします。探索のついでですから。登頂レポは別記事にします。
このテープ気になる。少なくとも誰か降った形跡はある。しかし降れたとしても登り返しがねえ・・・ ということで、楽して八ヶ峰に行くことにします。探索のついでですから。登頂レポは別記事にします。
八ヶ峰 五波峠に帰ってきたあと、峠近くの稜線上の道型を探しました。稜線上にはそれらしい平坦地もあります。が、丹波側はえらく急峻な谷で、ここに道を作ろうとは思いません。
五波峠に帰ってきたあと、峠近くの稜線上の道型を探しました。稜線上にはそれらしい平坦地もあります。が、丹波側はえらく急峻な谷で、ここに道を作ろうとは思いません。
八ヶ峰 五波峠のひとつ西側の尾根です。丹波側の五波谷峠越の、昭和地理院地図の破線路は五波谷の突き当りを右に折れずに北に直進しているので、途中で尾根に登るならこの尾根かなあと考えました。
五波峠のひとつ西側の尾根です。丹波側の五波谷峠越の、昭和地理院地図の破線路は五波谷の突き当りを右に折れずに北に直進しているので、途中で尾根に登るならこの尾根かなあと考えました。
八ヶ峰 歩きやすそうな尾根ですが、谷からの取付き不明。
歩きやすそうな尾根ですが、谷からの取付き不明。

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