活動データ
タイム
04:21
距離
7.9km
のぼり
716m
くだり
717m
活動詳細
すべて見るキンランを見に文殊山に。 今回は南井(なおい)口から奥の院に登り、そこから橋立山をピストン。下りは大文殊、小文殊経由で大正寺口に降り、下道で南井口に戻る。 南井口駐車場は車を3~4台停めることができる広さ。その近くにはトイレもある。登り始めは11:00、今日は季節外れの暑さである。ちょうど暑さのピークの時間帯。 駐車場から林道にでると、道を塞ぐように電気柵が張られている。膝より少し高いくらいなので、跨いで先に進む。 正面には石積みの大きな堰堤が見える。 林道は左手から回り込むようにして、その堰堤上部に至り、そこからは山道に入る。 このコースは巨岩が多い。急な坂をつづらに折れながら登っていくと、8畳敷岩、山婆の洞が現れる。 40分程で尾根に出てからは、10分もかからず、奥の院に着く。 1時間半ほどかけて、ゆっくりと橋立山をピストン。 奥の院から橋立山は緩やかなアップダウンを繰り返す気持ちの良い尾根道(眺望はきかない)。 ところどころにベンチが置かれていて休むことができる。 日差しは適度に遮られて、思っていたほど暑くはない。 見渡すと木々の新緑は濃くなるなか、シロダモの新芽が目につく。黄色みを帯びた薄い緑の葉が、枝先に垂れるように着いている。 下りは大文殊~小文殊を経由して大正寺口に。 足元を見ると、ナルコユリが咲いている。春先に見たオウレンは、青々とした葉になり既に実を付けている。 あれほどたくさんあったカタクリの葉は、もうどこにも見あたらない。一年の仕事を終えて、来春まで土の中で眠りについているのだろう。 大文殊から福井平野を見渡すと、水が張られた水田の中に、薄茶色の圃場がパッチワークのように見える。収穫を控えたオオムギである。福井県はオオムギの栽培面積が日本一であり、この時期にだけ見られる光景である。 時間を気にせずブラブラ歩くのは、贅沢の極みである。 さて、お目当てのキンランであるが、道の脇に大切に割り竹で囲まれて守られていた。ただ、花は既に終わっていた。遅かったか…。残念。 と思ったが、これから咲かんとする株を見つけることができた。文殊菩薩さまのお計らい。きっと可哀想に思ってくれたのだろう。
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