槍ヶ岳2/2日目 槍沢ロッヂ〜槍ヶ岳〜新穂高

2018.09.23(日) 日帰り

活動データ

タイム

13:21

距離

19.5km

のぼり

1517m

くだり

2239m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 21
休憩時間
2 時間 59
距離
19.5 km
のぼり / くだり
1517 / 2239 m
8
2 28
59
2
2
2 13
7
46
1 6
1
18
12
51

活動詳細

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最近あまり山小屋で熟睡できないのが悩みです。今日も全然眠れないまま午前3時起床。げっそり。 準備して、午前3時40分に槍沢ロッヂをスタート。同じような時間に出発される方、結構多かったです。星がキレイ!!良い天気になりそうです。 ヘッデンをつけて、登山道をゆるやかに登っていきます。ババ平のテン場って、小屋から結構離れてるのね。暗いので景色はまったく分からないけど、登山道の左側からはずっと槍沢の轟々と流れる音がきこえます。途中、渡渉ってほどじゃないけど小さな沢を横切ったり、登山道が小川みたいになってるところがありました。やはり雨の影響で水量が増えてるのか。大曲の分岐を左へすすみます。ゆるやかですが、徐々に勾配がきつくなってきます。 天狗原分岐に着く頃には夜明けを迎え、辺りが明るくなってきました。きづけばもう高山帯。地道に登ってきたなあ。見上げると稜線の山肌がモルゲンロートで赤く染まっています。ここで休憩。槍沢ロッジで作ってもらった、ちらし寿司のお弁当をいただきます。かなりのボリュームなので食べ切れず、半分はお昼にとっておくことに。風が冷たいので、あまりゆっくりもしていられず、また登りはじめます。次第におてんとさまも出てきてポカポカしてきましたが、相変わらず風は冷たい。秋だなあ。播隆上人が53日間こもったという坊主の岩小屋は、結構しっかりとした岩穴なので本当に悪天候のときなど使えそうです。 ここらへんで槍平小屋ブログの最新記事をチェックしたところ、滝谷はどうにか渡渉可能とのこと!(なお、慣れてない人は荷物を対岸に投げて空身で飛べとのこと)新穂高に下山できそうで安堵しました。 歩きやすい、岩の登り。槍の姿もどんどん近づき、テンションが上がります。殺生ヒュッテからはジグザグの登り。途中途中に、槍の肩までの距離が書いてあって励みになりました。槍ヶ岳山荘に到着。北アのどこからでも見つけられる、あのツクンツクンの穂先が眼前に!ヘルメットを装着して、槍の穂先へ。山頂は風が強く寒いとのことなので、レインウェアの上も着ていくことにします。連休なので渋滞を心配してましたが、一切なく、スムースに登れました。穂先に登ったの久しぶりですっかり忘れてたのですが、最後のハシゴってあんなに垂直なんですね!どピーカンの秋空のもと、このまま天空へ登るみたいだなあと思いながら、槍ヶ岳に登頂しました。 山頂からの眺めは言うまでもなく素晴らしかったです。なかでも赤茶色でボロボロの硫黄尾根が不気味な魅力を放っていて素敵でした。本当は今シーズン中に行く予定だったのに捻挫でお預けとなった北鎌尾根は指をくわえて眺めながら、肩に下りました。来年こそは!! 槍の肩で日帰りで来られたヤマッパーさんと出会って、楽しくお話させてもらいました。(あのあとまさか天狗原分岐までいってこられたとはビックリです!)それから、おやつタイム。念願の、キッチン槍のパン!!とても美味しかったです。山の上で焼きたてサクサクのパンが食べられるなんて贅沢すぎるよね。 さて、名残惜しいけれど、帰らなければ。槍の肩の喧騒を離れ、飛騨乗越を飛騨沢へ。こちらは人が少なくて静か。ひたすらガレガレの下りです。登りのときは捻挫したこと忘れてるくらいでしたが、下りになるとちょっとしたはずみが足首に刺激を与えてくるので、ここは慎重に行かなければ!と、ゆっくりペースで行かせてもらいました。ぽんこつ隊長に付き合ってくれた隊員の皆さんには本当に感謝です。 今夏のおかしな気候のせいか、飛騨沢のナナカマドは紅葉通り越して枯れてるような気がするけどどうなんだろ〜などと思いながら、槍平までひたすらに下りました。槍平小屋にてお昼休憩。うどんを頼み、ちらし寿司の残りと一緒に食べました。小屋閉め直前で飲み物が安くなってたので、缶ジュースもグビグビ。 私のいい加減な記憶炸裂で、槍平からは平坦な道になる!とか話してたら、ぜんぜん平坦じゃありませんでした。ついでに途中にあったキノコもタマゴダケ(食用)とか言いましたがベニテングタケ(猛毒)でした。うそばっかりついてすみませんww そんなこんなで本日の核心部、滝谷。流れは激しく、ぱっと見、渡れなさそうに見えましたが、a隊員がナイスな渡渉ポイントを見つけてくれたおかげでクリアできました!ついでにゆうめいな心霊スポット(滝谷避難小屋)もチラ見してきました。中はきれいな避難小屋なのですが、どことなくぶきみです。 滝谷を過ぎ、私の記憶にあった、「平坦な森の道」wを通り、白出沢から林道へ。この林道がまた長いんですよね。。。長過ぎてムカついてきた頃(笑)、やっとこさ新穂高に到着。タクシーであかんだな駐車場に戻り、ひらゆの森♨️で汗を流し、富山に帰りました。長い一日だったな〜! 最高の秋晴れの中、賑やかで華やかな槍沢ルートと、静かで渋い飛騨沢ルートの両方を堪能出来た、素晴らしい山行になりました。 やっぱり山に行くのがいちばんのリハビリです。勿論油断は禁物ですが!

メンバー

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