活動データ
タイム
01:29
距離
4.0km
のぼり
135m
くだり
138m
活動詳細
すべて見るコロナも明け、学生時代の山仲間イベントが復活したので久しぶりに行ってきました。普段は蓼科山が恒例ですが、今回はあいにくの空模様で代わりに車山が企画されました。いつもであれば蓼科山に登らないなんて…となるところですが、今回は山火事騒動もあり、山火事直後の草原はどのようになっているかも気になっていたので、今までで一番ノリノリで?車山に向かいました。 ルートは車山の肩からということで、往復1時間半の登山というより散歩。まぁ深田さんも霧ヶ峰のページで「登る山より遊ぶ山」ということを言ってますからね。昔は車山スキー場から登っていましたが、肩からだと山火事現場も近く、近くというか燃えた跡の草原を横切るほど、現場に肉薄していてなかなかすごかったです。黒焦げとなった霧ヶ峰の高原は見るも無残な姿でしたし、黒焦げの燃えカスに手を入れてみるとじんわり温かく、ついこの間まで本当に燃えていたということを実感。 景観的にはショッキングですが、個人的にはそんなに心配していません。自然ってわりとタフだと思います。霧ヶ峰はもともと火入れで景観を保っていますし、10年前も火入れが失敗し延焼し、でもその年の夏には深々と緑に覆われていたみたいですからね。(参照:霧ヶ峰自然センター「霧ヶ峰ブログ」https://www.kirigamine-vc.jp/blog/3899)。今回の出火原因は不明ということですが、当日は乾燥し風も強かったらしいのでもしかしたら自然現象かもしれません。もっとも火の不始末はご法度ではありますが、実際草原は植物遷移に則ると次第に森林に覆われる運命ですから、こうして定期的に環境が一掃されるのはある意味霧ヶ峰が霧ヶ峰であるためには必要なのかもしれません。 とはいえ出火原因は人為的である可能性も消えたわけではありませんし、景観がどう変わっていくかは注意深く見守っていく必要はあるのでしょうが…必要以上に心配することもないんじゃないかと思っています。痛々しい光景なので、早く復活してほしいですけどね。もののけ姫では物語の終盤、シシガミ様に命を吸われ枯死した森林と、その瞬間からすでに再生の始まっている草原が描かれています。奇しくもシシガミ様の夜の姿、ダイダラボッチは諏訪や茅野近辺で伝承が多いですが、きっと霧ヶ峰もまた、もののけ姫のラストのように、生命力溢れる青々とした姿に戻ってくれると信じています。
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