活動データ
タイム
01:29
距離
3.1km
のぼり
23m
くだり
23m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る北海道江別市等3市にまたがる野幌(のっぽろ)森林公園での探鳥。広大な園内のごく一部を急いで歩いただけだったが、初めて見つけたツツドリ、キレンジャクの他、ヤマゲラ、オオアカゲラ、クロツグミなど盛りだくさんだった。 ゴールデンウィーク後半を北海道で過ごした。二日連続で北大苫小牧研究林で野鳥を満喫。今日は早朝に研究林を歩いたあと、お昼に真駒内公園を歩いてから、やっとこの野幌森林公園にやってきた。羽田に向かう帰りの飛行機までのわずかな時間、大急ぎで園内を歩くことに。 野幌森林公園は2千ヘクタールを超える巨大な自然公園。山手線の内側の面積のおよそ 1/3 という大きさ。とてもじゃないが1日で歩き尽くせる場所ではない。今日は北側にある大沢口という入り口に車を停めて、そこを起点に公園の北側のほんの一部だけ歩くことに。 公園に足を踏み入れると早速いろんな野鳥の声が聞こえる。多いのは、苫小牧でもよく鳴いていたアオジ。本州では「チッチッ」という地鳴きしか聴いたことがなかったが、初夏の北海道ではとても美しい声で囀っている。 キツツキも豊富。コゲラはもちろん、ヤマゲラやオオアカゲラまで見つけた。 藪の向こうで何やら騒ぐ鳥の群れがいたのでカメラをズームさせてみると、キレンジャクだった。ヒレンジャクは何度か見たことがあったが、キレンジャクは初めて。ネットで検索するとヒレンジャクとキレンジャクの見分け方として「胸の色が」とか「過眼線が」のような説明があるが、そんな微妙な識別を頑張らなくても、尾羽の先が緋色か黄色かで区別すれば確実。 歩いていると時々、「ボボ…ボボ…」という特徴的な声が遠くから聞こえる。キジバトにちょっと似ているが何か違う。「なんだろう」と思っていたら、声の主が遠くで飛んでいるのが見えた。止まった枝は数キロメートル先の高い木のてっぺん。デジタルズームを思いっきりかけて写真を撮ったら、ツツドリだった。紙の筒を手で叩いたような声で鳴くから「筒鳥」らしい。 公園内は花もたくさん咲いていた。白い花が多い。とりあえず写真に収めて帰宅後に名前をいちいち調べた。 急いで一周して入り口に戻ってくると、目の前の枝でクロツグミが熱唱を始めた。「キュルヒュィッキュ、キュ、キュ」と複雑で自由なメロディー。他の鳥の真似もよくするらしい。しばらく自慢の喉を披露してくれたあと、地面に降りて向こうに歩いて行って見えなくなった。 今回も北海道へ来たのは「クマゲラを見つけたい」というのが一番の動機だったが結局果たせず。また何度でも来よう。
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