活動データ
タイム
07:27
距離
15.8km
のぼり
1291m
くだり
1365m
活動詳細
すべて見る(所感) 新規ルートのログを取り、アカヤシオを愛で、ハート岩を降りて、下之保権現山~御殿山~平木山~納古山を縦走する。平木山までは無人、納古山でもほとんど人に会わず、ツツジの最盛期にしてはとても静かな山行だった。 https://yamap.com/moments/708349 ・・・ 下之保権現山の轡野口は携帯不通で、地図はダウンロードしてあっても活動開始ができない。地図なし活動では地図が見られないジレンマに陥る。また、山域が複数の地図に跨がっているため、同一行程の登山計画が出せない。紙地図があるし、GPSもあるし、私的にはまぁ何の問題もなかったけれど。 新しく登録されたのは時計回りのコースだけど、わたし自身が未踏の滝見コースを遡上する。前日の雨で水量が多く10箇所以上の渡渉に注意を要した。尾根に取り付いてほっとする。最近間伐されたばかりで明るくなった林内。ツツジの仲間の競演。萌え出ずる若葉に春の息吹を強く感じる。権現山山頂は無人で静まりかえっていた。 御殿山への縦走路は、コース標はなく踏み跡も薄い。落葉と落花を踏みしめながら尾根道を進む。ジャンクションピーク(関-美濃加茂境)は、急登というより崖。前回は撤退したけれど、今回は心して行く!一面のヒカゲツツジの園も鑑賞の対象ではなく、掻き分け掴んで登るためのもの。まぁ正面突破せず西側に巻きながら迂回すれば問題はないんだけど。 ・・・ 平木山までは市境(または市町境)尾根を辿る。御殿山と平木山の間の鞍部には享和元(1801)年の地蔵が1体(神淵間見の銘)。鞍部を乗り越す明瞭な踏み跡は昔の峠道だったか。平木山にも古い地蔵が1体。古祠の基礎だけが残る。麓からの参道は廃れ、途中までは踏み跡を頼りに、途中からは左手の急崖にはまり込まないように注意しながら下る。適切な降下点は、谷を橋で渡ることができるピンポイントのみ。 ・・・ みぞれ交じりの雨が時折降る中、治田洞口に下山。県道97号(富加七宗)線を北上すれば間見峠から、南下すれば納古口集落から納古山に登り返すことになる。今回は間見峠に向かった。 登山道から林道に出、長い下りの林道歩き。納古山の表口はどこかといえば、山名に納古山(おそらく美濃加茂側の山名)を採るかぎり、それはここ納古口集落であろう。納古谷に沿って林道を進むと、右側の支流を遡上する登山道がついている。整備は最低限で、登録コースの中では難易度が高い(それでも今日のルートからしたら必要十分な登山道であるが)。渡渉する谷はやはり水量が多く気を使う。 遠見山からの周回コースに合流。そこからの尾根歩きは、ご褒美のようだった。納古山山頂はしばし無人。曇りで遠望はきかないので、来し方の稜線と南方向の眺望を楽しみ下山。 アカヤシオの花は盛りを過ぎていたものの、滑り込みで間に合った。花びらの色合いや形がやわらかく、いかにも春らしい。この山域の中でも納古山の山頂付近だけに分布しているのもまたよい。 ・・・ ハート岩からの尾根には、新たに「道迷い多し」の標識が追加された。甘い蜜に誘われてふらふら降りてしまう登山者が続出したのだろう(笑。わたしも例外なくハニートラップを踏む。とはいうものの、地形どおり尾根から左側の谷(岩谷)に下るか、尾根を縦走して右側の谷(小牧谷)に下ればよい。今回は岩谷に下る。地形図上の歩道(点線)はウラジロに覆われてしまい、尾根から谷への下降点の見極めが難しいが、それ以外のルートファインディングは容易であった。苔むした林道を下り、麓の縣神社に降り立つ。 (登山記録) ■登山口 轡野口:つっこみ林道の路側帯に数台止められる。携帯不通。トイレなし。 治田洞口:未舗装の駐車場あり。トイレなし。奥山遊歩道は点線表示だが、整備してから時間がたっているだけで、踏み跡はしっかりしている(ただし木橋の老朽化が著しいので注意)。 間見峠口:携帯不通。トイレなし。道標なし。カーブミラーと保安林の表示が目印。県道97号線は別名険道97号線ともいう狭隘区間。美濃加茂側に下った場所にスペースがあるので、ヘアピンカーブの待避区間には駐車しないようにしたい。林道に取り付いてからの林道歩きが長い。納古山単独登山なら、納古口集落からの林道を遡上した方が早い。 下麻生口:縣神社横のグラウンド(旧下麻生小学校)の駐車場がよい。携帯可。トイレあり。遠見山から離れているので、駐車スペースに余裕がある。 ■登山道 谷沿いのルートが多く徒渉地点が何ヶ所もある。雨期や雨の直後など水量が多いので注意。下之保権現山~御殿山は新たにマップ登録されたが、新規に整備されたわけではないので、コース標はなく踏み跡も薄い。最低限の地図読みと体力のある方向け。平木山~治田洞降下、納古山ハート尾根~林道までは逸般道。道迷いや滑落の可能性がある。 (メモ) 植物:ヒノキ(植栽)、スギ(植栽)、アカマツ、ヒメコマツ、ツガ、ネズミサシ、ヤマグルマ、コナラ、ヤマザクラ(花)、モミジイチゴ(花)、ホオノキ、ウリハダカエデ、ヤブツバキ(花)、マルバアオダモ(花)、ミズキ、コアジサイ、ウツギ、ミツマタ(花)、シキミ、ミヤマシキミ(花)、ミツバツツジ(花)、ヒカゲツツジ(花)、ヤマツツジ(花)、アセビ(花)、ネジキ、リョウブ、アオキ、ナンテン、タラヨウ(植栽)、サカキ、ヒサカキ、ソヨゴ、マムシグサ(花)、ムラサキケマン(花)、キケマン(花)、ジロボウエンゴサク(花)、チャルメルソウ(花)、マツカゼソウ、コバノギボウシ、ウラジロ、コシダ、キジノオシダ 動物:ニホンジカ、イカル(sg)、ウグイス(sg)、エナガ、ヤマガラ(sg)、コゲラ、メジロ(sg)、キジバト、ヒヨドリ、ハシブトガラス、トビ、ヤマドリ(dr) 地質:チャート、砂岩 水分:2L持参→0.8L消費
活動の装備
- その他(Other)ICIオリジナル ガッシャブルム5
- モンベル(mont-bell)ガレナパック 30
- コロンビア(Columbia)ナイオベⅥ
- カリマー(karrimor)TC ヒップベルトポーチ
- その他(Other)iPhone 13 mini
- ガーミン(Garmin)eTrex 30x
- その他(Other)熊撃退スプレー
- その他(Other)南部熊除け鈴 2連
- その他(Other)登山ゲイター
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