活動データ
タイム
11:42
距離
158.0km
のぼり
3806m
くだり
3806m
活動詳細
すべて見る自転車で町おこしをしているわが益田市。そのもっとも中心的なイベントが、INAKAライドというものだ。今年で7回目を迎える。チャリダーで取り上げられたり、空港の滑走路を走ることができる自転車イベントという珍しさも手伝って、毎年好評を博している。今年も全日本選手権が終わってすぐに準備が始まった。私は、計画の段階などではかかわっていないのだけれど、実行委員の方々は、本当に大変だったと思う。今年も参加者の笑顔で終了することができた。 私は、160キロコースで参加者と一緒に走るアテンドライダーとして参加。朝4時半集合で、会場準備。その後、参加者にスタート場所を教えてあげたりして、スタートの時を待つ。最初は、アテンドライダーばかりなのが、スタート前にあっという間に参加者でうめつくされる。今年は550名の参加ということで、大きな大会になりつつある。 「パレード走行」 7時にスタート。最初は、パレード走行で、益田の駅前の信号機がすべて青になり、ノンストップで通ることができる。そして、空港へ。ここで、少しの間、みんながそろうのを待って、ゲートが開く。いよいよINAKAライドの目玉、滑走路を自転車で走るというここでしかできない体験がスタート。滑走路は、想像以上に広い、走っても走ってもなかなか端までたどりつけない感じだ。今日は、天気も最高で、滑走路から見える中国山地の山々が美しい。ただ、滑走路に物を落とすことは厳禁ということで、撮影も禁止となり、写真がない。この美しさを紹介できないのは、残念だ。 滑走路を出ると、フリー走行に入る。ここでも、参加者の間に入って一緒に走るのだが、困っている人がいると、止まって声をかけたりしながら進む。 持石海岸線を550台の自転車が列をなして走る光景もいい。戸田から、120キロコースと160キロコースは分かれる。160キロコースは、戸田柿本神社方面へ向かい、中垣内への坂を上る。ここの坂がなかなかえぐい。いきなりの激坂。いったん下って、今度は白杭峠へ向かうこちらも結構きつい坂だ。斜度11%のところもある。上り切ったら、今度は急な下り。ここは、注意が必要な個所だ。下って少しすると、なんと事故が発生していた。下りでブレーキがロックしたらしく、そのまま道路わきに落ちてしまったよう。選手たちと伴走していた警察や、救急車などと、さらに新たに救急車を呼ぶ。幸い意識はあるということでほっとしたものの、それでも大けがをしている可能性もある。 アテンドライダーは、下りの手前のところに行き、降車して、この区間は歩いて抜けるよう、指示を出す。救急車や警察車両などで道も狭くなっていたのだ。救急隊が到着して少しいてアテンドライダーは、選手とともに再びスタート。落ちた方は、何度かINAKAライドに参加されていた方で、このルートも以前もあったので、知っているはずなのだが・・・誰にでも起こる可能性がある、本当に気を付けて走らなければと、安全走行を改めて考えた。あとで聞いたのだが、救急隊の救出のあと病院にドクターヘリで搬送されたとのこと。数日は入院かも。「一刻も早い回復をお祈りします」 さて、この後、下りきったところに最初のエイドステーション二条がある。ここも、ドリンク、そうめん、アイス、暑い中ありがたいものが多かった。しっかりいただき、先へ進む。 ファクトリーパークの中の道を進み、MDS前を通る。ここからも上り。事故の関係で、ほぼ最後尾に近いところを走っているので、少人数で走る。横田のエイドステーションに到着。 ここのエイドもナスの塩漬けや、杏仁豆腐など美味しくいただく。ここから先は、匹見まで激坂はないが、ゆるやかな坂を40キロ上ることになる。これが、結構足にくる。途中、苦しそうな参加者の方に声をかけながら、進む。千葉から来られた方や、大阪から来られた方などもおられた。沿道からの声援で元気をもらう。 匹見のレストパークで昼食。試走の時には、ここで、匹見川に足をつけて疲れをとったのだが、今回は、そんなのんびりとしたことはできず、食事をしたら、すぐに出発。ここから、銅ヶ峠まで登りとなる。途中、匹見峡の旧道を通る。このコースの絶景ポイントがいくつかあるところだ。 銅ヶ峠からは下り。この時、下りでブレーキをずっとしていて握力が弱まって怖いという女性参加者がいた。ところどころで、ストップして、腕を休めるよう声をかけ、きつい下りが終わるまで一緒に走ることにした。その方のおばあちゃんが実は、この銅ヶ峠付近に以前家があったということで、懐かしさに感動しながら下っておられた。そして途中、おばあちゃんのお墓を見つけられ、涙しておられた。 その後、美都のエイドステーションに到着。その方は120キロコースだったので、そのまま、下り、お別れをした。ここのエイドのプリンも美味しかった。 160キロコースは、ここからが、再び上り。途中で、きつそうな参加者がおられたので、ここでも声をかける。この方、益田の方だった。足が攣ってきついということだったので、足に水をかけたり、休憩したりしながら、進む。全日本コースに来るころには、本当にリタイヤ寸前という感じだったのだが、マッサージをするなどして、なんとか回復。結局、ゴールまでずっとサポートしていったのだが、なんとか、午後6時ごろゴール。よくぞ、最後までと、こちらが、うれしくなった。ゴール後、握手をして、お別れをした。 その後、MCCのメンバーや、役員と記念撮影をして、休み間もなく片付け。7時半、暗くなったころ、解散。 毎年思うが、大変だけれど、終わった時のここちよい疲れ、充実感は、なんとも言えない。
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