活動データ
タイム
03:40
距離
4.5km
のぼり
498m
くだり
496m
活動詳細
すべて見る檜原(ひのはら)村の檜原都民の森で、寒い中こごえながら探鳥。ミソサザイをたっぷり満喫した。 先日歩いた青梅丘陵ではミソサザイの美しいさえずりを満喫したが姿を見つけられなかった。昨日歩いた早戸川林道では、ミソサザイがいそうな沢がいっぱいあったが姿はおろか声すら聞こえず仕舞い。もうこうなったら何としてもミソサザイを見つけたくなって、今日の探鳥地は急遽「檜原都民の森」に決定。こんな「行き当たりばったらー」な私の強い味方はカーシェアリング。昨日と同じ車を借りて一路檜原村へ。 4時起きで頑張って、「檜原都民の森」に着いたのは7時過ぎ。どんより曇って思いのほか雲が厚く、暗い上に寒い。桜も散りかけの暖かな下界に慣れて、うっかり薄手のセーターにスプリングコートという軽装で来てしまった。 せっかく来たし行けるところまで行こうかと歩き始めた途端、「ピピピキュルルルー」と大音声で呼ばわる声。なんとミソサザイがすぐ目の前の売店の屋根にいた。至近距離で邪魔な枝もない場所で長時間さえずってくれて、可愛い姿と美しい声を満喫した。 夫「目的を果たしたし、帰ろうか」 私「いやいやいやいや、せっかく来たしっ」 森林館から「大滝の路」に入って、ウッドチップを敷き詰めた柔らかく平坦な広い歩道を進む。ずっと小鳥達の賑やかな声が聞こえている。カケス、ヒガラ、コガラ、ヤマガラ、コゲラなど。暗いので、綺麗な写真にならないのがちょっと悲しい。 三頭大滝までやってきた。ここまでは前にも来たことがあったが、今日はもっと奥に行ってみる。以前歩いた時の記憶で整備された遊歩道だったはずと思ってウォーキングシューズを履いてきたのだが、進むうちに石の階段から沢沿いのゴロゴロ岩の道となって、トレッキングシューズにすべきだったかとちょっと後悔。するとまた、目の前にミソサザイが出現。岩の上や下をあちこち移動しながら斜面の向こうに消えていった。さらにその後もう一羽現れた。 「ブナの路」の分岐から斜面を登ると「野鳥観察小屋」がある。この辺りまで来ると沢の水も枯れていて、かえって野鳥が少ない。しばらく小屋の窓から眺めてみたが特に何も現れなかった。 引き続き「回廊の路」と「探鳥の路」を歩く。木の根と石ころだらけの細く急峻な山道を、息も絶え絶えに登っていく。 再び「ブナの路」に合流したところにあるのが「見晴らし小屋」。大きく立派な小屋から雄大な(というか、晴れていたら雄大なはずの)景色が見渡せる。温度計がかけてあったので見てみたら、気温は3度だった。 ここからは「ブナの路」を下る。人っこ一人いなくて蜘蛛の巣もはっていた「探鳥の路」とは違って、こちらの道は三頭山の山頂に向かう人が結構歩いている。ブナと言いながら、杉林が多い。カケスの「ギュワッギュワッ」という声が時々聞こえる。道は急で危ない。ゆっくり慎重に下る。 鞘口(さいぐち)峠から森林館方面へ。この辺りでまた沢が現れ、またもミソサザイ。森林館を過ぎて駐車場まで下る舗装道路でもミソサザイ。まさか半日で五羽のミソサザイに会える場所が都内にあるとは。 カケスもヒガラもコガラもいっぱいいたのに暗くてあまり写真を撮れなかった。晴れている日にまた来たい。次はトレッキングシューズを履いてこよう。
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