活動データ
タイム
02:13
距離
3.1km
のぼり
368m
くだり
364m
活動詳細
すべて見る1週間ほど前までは、週末の天気予報がよくなかったんですよ。ところが日を追うごとに好転!結局、絶好のお出かけ日和に(^^) ただ日本の南海上には低気圧があり、近畿でも南の方ではにわか雨や雷があるかも?一方、日本海には高気圧。北に行けば行くほど天気は良さそうです。 よっしゃ!北に行こう! 近畿の北の方といえば…えーっと、北は…丹後半島やな!*\(^o^)/*←チョー短絡的。 やっぱり中途半端はいかんですよ。北に行くなら近畿最北端まで行かなきゃ! そーいえば丹後半島には関西百名山に選定されている小さな山があったな。確かストックしてたはず… そう、依遅ヶ尾山!360度パノラマ大展望で日本海を一望できる山です(^^) ところがこの依遅ヶ尾山、とってもルートが短いんですよ。登って1時間、下って1時間、歩行距離は3kmほど。 で、どーするか? せっかく丹後半島、近畿最北端まで行くんです。山を楽しんだ後は海も楽しまなきゃ!(^-^) というわけで、下山後は近畿最北端の経ヶ岬に灯台を見に行くことに。さらに犬ヶ岬へ。ここは岬の突端、海のすぐ近くまで行けるらしい。 となれば最後の締めは地元ラーメンでしょ? 完璧やん!*\(^o^)/* 自宅から依遅ヶ尾山まで移動距離およそ150km。所要時間は2時間45分。 早起きして依遅ヶ尾山へ!…あかん、めっちゃ曇ってるやん!(>_<) 天気予報の精度が悪いんじゃなくて、良すぎるのかな?ほぼリアルタイムでどんどん更新されていくでしょ?昨日の夕方までは良かったのに、一晩のうちに悪くなってる(~_~;) 山のギリギリまで灰色の分厚い雲が降りてます。仕方ない…雨が降るわけではないし、天気は回復傾向。山頂に雲がかかってなければ景色もなんとか見えるでしょう。 5:55、駐車場に到着。サクラが満開やぁ!少しだけ天気の回復を待って6:30に出発。 序盤は穏やかな上り。よく整備されていて遊歩道のようです。 花が多い!カキドオシにムラサキケマンにムラサキサギゴケにキランソウ…そして何と言ってもスミレ!めちゃくちゃスミレが多いです。もうスミレの中を歩いているよう。 比較的標高の低いところに咲いているスミレは!ほとんどがオオタチツボスミレです。花も葉も大きくてよく目立つ。本州では日本海側の多雪地に見られるスミレです。 中盤はかなり傾斜のキツい斜面を登ります。地図の等高線もかなり詰まっています。ただ登山道は斜行してつけられているので、それほど厳しいものではありません。 この辺りも花が咲き乱れている。特に多いのはイカリソウ。そしてヤマルリソウにツルカノコソウ。イチリンソウは天気が良くないので花が開きません。 さらに登って行くと見慣れないスミレに出会いました。 花はオオタチツボスミレより一回り小さいタチツボスミレよりさらに一回り小さい。正面から押しつぶされたような扁平な花。有茎で側弁は無毛。そして何と言っても目を引くのが、異常に長く伸びた距! 初めて見るスミレ…もしかしてこれはナガハシスミレか!? しばらく登ると岩が目立つ丸いピークが見えてきました!岩は火山岩だと思います。安山岩かな?この辺りは安山岩が多いらしいので。周辺が開けると風が強い!これは寒いぞっ!(>_<) 出発してからおよそ1時間20分、依遅ヶ尾山山頂に到着です!*\(^o^)/*花に引っかかって遅くなっちゃった☆ 山頂から一段低い広場には、石の祠に役行者像。すでに絶景!…と言いたいところですが、雲が低いですね。春霞もあって全体的に暗いな。晴れていれば間違いなく絶景ですよ。町や海岸線が見渡せます。 一段登って山頂へ。山頂部は東西に長い広場です。周囲の木は伐採されていて、まさにパノラマの大展望です。 眼下に犬ヶ岬。丹後松島と呼ばれるリアス式の海岸線。遠くに経ヶ岬も見えます。 あー、晴れていればなぁ…なんて言いません!一期一会の大切な景色です。また来ればいいだけのこと。しっかり今を楽しみます(^^) 疲労もないし、お腹も空いてない。それにとにかく風が強くて寒い!景色も楽しんだので、下山することにします。 めちゃくちゃ下りやすい!花を確認しながら下ります。 下山開始からおよそ40分、あっという間に駐車場に到着です(^^) それでは早速海へと向かいましょう!経ヶ岬まではR178を東へ走ることおよそ25分。袖志園地の駐車場に車を止めます。 車の台数はそれほど多くありませんが、海側には三脚を構えたカメラマンがズラリ。この経ヶ岬には絶滅危惧種のハヤブサが飛来するらしく、おそらくそれを狙っているのだと思います。 天気は少し良くなってきました。風が強いので海は少し荒れ気味ですね。波が岩に強く打ち付けられ飛沫をあげています。では経ヶ岬灯台に向かいます。 駐車場からはいきなりかなり急な階段登り。駐車場は岬の山の中腹辺りなので、かなり登って行くことになります。 一般観光客のみなさんはかなりキツそうです。私といえば一山登ったとはいえそれほど疲労もありませんし、そもそも階段はあまり苦にしないタイプ。だいたい階段が苦手な方って登り方が悪いんですよ。駅のホームの階段を登るように登ったらそりゃキツいです。山の階段には山の階段なりの登り方ってのがあるんです(^^) 灯台に向かう前に山頂展望台まで行ってみましょう! さらに急な階段を登り、山道を登り詰めて展望台に到着です。駐車場からおよそ20分ほど。 展望台には大きな東屋。特に西側がよく開けています。 満開のサクラに美しい海岸線…その向こうに依遅ヶ尾山…天気も良くなって素晴らしい景色です*\(^o^)/* それでは灯台へ。 遊歩道沿いにも花がたくさん咲いています。タチツボスミレ、イカリソウ、キブシ、キケマンにムラサキケマン…そして依遅ヶ尾山では終わっていたヒトリシズカもたくさん咲いています(^^) 展望台からおよそ10分、経ヶ岬灯台に到着です☆ 経ヶ岬灯台は1898年(明治31年)12月25日初点灯した灯台で、第1等フレネルレンズを使用した、現在日本で5台しかない第1等灯台に指定されていて、近代化産業遺産にも選定されています。 灯火標高は148m。光逹距離は40kmに及ぶ。 レンズはフランス製のもので重量は5トン。この巨大なレンズを水銀槽式回転機械と呼ばれるもので回転させている。レンズは水銀槽に浮いているような状態で摩擦を軽減させていて、手で押しても回るほどだといいます。 安山岩の絶壁の上に建つ白亜の灯台。もう少し青空があったら最高の景色だったんでしょうが、それでもとても美しい風景でした(^^) 駐車場まで戻る。結構激しくアップダウンしましたね。でもまだまだ歩きたい!次は犬ヶ岬へ向かいます。 R178を西へ15分ほど。犬ヶ崎トンネルの手前に駐車場があります。 天気が良くなってきました*\(^o^)/*水平線が美しい! ここからは丹後半島随一の景勝地、丹後松島を眺めることができます。 犬ヶ岬は岬の突端まで遊歩道が整備されています。海のすぐ近くまで行けるようなので行ってみましょう! トンネルの横から遊歩道に入ります。緩やかに下る広い遊歩道。ここもやっぱり花が多い。 イカリソウ、ムラサキケマン、クサイチゴ、キランソウ…たくさんの花を見ることができます。 海岸線まで降りてきました!いやー、素晴らしい!青い海、青い空、白い雲!端から端まで水平線!美しい(^^) 海岸線はずぅーっと岩が続きます。これも安山岩かな?大陸から日本列島が切り離され、日本海ができた頃の火山活動に伴う火山岩です。節理を間近で観察することができます。岩好きにはたまらない!(≧∀≦) 駐車場からおよそ20分ほどで岬の突端に到着。展望用の東屋があります。 目の前には離れ岩の「こやま」が。岩に打ちつける波が大迫力!音がスゴいですね。ゴォゴォと唸りをあげる。 駐車場に戻る途中で遊歩道を離れて海岸線の岩場に入る。 さすがの火山岩ですね!フリクションがスゴい! 間近で岩を眺めると気泡構造がよく観察できます。目の前で波が飛沫をあげる!気持ちいい*\(^o^)/*山はもちろんいいけど、海ってのもたまにはいいもんですね(^^) というわけで岬巡りもつつがなく終了。 結構歩きましたね。お腹空いてきた。それでは地元ラーメンといきましょう*\(^o^)/* 犬ヶ岬から車移動で40分ほど、大型商業施設マイン峰山に入っている麺倶楽亭へ。 丹後のご当地ラーメンといえば…ブラック系でしょー! この丹後地域には酒、醤油、味噌などの醸造蔵が多い。そんな丹後の特産品である醤油を使ったブラック系ラーメンです。 以前、与謝野町にある北近畿では有名なラーメン屋さんで食べたご当地ラーメンは丹後ブラックだった。そしてこの麺倶楽亭のご当地ラーメン、京丹後ラーメンも地元京丹後の老舗醤油醸造所「坂長商店」の醤油を使用した黒醤油ラーメンです。 京丹後ラーメンの大盛りにチャーシュー追加で注文。着丼!ビジュアルは満点です*\(^o^)/* スープはかなり黒いです。一口…醤油辛くはないです。鶏ガラ、昆布、野菜のスープに黒醤油…深く優しい味です。黒胡椒を少し加えると、スープがピリッと引き締まってさらに美味しい。 麺も契約製麺所の特注品。中細ストレートですが、もう少し細ければなぁ…あ、でもこれは個人的な好みなので。 何と言ってもチャーシューがヤバいです!レギュラーの1枚は、もうチャーシューというより巨大角煮ですね!分厚い!そしてホロホロのトロトロ。んまいっ!(≧∀≦) 追加のチャーシューは薄切りですが、もう箸で掴めないほど柔らかい。歯のいらないタイプです(^_^;) 煮卵も柔らかくてマイルドで絶品。 商業施設内の店舗だとあなどるなかれ!かなりクオリティ高いです。美味しい!*\(^o^)/* 全国にブラック系ラーメンはたくさんある。近畿でもなにわブラックやら近江ブラックやらいくつか頂きましたが、私の中で丹後ブラックの評価はかなり高い。麺倶楽亭も高評価。丹後ブラック、間違いない! 美味しかった。ごちそーさまでした(^-^) さて今日の総評を。まずは依遅ヶ尾山です。 小さい山ですが歩きやすいし展望も良くいい山でした。それに春の花がたくさんあって…特に日本海側でしか見ることのできない花に出会えるのは楽しいですね(^^) もう少し天気が良ければなぁ… そして海! 太平洋は無限に広くてとっつきにくいけど、日本海はやっぱり日本の海ですから親しみが湧く。少し風が強くて荒れ気味だったけど、天気も良くなって美しい海を見られてよかったです☆ 経ヶ岬灯台…もしかして灯台を間近に見たのは初めてかも?とうとう近畿最北端まで来ちゃったよ。次は最南端かな?…最南端は遠いか…!? 犬ヶ岬も素晴らしかった。海岸線まで降りることができるので、海をダイレクトに感じることができます。それに岩がスゴい!地質学者が海岸線の岩を調査する理由がよくわかる。太古の火山活動の名残がそのまま残ってますからね。勉強になります。いいものを見たな(^^) 今回は山と海を両方楽しむ特別企画。滅多に訪れませんが、海もなかなかいいもんですね! 山歩きは3kmですが1日終わってみると10km歩いてました。海を7kmも歩いてたんですね。特に経ヶ岬はかなりのアップダウンがあったので、累積標高もかなり上がったかも? いやー、楽しかったな。なんか新しい自然の楽しみ方を見つけた気分です。これからもさらにバリエーション豊かな自然の楽しみ方を追求していきたいと思います!もちろんラーメン込みで(^_^;)
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