米田白山(ひさかたの編) 2023-04-01

2023.04.01(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 12
休憩時間
43
距離
2.9 km
のぼり / くだり
227 / 225 m
1 2
55

活動詳細

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(所感) 残った播隆窟と172独標に向けて、白山神社登山口から2ラウンド目。 前半 https://yamap.com/activities/23297716 8年前の山行 https://yamap.com/activities/21980109 こうなった経緯 https://yamap.com/moments/704101 コースマップの修正 https://yamap.com/moments/687425 南麓まで車で移動すれば楽なんじゃね?と悪い相談をして、まずはコンビニに直行。あまりの暑さにガリガリ君で英気を養う。 赤芽のヤマザクラと空のコントラストが美しい。ヤマザクラは花と葉が一緒に出てくるから、満開感が少ないという人もいるけれど、花で圧してくるソメイヨシノより、慎ましやかなこちらのサクラの方が好き。 整備された白山神社コースを横目でスルーして播隆古道に向かう。 集落脇の小溜池の東側に入口があり、明瞭な小径が付いている。竹や倒木の通せんぼを忍耐強く乗り越え回避し、道を正確にトレースするのがコツ。程なく、祠の洞(三鉢ヶ洞)と西隣の洞の合流点(播隆平)に到達する。 息子が古竹を踏んで鳴らす甲高い音にもビクッとなるソリスト。ふだん山の中では自分が発する音以外の音は、あんまりしないからねぇ。 祠の洞は少し水量があったため、直登は避けて尾根に取り付く。 急な尾根を忠実に登ると、白山神社との間にある鞍部(こしだ平)はすぐだ。咽せるようなヒサカキの花(ガス漏れしたような臭いがする)に、春の息吹を強く感じる。季節が進んで薮薮感が増したが、3度目ともなると迷うこともなく、洞の源頭部を2つトラバース気味に越える。 背後はうぉー!とかズルっとか騒がしいが、気の知れた同行者がいるというのは心強い。 播隆窟(三鉢ヶ洞)は相変わらず静謐としていた。窟に滴る水滴のほかは、まったく音を立てるものはない。 窟を辞して、主尾根上の一般ルートに飛び出す。 米田白山の主稜線は、ツツジのプロムナードである。ヒカゲツツジの盛りはわずかに過ぎているが、それでも花の密度に圧倒される。花を愛でつつしばらく頂上でまったりするも、やっぱり無人。山中に6時間ほどいたけれど、結局のところ誰にも会わなかった(なぜ?)。 最後の目的地、172独標に向かう。 筥岩コースの途中から分岐して、緩い尾根をゆるゆる進む。油断すると方向を見失って迷うが、とにかく明るい方に行けばいい。 172独標は、いつ見ても吸い込まれてしまいそうな高度感がある。眼下を悠然とトビが飛んでいる。なかなかない構図だ。崖の縁に並んで腰掛けて下方向の写真を撮る。一度やってみたかったんだが、いや、いつも以上に高度感がある。高所恐怖症なんだからやらなきゃいいのに。 コーヒーとおやつで、今日の長かった修羅の道を思い返す。 筥岩方面まで戻る手間を惜しんで、大岩方面に下る。 チャートの露岩が多くて、そこは例外なくヒトツバの群落。乾燥気味の場所にも耐え、人知れず王国を作りあげている。中には近くの木につる状に登っているものもあり、ヒトツバの新たな一面を見たような気がした。最下部の大岩(無名)の南麓を滑り落ちるように下り、白山神社一の鳥居前に出る。神社方面には二の鳥居が見えた。 山の端にソメイヨシノとヤマザクラが競うように咲き誇る。 それは春の光の中の一瞬の輝き。 春は決して立ち止まらない。花はどうして落ち着きなく散り急ぐのだろうか。 でも、立ち止まらないからこそ、一瞬に光り輝くさまが美しく尊い。

米田白山 白山神社登山口から2ラウンド目。
白山神社登山口から2ラウンド目。
米田白山 ヤマザクラとソメイヨシノの競演。
ヤマザクラとソメイヨシノの競演。
米田白山 レンゲソウ。最近ほとんど見なくなったけど。
レンゲソウ。最近ほとんど見なくなったけど。
米田白山 整備された白山神社コースを横目でスルーして播隆古道に向かう。
整備された白山神社コースを横目でスルーして播隆古道に向かう。
米田白山 集落脇の小溜池から明瞭な小径が付いている。
集落脇の小溜池から明瞭な小径が付いている。
米田白山 背後はうぉー!とかズルっとか騒がしいが、気の知れた同行者がいるというのは心強い。
背後はうぉー!とかズルっとか騒がしいが、気の知れた同行者がいるというのは心強い。
米田白山 季節が進んで薮薮感が増したが、迷うこともなく、洞の源頭部を2つトラバース気味に越える。
季節が進んで薮薮感が増したが、迷うこともなく、洞の源頭部を2つトラバース気味に越える。
米田白山 窟が近づいてくると、場の静寂感が変わる。
窟が近づいてくると、場の静寂感が変わる。
米田白山 静謐とした播隆窟(三鉢ヶ洞)。
静謐とした播隆窟(三鉢ヶ洞)。
米田白山 窟の下部には洞穴が口を開けている。
窟の下部には洞穴が口を開けている。
米田白山 窟に滴る水滴のほかは、まったく音を立てるものはない。
窟に滴る水滴のほかは、まったく音を立てるものはない。
米田白山 麓に向かって細道が続く。しかし、往時の参道はすでに埋もれている。
麓に向かって細道が続く。しかし、往時の参道はすでに埋もれている。
米田白山 主尾根上の一般ルートに飛び出す。
おきまりながら、愛宕山(米田富士)と納古山。飛騨川にかかる新山川橋(赤)。
主尾根上の一般ルートに飛び出す。 おきまりながら、愛宕山(米田富士)と納古山。飛騨川にかかる新山川橋(赤)。
米田白山 主稜線は、ツツジのプロムナード。
主稜線は、ツツジのプロムナード。
米田白山 盛りはわずかに過ぎているが、
盛りはわずかに過ぎているが、
米田白山 それでも花の密度に圧倒される。
それでも花の密度に圧倒される。
米田白山 白山槍から御嶽山。
白山槍から御嶽山。
米田白山 白山槍から笠置山と恵那山。春霞で薄ぼんやりしている。
白山槍から笠置山と恵那山。春霞で薄ぼんやりしている。
米田白山 賑やかな季節。花を愛でつつ、
賑やかな季節。花を愛でつつ、
米田白山 しばらく頂上でまったりするも、やっぱり無人。
しばらく頂上でまったりするも、やっぱり無人。
米田白山 二等三角点(点名:則光)。南向き。
二等三角点(点名:則光)。南向き。
米田白山 タカノツメの新芽。
なにもなにも、小さきものはみなうつくし。
タカノツメの新芽。 なにもなにも、小さきものはみなうつくし。
米田白山 アセビの新芽。新芽が赤いのは組織中のアントシアニンのせい。強光阻害(と食害)を避ける効果があるとされている。
アセビの新芽。新芽が赤いのは組織中のアントシアニンのせい。強光阻害(と食害)を避ける効果があるとされている。
米田白山 筥岩コースの途中から分岐して、緩い尾根をゆるゆる進む。
途中にある古墳。
筥岩コースの途中から分岐して、緩い尾根をゆるゆる進む。 途中にある古墳。
米田白山 油断すると方向を見失って迷うが、とにかく明るい方に行けばいい。
油断すると方向を見失って迷うが、とにかく明るい方に行けばいい。
米田白山 いつ見ても吸い込まれてしまいそうな高度感がある。
いつ見ても吸い込まれてしまいそうな高度感がある。
米田白山 眼下を悠然とトビが飛んでいる。なかなかない構図だ。
眼下を悠然とトビが飛んでいる。なかなかない構図だ。
米田白山 一度やってみたかったんだが、いや、いつも以上に高度感がある。高所恐怖症なんだからやらなきゃいいのに。
一度やってみたかったんだが、いや、いつも以上に高度感がある。高所恐怖症なんだからやらなきゃいいのに。
米田白山 コーヒーとおやつで、長かった修羅の道を思い返す。
コーヒーとおやつで、長かった修羅の道を思い返す。
米田白山 チャートの上はヒトツバの王国。
チャートの上はヒトツバの王国。
米田白山 最下部の大岩(無名)の南麓を滑り落ちるように下る。
最下部の大岩(無名)の南麓を滑り落ちるように下る。
米田白山 白山神社一の鳥居前に出ると、神社方面には二の鳥居が見えた。
白山神社一の鳥居前に出ると、神社方面には二の鳥居が見えた。
米田白山 正面には、古城山(美濃金山城)。
正面には、古城山(美濃金山城)。
米田白山 山の端にソメイヨシノとヤマザクラが競うように咲き誇る。
山の端にソメイヨシノとヤマザクラが競うように咲き誇る。

活動の装備

  • その他(Other)
    ICIオリジナル ガッシャブルム5
  • モンベル(mont-bell)
    ガレナパック 30
  • カリマー(karrimor)
    TC ヒップベルトポーチ
  • コロンビア(Columbia)
    ナイオベⅥ
  • ニコン(Nikon)
    D5300 /w TAMRON AF18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC LD
  • ソニー(SONY)
    DSC-RX100
  • ソニー(SONY)
    DSC-RX100M3
  • ガーミン(Garmin)
    eTrex 30x
  • その他(Other)
    iPhone 13 mini

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