活動データ
タイム
02:12
距離
2.9km
のぼり
227m
くだり
225m
活動詳細
すべて見る(所感) 残った播隆窟と172独標に向けて、白山神社登山口から2ラウンド目。 前半 https://yamap.com/activities/23297716 8年前の山行 https://yamap.com/activities/21980109 こうなった経緯 https://yamap.com/moments/704101 コースマップの修正 https://yamap.com/moments/687425 南麓まで車で移動すれば楽なんじゃね?と悪い相談をして、まずはコンビニに直行。あまりの暑さにガリガリ君で英気を養う。 赤芽のヤマザクラと空のコントラストが美しい。ヤマザクラは花と葉が一緒に出てくるから、満開感が少ないという人もいるけれど、花で圧してくるソメイヨシノより、慎ましやかなこちらのサクラの方が好き。 整備された白山神社コースを横目でスルーして播隆古道に向かう。 集落脇の小溜池の東側に入口があり、明瞭な小径が付いている。竹や倒木の通せんぼを忍耐強く乗り越え回避し、道を正確にトレースするのがコツ。程なく、祠の洞(三鉢ヶ洞)と西隣の洞の合流点(播隆平)に到達する。 息子が古竹を踏んで鳴らす甲高い音にもビクッとなるソリスト。ふだん山の中では自分が発する音以外の音は、あんまりしないからねぇ。 祠の洞は少し水量があったため、直登は避けて尾根に取り付く。 急な尾根を忠実に登ると、白山神社との間にある鞍部(こしだ平)はすぐだ。咽せるようなヒサカキの花(ガス漏れしたような臭いがする)に、春の息吹を強く感じる。季節が進んで薮薮感が増したが、3度目ともなると迷うこともなく、洞の源頭部を2つトラバース気味に越える。 背後はうぉー!とかズルっとか騒がしいが、気の知れた同行者がいるというのは心強い。 播隆窟(三鉢ヶ洞)は相変わらず静謐としていた。窟に滴る水滴のほかは、まったく音を立てるものはない。 窟を辞して、主尾根上の一般ルートに飛び出す。 米田白山の主稜線は、ツツジのプロムナードである。ヒカゲツツジの盛りはわずかに過ぎているが、それでも花の密度に圧倒される。花を愛でつつしばらく頂上でまったりするも、やっぱり無人。山中に6時間ほどいたけれど、結局のところ誰にも会わなかった(なぜ?)。 最後の目的地、172独標に向かう。 筥岩コースの途中から分岐して、緩い尾根をゆるゆる進む。油断すると方向を見失って迷うが、とにかく明るい方に行けばいい。 172独標は、いつ見ても吸い込まれてしまいそうな高度感がある。眼下を悠然とトビが飛んでいる。なかなかない構図だ。崖の縁に並んで腰掛けて下方向の写真を撮る。一度やってみたかったんだが、いや、いつも以上に高度感がある。高所恐怖症なんだからやらなきゃいいのに。 コーヒーとおやつで、今日の長かった修羅の道を思い返す。 筥岩方面まで戻る手間を惜しんで、大岩方面に下る。 チャートの露岩が多くて、そこは例外なくヒトツバの群落。乾燥気味の場所にも耐え、人知れず王国を作りあげている。中には近くの木につる状に登っているものもあり、ヒトツバの新たな一面を見たような気がした。最下部の大岩(無名)の南麓を滑り落ちるように下り、白山神社一の鳥居前に出る。神社方面には二の鳥居が見えた。 山の端にソメイヨシノとヤマザクラが競うように咲き誇る。 それは春の光の中の一瞬の輝き。 春は決して立ち止まらない。花はどうして落ち着きなく散り急ぐのだろうか。 でも、立ち止まらないからこそ、一瞬に光り輝くさまが美しく尊い。
活動の装備
- その他(Other)ICIオリジナル ガッシャブルム5
- モンベル(mont-bell)ガレナパック 30
- カリマー(karrimor)TC ヒップベルトポーチ
- コロンビア(Columbia)ナイオベⅥ
- ニコン(Nikon)D5300 /w TAMRON AF18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC LD
- ソニー(SONY)DSC-RX100
- ソニー(SONY)DSC-RX100M3
- ガーミン(Garmin)eTrex 30x
- その他(Other)iPhone 13 mini
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