活動データ
タイム
06:09
距離
9.8km
のぼり
1011m
くだり
1025m
活動詳細
すべて見る佐賀県と長崎県の境にある九州百名山の経ヶ岳、多良岳。大分市からかなり遠い。高速道路を使うと軽自動車で往復5000円~6000円。嫁の計算によると、九州百名山挑戦に伴う移動費や現地での食事代、宿泊代等1回の旅行で平均10000円超。九州百名山挑戦にはさすがに経費がかかる。 そこで考えたのが、過ごしやすいこの時期は車中泊し、移動もなるべく高速道路を使わない経路で目的地に向かって、なるべく経費を節減すること。 そういうことで、今回は登山口がある佐賀県太良町まで全て下道で向かってみた。仕事終わりの金曜日の夜からスタートし、嫁と交代しながら日田市経由で約5時間運転。道の駅鹿島に到着したのは午前1時。疲れきってすぐに車中泊。そのためか翌朝6時に登り始めるつもりが、午前7時過ぎまで寝ていた。 道の駅から30分で中山キャンプ場登山口に到着し、登山開始。しばらく舗装林道を登っていくと右側に大きな看板があり、そこから山道に入る。最初はその看板をスルーしてしまい、ルートミスしてしまった。 山道を緩やかに登っていくと経ヶ岳と多良岳の縦走ルートに至ったので、まずは右に曲がって経ヶ岳へ。序盤は緩やかな登りだが、次第に傾斜がきつくなった。急登を登り詰め、経ヶ岳とタワラギ山の縦走ルートに突き当たって左へ進み、山頂に到着。山頂はあまり広くはないが完全に開けているので景観は360度。有明海、大村湾、多良岳、五家原岳、遥か向こうに普賢岳等、全てが見渡せた。 経ヶ岳から多良岳へ。ルートは通常山道や山腹の狭い山道や岩場ルート。途中で笹岳を経由する。ルート上にある笹岳北峰を過ぎてしばらく進むと、左が笹岳本峰、右が笹岳南峰の分岐に至る。それぞれ10分程度で登れる山だが、いずれも急登。笹岳本峰はリボンでルートが示されているが、笹岳南峰はルートがない。足場の悪い、やや危険が伴う傾斜を、自分でルート選択しながら山頂に向けて一直線に登っていく感じ。いずれも景観はほぼないが、樹林の隙間から経ヶ岳方向が見渡せた。 分岐から多良岳方向へ。途中で金泉寺に立ち寄ると、立派な社殿が建てられ、隣には大きな山小屋も建てられていた。山小屋では多良岳Tシャツやバッジ等が販売されていた。 金泉寺から多良岳へ。多良岳への直登ルートは鳥居をくぐり、しばらく急な石段を登っていく。石段が終わると通常山道に至り、途中で「針のめんず」という寄り道ルートがある。「針のめんず」は狭い岩穴を通り抜けていくルート。これまで登った山にも「針の○○」というポイントがあったことを思い出した。岩穴は結構狭いので、ザックを残して何とか通過。後で来た嫁に荷物を手渡してもらった。「針のめんず」を抜けて山道に合流し、最後の急登を登って多良岳山頂到着。山頂には大きな祠が設置されていた。景観は樹林の隙間から経ヶ岳が見える程度。 多良岳から前岳へ。多良岳を下って少し通常山道を進むと、危険な奇岩ルートが始まった。足を踏み外すと滑落する危険性のある痩せ尾根と奇岩ルート。しかし、前岳は危険なだけに絶景が味わえる山だった。 前岳から多良岳の山腹を通るルートを通って下山。多良岳の登り口から中山キャンプ場へは、崩れた石段を下っていくルート。全体的に傾斜は緩やかなので下りやすい。 下山後は祐徳稲荷神社に立ち寄り、恒例の温泉「祐徳温泉宝乃湯」に入り、熊本経由の下道を帰る。久しぶりに熊本ラーメン「北熊」でラーメンを食べた。 宿泊費と交通費を節約したものの、結局旅行先で贅沢してしまった…。
メンバー
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。