強風のキレットから赤岳へ

キレット小屋は外トイレなんで3時頃に行ってみると、雲の切れ間に星は見えるものの相変わらずガスと強風の雰囲気。う〜ん遅い出発にすっかなぁ、と布団でグタグタしてたら、4時すぎたらオリオンが見えて、わずかにオレンジ色の線が引かれた空よりも黒々と赤岳のシルエット！ こりゃ準備だぁ、と部屋の戸を開けたら皆さんほぼご出発後。 デポを預かって頂いて稜線に向かいましたが、風はやっぱり強い。どころか、急登にかかると時々突風！大天狗と小天狗を横に見て高度感あるハシゴからトラバースの核心部へ。尾根の東側は無風ながら尾根上はかなりの風。人が急に増えてきた真教寺尾根からはようやく少し弱まり、頂上は意外にも「風が強い」程度で、押すな押すなの大人気。 雲は速いが天気良く、大展望とガスに巻かれた大同心小同心横岳の撮影に忙しくなりました。 だいぶ落ち着いた風のなかをキレット小屋に下り、権現に向かう途中はまた風が強まりましたが、長いハシゴを登りきるといきなり夏山に。今度は風がほしいと贅沢を言いながら、青年小屋から大展望の編笠を経由、長い下りは疲れました。 風はともかく天気が回復して、楽しいロングトレックでした。 （GPSトレースは電池切れのため押手川で終わってます）