活動データ
タイム
17:14
距離
21.9km
のぼり
2198m
くだり
2823m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る・はじめに 今シーズンは既に5回敗退している。一方で山頂まで行けているのは雪の少ない時だけ。今年は何も成長していない。何も出来ていない。 俺は負け癖がついてしまった。そんな気分のまま谷川岳へ向かう。天気は快晴。西黒尾根で泣いちゃうかもしれないからロープウェイで。 これだけお膳立てしたら少なくとも谷川岳は行けるだろう。周りにたくさん人がいるし。 ・初日 谷川岳(オキノ耳)までは難なく進む。その先は当然ノートレースだ。 一ノ倉岳までの雪稜を見て心拍数が上がる。カッコいいけど怖い…!少し進むと踏み抜く。それは、ただの踏み抜きじゃない。クラックが多いんだ。体ごと埋まったり雪庇ごと滑落するかもしれない。行けるのか俺は? 負けが続いて少しイップスにかかっていた。なんたって雪の稜線は久しぶりなんだ。しょうがないだろ。 谷側に落ちすぎず雪庇に近づきすぎず、クラックを見極めながら、一歩一歩確実に進む。胸はドキドキだ。 ふと後ろを見るとそれはおさまった。俺の後ろにたくさんの人がついてきていたんだ。自分が引いたラインで進んでくる。そうだ、俺はノートレースが好きなんだ。真っ白の雪に道をつくることに快感を覚えるんだ。自分の仕事をして正気に戻った。 それから先は緩めの稜線歩きだ。快晴と雪稜と、この素晴らしい山域に、言うことなしだった。 蓬峠避難小屋の脇にテントを張って就寝。 本日はいつもと違って自分のテントだ。なんだかんだ自分1人でこなすことができて気分が良かった。 ・2日目 本日も快晴。最高の景色だ。 清水峠の辺りで登山者が増えてくる。ノートレースだと思ったのに、この週はかなり馬蹄形に人が入っているようだ。 そうとなれば、この最高の景色を眺めながらゆっくり歩くことにしよう。谷川岳、巻機山、朝日岳、他良く分からないけど綺麗な山々。 12時には宿泊予定地に到着。景色がいいので予定通り泊まることにした。このテン場は谷川岳が真正面に見える。 ・3日目 特になく、下山。昨夜結構風が吹いて、泊まったことを後悔したんだけど、やっぱり朝の稜線歩きは気持ち良かった。 意外なことに馬蹄形より巻機山に抜ける人が多かった。でも景色を見て頷ける。巻機山への稜線も相当カッコいいんだもの。 ・最後に感想 久しぶりにハードルの高い山行を達成出来て自分を取り戻せた。 自分の装備だけで一応、雪山縦走が出来たのも良かった。 小言を言うとコンディションが良すぎた。多分、雪が少なかったし、清水峠を越えたあたりからガチガチにトレースがついていた。 これを冬季 馬蹄形縦走と呼んでいいのか分からないけど、とりあえず達成。これは満足していいはずだ。 鈴ハイ山行 駐車場 谷川岳インフォメーションセンター 無料 温泉 法師温泉(混浴♡嘘じゃない)
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。