再びキジ山　行者様を探す

午後前半は趣味の行者様探し。　 著者の山中さんから『愛知の行者さま　本編』残部を頂いたのでさらに意欲がわいてきた。 一登山者としても元祖修行登山創始者の足跡をたどる必要があるだろう。 豊橋市内の東田大蓮寺、石巻本町春興院、同廣福寺、同長谷寺に行く。資料編の写真に行者様とその背景が写り込んでいるのでわざわざ所在を訪ねるまでもなく順調に見つかる。 春興院では松ぼっくりのレイが光背とお像に掛けられているのはなぜ？ ここは本堂軒瓦の楽器を奏でる両天女さんもすばらしい。 廣福寺は昭和21年の忠魂碑（占領下では一早い建造例）脇のお堂内にいらっしゃる。 なぜか長谷寺も忠魂碑の隣に行者様。こちらは精一杯の開脚と鶴の羽のような蓑が特徴。台座（腰かけ石）と像は別体。 次は乗小路の行者様探しのリターンマッチだ。 キジ山北西尾根をくまなく探すが見つけられず、空しくスタート地点に戻る。やはりこれら行者様石仏群はどこかに移されてしまったのだ。破壊されていないことを祈るしかない。