春を求めて赤岩山・宇野ヶ岳・杉山

2023.03.19(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 13
休憩時間
1 時間 4
距離
10.2 km
上り / 下り
690 / 692 m
1 53
23
12
1 43

活動詳細

すべて見る

各写真に解説キャプションを添えております。数は多いですが、是非ご一読いただければと思います。 舞鶴の守りたい自然(舞鶴市 生活環境課)の情報をもとにヒュウガミズキ、マルバマンサクを求めて3年ぶりの赤岩へ。 登山口まで自転車で2時間の苦行です。 なかなか通えないので杉山まで制覇してきました。右脚を酷使するので復路は関節痛との戦いでした…山の歩き方を勉強しないといけないかもしれません。 さて、肝心の自然環境ですが、麓の西方寺集落は古き良き里山で棚田、平飼い鶏舎、牛舎があってとても良いところです。近年ヴィーガンカフェもできました。 赤岩山は山頂付近に奇岩が立ち並ぶ蛇紋岩の山体です。登山道のスギ原生林を超えるとミズナラ、マンサクが目立ちます。マンサクは宇野ヶ岳辺りまでが個体数が多く、杉山が近くなるとほぼ見られなくなります。日本海側のマンサクは多雪地域の変種マルバマンサクで、太平洋側のものと比べると葉が丸いのが特徴です。 登山中に出会った鹿は5頭でしたが、全体的に下草がほとんどありません。5月頃にはフデリンドウなどが見られますが、有毒で鹿も食べないものしか見られないので山野草を目当てに赤岩登山はオススメできません。対策が望まれます。 また、登山道のある山体南側のほとんどは植樹林となっていて、伐採方法は皆伐です。一時的にハゲ山となり保水力が低下するだけでなく、前述の鹿害によって林内の広葉樹が育たないため皆伐後の自然遷移もままなっていません。新たに植樹されたヒノキたちも枯れているように見えました。 古き良き自然は現代人にとっては都合の悪いことなのかもしれませんが、良い自然環境無くして人間を含む生き物は生きていけないということを考えなくてはいけないと思います。

大江山連峰トレイル ホオジロ
まだ冬羽なのかモフモフだった。里山ではスズメ並に見かける。
ホオジロ まだ冬羽なのかモフモフだった。里山ではスズメ並に見かける。
大江山連峰トレイル ヒサカキ
小さい花でも濃厚な香りを漂わせる。春が来たな、と感じさせてくれる。この匂いが好きな人は変態(褒め言葉
ヒサカキ 小さい花でも濃厚な香りを漂わせる。春が来たな、と感じさせてくれる。この匂いが好きな人は変態(褒め言葉
大江山連峰トレイル ヤニサシガメ
松脂を身にまとい防御するサシガメの仲間。枯れてしまったアカマツに居たが、樹皮下で越冬していたのかもしれない。
ヤニサシガメ 松脂を身にまとい防御するサシガメの仲間。枯れてしまったアカマツに居たが、樹皮下で越冬していたのかもしれない。
大江山連峰トレイル ヒトクチタケ
枯れた松がきっかり2年経つと生えてくると言われるキノコ。これがあれば2年前に枯れたマツだと分かる。強い干し魚臭がするらしい。
枯れた松に真っ先に取り付く…というよりかは松の共生菌なのではないかと思う。植物は菌類と密接な関係にあって、キノコはいわゆる菌類の花なのでこうして現れるのかもしれない。
ヒトクチタケ 枯れた松がきっかり2年経つと生えてくると言われるキノコ。これがあれば2年前に枯れたマツだと分かる。強い干し魚臭がするらしい。 枯れた松に真っ先に取り付く…というよりかは松の共生菌なのではないかと思う。植物は菌類と密接な関係にあって、キノコはいわゆる菌類の花なのでこうして現れるのかもしれない。
大江山連峰トレイル アカマツ
赤岩山ではアカマツがよく見られる。(赤つながり?)
ただ、松くい虫(マツノザイセンチュウ)の影響か松枯れがかなり目立った。林道沿いだけでも人の手を入れてやる必要があると思う。
アカマツ 赤岩山ではアカマツがよく見られる。(赤つながり?) ただ、松くい虫(マツノザイセンチュウ)の影響か松枯れがかなり目立った。林道沿いだけでも人の手を入れてやる必要があると思う。
大江山連峰トレイル ビロウドツリアブ
春のみ現れるモフモフ。羽音がものすごいので近くに居ればすぐに分かるほど。遠くでバイクが走っているような感覚。
ビロウドツリアブ 春のみ現れるモフモフ。羽音がものすごいので近くに居ればすぐに分かるほど。遠くでバイクが走っているような感覚。
大江山連峰トレイル コゲラ
ギーギーという地鳴きで見つけやすい小型のキツツキ。ドラミングも大型キツツキに比べてゆっくり。
コゲラ ギーギーという地鳴きで見つけやすい小型のキツツキ。ドラミングも大型キツツキに比べてゆっくり。
大江山連峰トレイル アセビ
漢字で馬酔木と書くくらいの有毒植物。鹿が多いとアセビしか残らなくなる。
アセビ 漢字で馬酔木と書くくらいの有毒植物。鹿が多いとアセビしか残らなくなる。
大江山連峰トレイル ダンコウバイ
クスノキ科で、枝を折ると白檀のような香りがするとのこと。少し折らせてもらったけどあまりよく分からなかった。
よく似たアブラチャンとは花柄が短く、枝から直接ポンポンのように咲くのが特徴。アブラチャンは舞鶴では見たことがない。
ダンコウバイ クスノキ科で、枝を折ると白檀のような香りがするとのこと。少し折らせてもらったけどあまりよく分からなかった。 よく似たアブラチャンとは花柄が短く、枝から直接ポンポンのように咲くのが特徴。アブラチャンは舞鶴では見たことがない。
大江山連峰トレイル クロフナガタハナノミ
アブラチャンの花に付いていた小さな甲虫。花蚤と呼ばれるように、花粉を食べる小さな甲虫のグループ。
クロフナガタハナノミ アブラチャンの花に付いていた小さな甲虫。花蚤と呼ばれるように、花粉を食べる小さな甲虫のグループ。
大江山連峰トレイル ゴジュウカラ
京都府準絶滅危惧種。日本では3亜種が生息。
北海道や東北ではよく見られるようでずっと見たいと思っていたので感激。足の爪が発達していて逆立ちできるのが特徴。その姿も撮れて大満足。
樹洞やキツツキの巣穴を利用するため、生息地が限られる。非繁殖期はカラ類と混群を形成する。
まだヤマガラやシジュウカラと動いていたが、そろそろ繁殖期なので赤岩山で繁殖している可能性は高い。京都府レッドデータブックでは大江山や青葉山に記録があり、赤岩山では記録が無いので新生息地だろう。
ゴジュウカラ 京都府準絶滅危惧種。日本では3亜種が生息。 北海道や東北ではよく見られるようでずっと見たいと思っていたので感激。足の爪が発達していて逆立ちできるのが特徴。その姿も撮れて大満足。 樹洞やキツツキの巣穴を利用するため、生息地が限られる。非繁殖期はカラ類と混群を形成する。 まだヤマガラやシジュウカラと動いていたが、そろそろ繁殖期なので赤岩山で繁殖している可能性は高い。京都府レッドデータブックでは大江山や青葉山に記録があり、赤岩山では記録が無いので新生息地だろう。
大江山連峰トレイル ヤマガラ
ゴジュウカラと活動していた個体。
ヤマガラ ゴジュウカラと活動していた個体。
大江山連峰トレイル テングチョウ
越冬明けながら綺麗めな個体だった。林道でよく見られる蝶。食草のケヤキはちらほら見られたが黒蝶オオムラサキは絶望的かな…
テングチョウ 越冬明けながら綺麗めな個体だった。林道でよく見られる蝶。食草のケヤキはちらほら見られたが黒蝶オオムラサキは絶望的かな…
大江山連峰トレイル ミツマタ
沢近くではミツマタが見頃
ミツマタ 沢近くではミツマタが見頃
大江山連峰トレイル ウスタビガ
古い繭。恐らく2年以上前のもの…だが繭を作る時に枝まで入念に糸を巻き付けるためこうして長く残る。
ウスタビガ 古い繭。恐らく2年以上前のもの…だが繭を作る時に枝まで入念に糸を巻き付けるためこうして長く残る。
大江山連峰トレイル アズマヒキガエル
黒いの全部オタマジャクシ
ここの轍で毎年繁殖が行われている…轍ということは車が通るんだよなぁ…
アズマヒキガエル 黒いの全部オタマジャクシ ここの轍で毎年繁殖が行われている…轍ということは車が通るんだよなぁ…
大江山連峰トレイル キブシ
見頃の花。谷沿いに生え、林道沿いでよく見かける落葉低木。雌雄異株なので葉だけだと気付かずスルーしがち…今の時期ならここにも生えてたんだ!と気づけます。
キブシ 見頃の花。谷沿いに生え、林道沿いでよく見かける落葉低木。雌雄異株なので葉だけだと気付かずスルーしがち…今の時期ならここにも生えてたんだ!と気づけます。
大江山連峰トレイル ヒグラシ
案内板に昨夏の名残
ヒグラシ 案内板に昨夏の名残
大江山連峰トレイル キンキマメザクラ
マメザクラの日本海側変種。在来のヤマザクラやマメザクラよりも早く咲き、下向きに花がつくのが特徴です。
キンキマメザクラ マメザクラの日本海側変種。在来のヤマザクラやマメザクラよりも早く咲き、下向きに花がつくのが特徴です。
大江山連峰トレイル ヤブツバキ
ツバキはそろそろ見頃が終わりそうです
ヤブツバキ ツバキはそろそろ見頃が終わりそうです
大江山連峰トレイル 皆伐箇所。こちらは鹿があまり食べないシロダモが自然遷移を始めているようです。鹿の影響が無ければカラスザンショウやコナラが生えてくる…はず。
皆伐箇所。こちらは鹿があまり食べないシロダモが自然遷移を始めているようです。鹿の影響が無ければカラスザンショウやコナラが生えてくる…はず。
大江山連峰トレイル チビマルハナノミの一種
アセビの花に居た甲虫。マルハナノミの仲間は幼虫時代は水生昆虫という面白い生態の甲虫です。
チビマルハナノミの一種 アセビの花に居た甲虫。マルハナノミの仲間は幼虫時代は水生昆虫という面白い生態の甲虫です。
大江山連峰トレイル ハナムグリヨツメハネカクシ属の一種
こちらもアセビの花にて。ハネカクシという甲虫の仲間で、前翅は退化して半分程度しかありません。ただし、後翅は折り畳まれて前翅の下に隠されているためちゃんと飛ぶことができます。
ハナムグリヨツメハネカクシ属の一種 こちらもアセビの花にて。ハネカクシという甲虫の仲間で、前翅は退化して半分程度しかありません。ただし、後翅は折り畳まれて前翅の下に隠されているためちゃんと飛ぶことができます。
大江山連峰トレイル チマダニ属の一種
アセビの花から出てきました…もう活動を始めているようです。要注意。
チマダニ属の一種 アセビの花から出てきました…もう活動を始めているようです。要注意。
大江山連峰トレイル 皆伐後の植林地帯。
ヒノキが植えられていましたがどれも葉が茶色く変色していて枯れているように見えます…少し残っている広葉樹から自然遷移して行けばいいのですが、問題はやはり鹿害にあると思います。
皆伐後の植林地帯。 ヒノキが植えられていましたがどれも葉が茶色く変色していて枯れているように見えます…少し残っている広葉樹から自然遷移して行けばいいのですが、問題はやはり鹿害にあると思います。
大江山連峰トレイル ヒガラ
シジュウカラに似ていますがネクタイがありません。日本のカラ類の中で最小。
ヒガラ シジュウカラに似ていますがネクタイがありません。日本のカラ類の中で最小。
大江山連峰トレイル アカバナマンサク
学名的にはHamamelis japonica var. obtusata f. incarnataなのでマンサクの赤花品種ではなく、変種マルバマンサクの赤花品種ということになります。
自生でしょうか。1株だけありました。
アカバナマンサク 学名的にはHamamelis japonica var. obtusata f. incarnataなのでマンサクの赤花品種ではなく、変種マルバマンサクの赤花品種ということになります。 自生でしょうか。1株だけありました。
大江山連峰トレイル マルバマンサク
山頂付近になるとマンサクがそこかしこで見られます。学名のvar. obtusataは丸いという意味のラテン語で、和名の通り葉が丸みを帯びるのが特徴のマンサク日本海側変種です。
マルバマンサク 山頂付近になるとマンサクがそこかしこで見られます。学名のvar. obtusataは丸いという意味のラテン語で、和名の通り葉が丸みを帯びるのが特徴のマンサク日本海側変種です。
大江山連峰トレイル ツルアジサイ
つる性のアジサイの新芽。赤岩山ではよく似たイワガラミよりツルアジサイの方が多い気がします。
蛇紋岩なのでイワガサもあるかも…?イワガサを見たら一報お願いしますm(_ _)m
ツルアジサイ つる性のアジサイの新芽。赤岩山ではよく似たイワガラミよりツルアジサイの方が多い気がします。 蛇紋岩なのでイワガサもあるかも…?イワガサを見たら一報お願いしますm(_ _)m
大江山連峰トレイル 展望所から
展望所から
大江山連峰トレイル ヒュウガミズキ
展望所脇の岩塊に生えていました。ヒュウガと言っても日向には生えておらず、日本海側にしか自生しません。杉山付近で見つかったものが世に出た初めてとのこで杉山まで行きましたが、全く見つかりませんでした。まだ咲いてないからでしょうか。
麓の方は咲いています。
ヒュウガミズキ 展望所脇の岩塊に生えていました。ヒュウガと言っても日向には生えておらず、日本海側にしか自生しません。杉山付近で見つかったものが世に出た初めてとのこで杉山まで行きましたが、全く見つかりませんでした。まだ咲いてないからでしょうか。 麓の方は咲いています。
大江山連峰トレイル ナナカマド
山地に自生する落葉広葉樹で紅葉や赤い実が美しいですが舞鶴ではあまり多く見られないような…
赤岩山では結構目立っています。
ナナカマド 山地に自生する落葉広葉樹で紅葉や赤い実が美しいですが舞鶴ではあまり多く見られないような… 赤岩山では結構目立っています。
大江山連峰トレイル 芽より上に実のなっていた枝が伸びているのが特徴てで分かりやすいです。
芽より上に実のなっていた枝が伸びているのが特徴てで分かりやすいです。
大江山連峰トレイル 山頂から帰港してくるイージス艦が見えました。あたごかな。
山頂から帰港してくるイージス艦が見えました。あたごかな。
大江山連峰トレイル 冠島もよく見えます。機会があれば行ってみたいですね。
冠島もよく見えます。機会があれば行ってみたいですね。
大江山連峰トレイル はるか遠く越前海岸が見えました。直線で87km
はるか遠く越前海岸が見えました。直線で87km
大江山連峰トレイル 青葉山もよく見えます。西峰と東峰の間があんなに窪んでいたとは…
青葉山もよく見えます。西峰と東峰の間があんなに窪んでいたとは…
大江山連峰トレイル 山頂にて昼食。
こう見ると自然豊かな気がしますが、濃い緑のところはスギ、ヒノキの人工林。薄い緑は竹林なんですよね…
茶色いところが自然の落葉広葉樹林、普通の緑がアカマツ、少し濃い緑が常緑広葉樹です。
知っていれば人工的な自然だと分かってしまいます…まぁこれが黒いメガソーラーにならないことを祈るしかありません…
山頂にて昼食。 こう見ると自然豊かな気がしますが、濃い緑のところはスギ、ヒノキの人工林。薄い緑は竹林なんですよね… 茶色いところが自然の落葉広葉樹林、普通の緑がアカマツ、少し濃い緑が常緑広葉樹です。 知っていれば人工的な自然だと分かってしまいます…まぁこれが黒いメガソーラーにならないことを祈るしかありません…
大江山連峰トレイル アカガシ
宇野ヶ岳へ向かう道でアカガシを発見。株立ちになりがちで葉も特徴的なのでアラカシなどとは印象が異なります。
アカガシ 宇野ヶ岳へ向かう道でアカガシを発見。株立ちになりがちで葉も特徴的なのでアラカシなどとは印象が異なります。
大江山連峰トレイル ヒオドシチョウ
山頂の岩塊でよくテリトリーを張っています。越冬明けながら激しい羽音を立てながらアピールしてきます。地域によっては数が減っているそうです。
ヒオドシチョウ 山頂の岩塊でよくテリトリーを張っています。越冬明けながら激しい羽音を立てながらアピールしてきます。地域によっては数が減っているそうです。
大江山連峰トレイル 宇野ヶ岳登頂!
宇野ヶ岳登頂!
大江山連峰トレイル 舞鶴市の最高峰を制覇!
あとは填山、建部山、砥石ヶ岳、西舞鶴の低山諸々で舞鶴市コンプリートです。
舞鶴市の最高峰を制覇! あとは填山、建部山、砥石ヶ岳、西舞鶴の低山諸々で舞鶴市コンプリートです。
大江山連峰トレイル カラスシキミ
青葉山や東の愛宕山ではミヤマシキミが見られますが、赤岩山系では見られませんでした。代わりに空山でも見たカラスシキミがよく生えています。
カラスシキミは冷温帯の植物で、舞鶴が冷温帯と暖温帯の境であることを示す重要な生物です。
カラスシキミ 青葉山や東の愛宕山ではミヤマシキミが見られますが、赤岩山系では見られませんでした。代わりに空山でも見たカラスシキミがよく生えています。 カラスシキミは冷温帯の植物で、舞鶴が冷温帯と暖温帯の境であることを示す重要な生物です。
大江山連峰トレイル 杉山登頂!
杉山付近は原生スギが目立ち、風穴が点在していて気になりますが時間と体力的にすぐ折り返しました…
杉山登頂! 杉山付近は原生スギが目立ち、風穴が点在していて気になりますが時間と体力的にすぐ折り返しました…
大江山連峰トレイル ヤママユ
ヤママユの繭殻が落ちていました。天蚕と呼ばれる絹をとるために利用されました。
ヤママユ ヤママユの繭殻が落ちていました。天蚕と呼ばれる絹をとるために利用されました。
大江山連峰トレイル 国有林林道終点へ向かう道で帰ります。
国有林林道終点へ向かう道で帰ります。
大江山連峰トレイル 特別道や目印は無いのですが、概ねヒノキ林の縁を下って行けば大丈夫そうです。
特別道や目印は無いのですが、概ねヒノキ林の縁を下って行けば大丈夫そうです。
大江山連峰トレイル もう一度赤岩山頂へ行くよりは楽かもしれません。
もう一度赤岩山頂へ行くよりは楽かもしれません。
大江山連峰トレイル 国有林林道終点
国有林林道終点
大江山連峰トレイル 渓流に出ました。やや不安な橋と、主流と別に出来たぬかるみには要注意です。
渓流に出ました。やや不安な橋と、主流と別に出来たぬかるみには要注意です。
大江山連峰トレイル ニコンユーザーさん落し物ですよ
ニコンユーザーさん落し物ですよ
大江山連峰トレイル コバノイシカグマ
分類が難しいシダですが、コバノイシカグマ属の代表種です。山地の湿った場所で見かけます。
コバノイシカグマ 分類が難しいシダですが、コバノイシカグマ属の代表種です。山地の湿った場所で見かけます。
大江山連峰トレイル タムシバ
コブシに似たモクレン科の落葉広葉樹。コブシと同じく花弁が6枚ですが、花の下に葉が付かないのが特徴。
シデコブシは花弁が9枚以上、ハクモクレンは花弁が9枚です。
タムシバ コブシに似たモクレン科の落葉広葉樹。コブシと同じく花弁が6枚ですが、花の下に葉が付かないのが特徴。 シデコブシは花弁が9枚以上、ハクモクレンは花弁が9枚です。
大江山連峰トレイル ヒュウガミズキ
やっと咲いている個体がありました。(実は集落に向かう道で1株見ている)
渓流のせせらぎに惹かれ、目を向けた先にキブシではないこれは…!と思う花を見つけ、近寄ると狙っていたヒュウガミズキでした。
高知県に自生するトサミズキとは花の長さ(大きさ)が異なります。なんというか、可憐で可愛らしいです。
ヒュウガミズキ やっと咲いている個体がありました。(実は集落に向かう道で1株見ている) 渓流のせせらぎに惹かれ、目を向けた先にキブシではないこれは…!と思う花を見つけ、近寄ると狙っていたヒュウガミズキでした。 高知県に自生するトサミズキとは花の長さ(大きさ)が異なります。なんというか、可憐で可愛らしいです。
大江山連峰トレイル クロモジ
ヒュウガミズキの隣にあった特徴的な蕾と新芽。
これも実は狙っていたもの。まだ咲いていませんが、新葉と同時に展開する花が面白い形のクロモジです。
クロモジ ヒュウガミズキの隣にあった特徴的な蕾と新芽。 これも実は狙っていたもの。まだ咲いていませんが、新葉と同時に展開する花が面白い形のクロモジです。
大江山連峰トレイル ムラサキトビムシの仲間
トビムシは昆虫と同じ六脚亜門に属する節足動物の仲間です。原始的な虫と扱われることもあります。
昆虫と同じく6本の脚を持ち、羽は無く、跳躍器と呼ばれる器官で素早く飛び跳ねるのが特徴。
土壌生物の代表種で、主に落ち葉などの分解者として生態系に大きな役割を果たしています。
ムラサキトビムシの仲間 トビムシは昆虫と同じ六脚亜門に属する節足動物の仲間です。原始的な虫と扱われることもあります。 昆虫と同じく6本の脚を持ち、羽は無く、跳躍器と呼ばれる器官で素早く飛び跳ねるのが特徴。 土壌生物の代表種で、主に落ち葉などの分解者として生態系に大きな役割を果たしています。
大江山連峰トレイル ムラサキトビムシの仲間はよく林道の水溜まりの一部分に大発生します。繁殖なのか理由はよく分かっていません。
これだけで数千、数万匹居ます。
靴底分の土壌の下には数万匹の生き物が居ると言われていますが、それも頷けるほどの密集具合。
ムラサキトビムシの仲間はよく林道の水溜まりの一部分に大発生します。繁殖なのか理由はよく分かっていません。 これだけで数千、数万匹居ます。 靴底分の土壌の下には数万匹の生き物が居ると言われていますが、それも頷けるほどの密集具合。
大江山連峰トレイル コセアカアメンボ
あまり知られていないかもしれませんが、アメンボはカメムシの仲間で成虫越冬します。コセアカアメンボは主に林道など山寄りの止水に生息するアメンボです。
赤っぽい個体から黒っぽい個体まで居ますが、腹部の白斑がコセアカアメンボの特徴です。
コセアカアメンボ あまり知られていないかもしれませんが、アメンボはカメムシの仲間で成虫越冬します。コセアカアメンボは主に林道など山寄りの止水に生息するアメンボです。 赤っぽい個体から黒っぽい個体まで居ますが、腹部の白斑がコセアカアメンボの特徴です。
大江山連峰トレイル ヤシャブシ
キブシに似ていますが、ヤシャブシは長く垂れ下がるのが雄花、上向きに小さな雌花が付くので見分けられます。
ヒメヤシャブシやオオバヤシャブシとの見分けも難しいですが、ヤシャブシは湿ったところ、オオバヤシャブシは特に乾燥ぎみな山の斜面に生えます。また、雄花の太さもヤシャブシはかなり細めです。
ヤシャブシ キブシに似ていますが、ヤシャブシは長く垂れ下がるのが雄花、上向きに小さな雌花が付くので見分けられます。 ヒメヤシャブシやオオバヤシャブシとの見分けも難しいですが、ヤシャブシは湿ったところ、オオバヤシャブシは特に乾燥ぎみな山の斜面に生えます。また、雄花の太さもヤシャブシはかなり細めです。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。