活動データ
タイム
05:13
距離
10.2km
上り
690m
下り
692m
活動詳細
すべて見る各写真に解説キャプションを添えております。数は多いですが、是非ご一読いただければと思います。 舞鶴の守りたい自然(舞鶴市 生活環境課)の情報をもとにヒュウガミズキ、マルバマンサクを求めて3年ぶりの赤岩へ。 登山口まで自転車で2時間の苦行です。 なかなか通えないので杉山まで制覇してきました。右脚を酷使するので復路は関節痛との戦いでした…山の歩き方を勉強しないといけないかもしれません。 さて、肝心の自然環境ですが、麓の西方寺集落は古き良き里山で棚田、平飼い鶏舎、牛舎があってとても良いところです。近年ヴィーガンカフェもできました。 赤岩山は山頂付近に奇岩が立ち並ぶ蛇紋岩の山体です。登山道のスギ原生林を超えるとミズナラ、マンサクが目立ちます。マンサクは宇野ヶ岳辺りまでが個体数が多く、杉山が近くなるとほぼ見られなくなります。日本海側のマンサクは多雪地域の変種マルバマンサクで、太平洋側のものと比べると葉が丸いのが特徴です。 登山中に出会った鹿は5頭でしたが、全体的に下草がほとんどありません。5月頃にはフデリンドウなどが見られますが、有毒で鹿も食べないものしか見られないので山野草を目当てに赤岩登山はオススメできません。対策が望まれます。 また、登山道のある山体南側のほとんどは植樹林となっていて、伐採方法は皆伐です。一時的にハゲ山となり保水力が低下するだけでなく、前述の鹿害によって林内の広葉樹が育たないため皆伐後の自然遷移もままなっていません。新たに植樹されたヒノキたちも枯れているように見えました。 古き良き自然は現代人にとっては都合の悪いことなのかもしれませんが、良い自然環境無くして人間を含む生き物は生きていけないということを考えなくてはいけないと思います。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。