活動データ
タイム
06:12
距離
7.9km
のぼり
206m
くだり
1807m
活動詳細
すべて見るシマロン(台風20号)は未明に日本海に抜けて能登沖を進んでいるところだ。起床後も爆風は変わらなかった。通過後の余波も大きいらしい。でも少し視界はいいみたい。向かいの旭岳が見えている。 そして朝ごはんは5:40分。みんなどうするのだろう。いつ収まるか知りたいが風は答えてくれない。 部屋に戻って写真撮影をしていると、登山道を動く人が見えた。辛抱たまらず出発したのだろう。大丈夫なのか。まだ風が収まったわけでもないのに。 ※部屋から撮った動画を下にアップしてあります。7:40頃です。昨晩から早朝にかけての強さではありませんが、それでも相当な風速を感じ取ることができると思います。 8時過ぎると出発される方がチラホラ。雨はあがっています。視界もほどほどあります。風はまだ強いです。しかし、お昼過ぎの出発は下山時間が制限されます。それはそれで焦りを生み危険です。小蓮華から下山されるご夫婦を追っかけるようにして、まず白馬山頂を目指すことにしました。昨日は半ばで引き返しましたが今日は無事山頂に到達しました。山頂でこのコンディションなら下山できると判断しました。一旦山荘に戻ってザックの入れなおしをしたりして9:30出発。 村営宿舎までは風の通り道なのでやはり強風だ。雨・風に備えてレインを着ているからいいけれどそうでなければ寒いくらいだろう。結局、熱くなって途中で脱いだが。その後ポツポツ雨はあったが本降りにあわずラッキーでした。 ありがたいことに登山道はあまり濡れていなくて順調に下っていけた。しかし、大雪渓への突入ポイントを間違えてしまった。チェーンスパイク履いている最中、小岩がズルっと滑り落ちてきて右足を負傷した。打撲と出血少し。だが歩くには支障はない。自分の不注意だった。 下りの大雪渓はガスが湧いてくるので見通しが悪かった。行きにパスした岩や倒木の位置関係を確認しながらトレースする。もう岸に上がれそうだと思ってもなんか違う。そうするうちにベンガラのラインが出てきて終点に導いてくれた。 途中白馬尻小屋で休憩を入れ昼食タイムとした。14:35駐車場に着いた。 初めての大雪渓歩きは楽しかった。この時期まだお花が一杯なのには感激しました。白馬岳に何とか登頂できて良かった。爆風の中の歩行実体験。貴重な経験をさせてもらいました。いろんな思いが去来する。無事下山できたからいいようなもの、反省を忘れてはならない山旅となりました。
動画
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