活動データ
タイム
03:27
距離
5.9km
上り
420m
下り
420m
活動詳細
すべて見るこの山も以前からリストに入っていた山。 とにかく展望のいい山なので、天気のいい穏やかな春の日を待ちながら温めていた山なんです。 起点は十二坊温泉ゆらら。湖國十二坊の森第2駐車場に6:20に到着。自宅から高速料金をケチって乗っても、1時間強なので、栗東や湖南は近いものです。ICからのアクセスも良好。 お天気最高!しかし気温は3℃。寒いっ(>_<) 6:45、出発!車のすぐ横が登山口です(^_^;) お?結構本格的に上るじゃん! もう少し穏やかな遊歩道みたいな道を想像していたんですが、取り付きから普段通りの登山道。 一旦舗装路を斜めに渡って再び山に入る。序盤はそこそこの傾斜の上り坂が続きます。ほどよい段差もあって難しい斜面ではありませんが、砂礫と落ち葉で滑りやすい。 登り切ってしまうとあとは楽ちん(^^)緩やかなアップダウンを繰り返しながら少しずつ標高を上げる。フラットなところも多いし、道もよく整備されていて歩きやすい。岩が多いですね。ほとんどが花崗岩です。 頂上が近づくと、木々の合間から景色を眺めることができました。東側が少しだけ開けています。伊吹山、霊仙山、御池岳、日本コバ、竜ヶ岳あたりを望む。 前方が開けてくるとほどなく頂上。出発してからおよそ40分、ようやく体が温まって有酸素運動に切り替わったあたりで十二坊山頂に到着です!*\(^o^)/* 不思議な頂上です。広々とした砂の丘ですね。 展望は抜群!南側が開けています。少し霞がちですが、広大な湖東平野の向こう側に、南鈴鹿や布引山地の山並みを見ることができます。すぐ近くには飯道山も見える。 反対側には一段下がってNHKの送信施設がズラリ。東屋とトイレもあります。 ゆっくり景色を眺めてから、笠岩に向かうことにします。 山頂からそのまま舗装路を進むのがYAMAP地図の赤線ルートなんですが、せっかくなのでできるだけ山道を歩きましょう。 送信施設の右を回り込んで下って行く。地図上に道の表示はありません。舗装路に出合ったら少し進んで再び山に入り、木製展望台を目指す。ここは破線ルート。 少し登ったらほどなく展望台に到着。ここも絶景!ここは西側を望むことができます。 1月に登った音羽山から、大津の街並みと琵琶湖…その向こうに比叡山。そして雪を被った蓬莱山に武奈ヶ岳。すぐ近くには近江富士の三上山。いやー、気持ちいい! 展望台を降り舗装路へ。およそ15分ほど舗装路を歩くと、道の右側に笠岩の小さな標示板。見落とさないよう注意! そこから斜面に取り付き、少し細めの道を進む。一旦登った後は、基本下り坂。10分ほど進むと「笠岩・立岩」の標示。その向こうに巨岩がひしめいています! 手前の巨岩が立岩かな?縦に長い長方形の巨岩です。高さは4〜5mくらいか? 岩の右側は絶壁?木々が生い茂っていてよくわかりませんが、とにかく高度感がスゴい! 近くまで行って岩を見上げる。こりゃ登れないな…振り返ると十二坊山頂もよく見えます。 まだまだ奥まで岩が連なっているので行ってみます(^^) 岩を乗り越え、隙間を縫いながら進むと、一番奥にまた巨岩!今度は横に長い岩です。岩壁から先端が突き出しています。これが笠岩?標示がないのでわかりません。 ロープ場の斜行を越えて岩に近づく。これまたデカい!横に4〜5mか?高さは2mくらい?平らな壁のような岩で、ちょっと登るのは難しい。それにこの岩、横から見るとデカいんですが、薄っぺらいんですよ。基部で厚さは1mくらい。おそらく岩の上部は幅が50cmくらいしかないんじゃないかな?登れたとしてもとてもじゃないけど立てません。跨るしかない(^_^;) 笠岩の前に広くて平坦な岩があるので、そこに乗ってみる。素晴らしい景色です!北から南まで、東半分が一望できます。 鈴鹿山脈は全て見えますね。霊仙山から御池岳、日本コバ、竜ヶ岳…そして雨乞岳。その手前は綿向山かな?東近江の山並みに隠れてこの辺りでは主稜線の山は隠れています。さらに南には宮指路岳や仙ヶ岳も見えてるようですが判別がつきません。 北側は伊吹山から金糞岳…肉眼では横山岳も見えていたんですが、画像ではほとんどわかりません。横山岳はまだ雪が残っているようです。湖北はまだまだ寒そうですね。 近くには繖山と雪野山。雪野山の奥には2月に登った箕作山…太郎坊から辿った山を見ることができます。 低い山が集中してますね。あの辺りが湖東カルデラの中央火山群の名残なんでしょうか? それから繖山の右稜線の奥、鈴鹿の山並みのさらに奥に、白銀の山がチラッと頭を出しています。白山です! 霞んでいるのによく見えたな。おそらく雪がなかったら空に紛れてわからないでしょーね。 お腹いっぱい景色と岩を堪能しました。楽しかった!*\(^o^)/* 十二坊をご予定のみなさん!笠岩・立岩は絶対外せないスポットです。ぜひお立ち寄りを! 笠岩をたっぷり楽しんだ後は山頂に戻るんですが、その前に展望岩というのがあるようなので、ちょっと寄り道をして行きます。 舗装路を戻って、途中の右分岐を曲がりシャクナゲ遊歩道に入ります。一旦下ってあとはフラット。 遊歩道というだけあって道は広く整地されています。ここはシャクナゲの群生地で、道の両側にはシャクナゲの木がたくさんある。さしずめシャクナゲのトンネルのようです。当然今は花はありませんが、5月頃、一斉に咲いたらこれは間違いなくキレイなはず! シャクナゲ谷まで下り切ったら、今度は山頂に向かって登り返し。急坂が続きますが、階段が整備されているので快適です。 上り坂の中ほどに、展望岩の標示がありました。道を逸れるとすぐに大きな岩盤の展望スポットがあります。ここも絶景! 西側の景色です。飯道山から阿星山、そして金勝アルプスの竜王山と鶏冠山。音羽山から京都東山の山並み。大津の街の方までが見渡せます。 それでは山頂へと戻ることにします。 坂道を登り詰めたところに東屋あり。休憩しようかと思ったんですが冷たい風が吹き抜けるのでそのままスルー。 舗装路を少しだけ歩いて、右分岐で山に入る。この道も地図上に記載はありません。 坂道のすぐ先に建物が見えます。山頂直下の送信施設の建物です。舗装路は施設群を左からぐるっと回り込んで正面に向かうので、かなりショートカットしました(^^) 施設前の東屋に行ってみると、風もなく、日差しも入って暖かかったので、今日はここで休憩にします☆時刻は9:20、笠岩からここまでシャクナゲ谷経由でおよそ50分です。ちなみにトイレがめちゃめちゃキレイです! 20分休憩して下山します! 一旦山頂に上がってから南に向かって最短距離で下るルートに入る。 距離が短いのでその分斜度はキツめですが、いたって普通の登山道です。難しいところや危険な場所はどこにもありません。 およそ20分で車道が見えるところまで下り切る。車道を歩いて駐車場に戻ることもできますが、車道沿いに山道があるのでそちらを歩きましょう。 しかしこの道、細かい尾根を何度も横断するので、結構アップダウンが多いです。車道沿いなのに登ったり下ったり、意外と大変(>_<) 車道沿いの道を歩くことおよそ10分、10:10無事に駐車場まで戻って来ました*\(^o^)/* ところがこの後が失敗! せっかく温泉のそばにいるんだから温泉も入りたい。地元ラーメンも食べたい。それが間違いの元でした。 温泉は10:00営業開始。狙っていたラーメン屋は11:00開店。温泉からラーメン屋までの移動時間は20分。下山が10:10。片付けをして温泉に入るとしたら10:30入湯。1時間で出てラーメン屋に向かうと12時前。もろに昼時の混雑する時間やん(>_<) そこで泣く泣く温泉をあきらめてラーメン屋に向かうことにする。なんやかんやで11:01にラーメン屋に到着…げっ!?車が溢れとる!しかも数人外で待ってるやん! 開店1分後に満車、満席!開店前から並ばな入れん店やったぁ!ショック… まさに「後悔先に立たず」とはこのこと。結局、温泉もラーメンも空振り…うなだれながら帰路につくのでした…(~_~;) さて十二坊です! これは楽しい山でしたねー。狭い山域、短い距離の中に、山の楽しいところだけをコンパクトにギュギュっと詰め込んだような山です。 ルートの変化も多彩だし、なんといっても展望が素晴らしい!1ヶ所で360度という場所はないですが、山頂、展望台、笠岩、展望岩…全部回れば360度の大展望です(^^) とにかく笠岩・立岩は必見ですね。展望はいいし、高度感はあるし、好みの岩によじ登ってみるのもまた楽しい。ここは必ず立ち寄っていただきたいスポットです。 ルートが多いのは良くもあり、悪くもあり。 十二坊トレイル・ラン&ウォークの標示板がたくさんあるんですが、地図上に記載のない道もコースになっているところがたくさんあります。どの道もよく整備されているので、間違って進入しないように地図をよく確認しながら歩きましょう。 次回訪れるときには温泉必須ですね(^^) まだ歩いてないルートもありますし、何度訪れても楽しめそうな山です。シャクナゲの時期はきっと素晴らしいと思いますよ☆ 追記: iPhoneで見ると画像#67,#68,#69のサムネイルが横並びに並ぶんですが、パノラマ写真のように繋がって見える(^^) 狙ったわけではなくただの偶然なんですが、山の稜線がピタッと揃っていて、まさに実際に見た景色はこんな感じでした。 面白いこともあるもんですね。我ながらスゴい!(^_^;)
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。