みちのく潮風トレイル牡鹿半島北部　浦宿駅～給分バス停

震災から12年の3月11日。潮風トレイルを歩きに牡鹿半島へ行ってきました。 今回は浦宿駅を出発し小網倉浜まで（結果的には給分まで行ってしまいましたが）の牡鹿半島北部区間です。 実は前回、道路が工事中で通行止めだったので万石浦を大きく迂回するコースを渡波駅まで歩くはめになりました。しかし今回その区間が開通してしまい前回の迂回は無駄になってしまったのです…。歩道の無い国道を怖い思いをしながら歩いたというのに…。まぁ、嘆いても仕方がないので正規ルートを歩くことができることを喜んでおきましょう。 さて牡鹿半島北部区間ですが、ルートのおよそ半分が県道4号となります。この県道が「歩道なし・路肩狭小・交通量多い」という歩行者にとっては三重苦の歩きにくい区間で、時に大型車が体の脇をかすめていくと命の危険を感じました。 そんな感じなので県道から外れると嬉しかったですね。一見なんてことのない未舗装路がずいぶんと楽しく感じられました。 ところで、この未舗装路の区間は昔の金華山古道に重なっている部分が多いようです。そういうところはただの杣道という感じではなく、なんとなく風格を感じさせる雰囲気が漂っていました。今までもロングトレイルの途中で昔の街道が残っている部分を歩いたりしましたが、そういう道って独特の雰囲気があるんですよね。今回もその雰囲気を感じながら歩くことができました。 少し心残りなのは、道に迷ったりして予定が狂い、14時46分を県道の道端で迎えてしまったことです。もう少し先に行けば慰霊施設があったのに…。然るべき場所で手を合わせたかったです。