【敗退】三ノ沢岳 独標尾根

2023.03.11(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 42
休憩時間
2 時間 50
距離
5.2 km
のぼり / くだり
1397 / 218 m
1 19
8
3
2 19
DAY 2
合計時間
5 時間 59
休憩時間
1 時間 37
距離
5.2 km
のぼり / くだり
206 / 1378 m
1 22
2 25
7
47

活動詳細

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今シーズンはダメダメ。 山に行けている頻度こそ高いもののピークを踏めているのは雪が少ないときの日帰り山行ばかり。かと言って攻めた登山をしたらほとんど敗退だ。 敗退は今回でもう5回目になる ・八ヶ岳縦走:悪天候の為エスケープを使用 ・空木岳 :サラサラ雪の為急斜面を突破できず ・鈴鹿縦走:雨予報の為途中下山 ・御池岳:山中でクリぼっちの為意気消沈(←おい!) ・三ノ沢岳:今回 独標で引き返す 体は過去最高に仕上がってるはずなんだ。長距離も重いザックもラッセルも苦じゃない。ただ、結果が伴わない。 今はいい景色とかいらない。ただ、雪に埋もれた登山道をゴリゴリと削り、持てるパワーを存分に発揮してピークを攻め落としたい。そう、去年の前小河内岳みたいに…! クッソーーーーー!!!!! ーーーーーーーーーーー以下、詳細ーーーーーーーーーーーーー 「三ノ沢岳 独標尾根」 記録が少ないマイナールート 上松A、Bコースの1つ南にある尾根 三ノ沢岳、その先の木曽駒ヶ岳に至る 積雪期は当然ノートレース、無雪期は強烈な藪漕ぎになる あの服部文祥も歩いたことがあるようだ。 我々は風越山から入り独標〜中三ノ沢岳で一泊、翌日三ノ沢〜千畳敷ロープウェイへ抜ける計画で挑んだ。 風越山までは普通の登山道、その先から点線ルートとなる 〈風越山〜1784のコル〉 広い尾根の為迷いやすいがピンクテープが短い間隔で張られており特に問題ない。 〈1784のコル〜天狗山〉 ここから一変してかなり手強い。ヤセ尾根で急登。今回は雪が溶けて氷が多く、慎重に進む。1時間で1キロも進まない。 〈天狗山〜独標〉 樹林帯を越えて森林限界へ出る。斜度がきつくかなり高度感がある。ステップをしっかり刻んで登る。ここまでは幾分順調だったが独標手前の偽ピークか、踏み抜きがキツくなる。体が胸まで埋まる。実はこの前の週にツワモノがここで敗退していた。これが原因か。1キロ進むのに2時間以上かける なんとか独標に出るもその先は、雪のコンディションが更に悪かった。まるで蟻地獄のような粉雪で体が埋まる。どうやっても進まない。ここで諦めがついた。 感想 ここに行くなら厳冬期だろう。残雪期は雪の質が悪すぎる。これほど埋まる雪に出会ったのは初めてだ。一方で危ないヤセ尾根や急登も多く、かなりの頻度でアイゼンとワカンを履き替えながら進んだ。 敗退してすっごく悔しかったんだけど、それと同じくらい楽しかった。脳みそと体と、自分達の持てる力をフルに使って挑んだからだ。やっぱり登山っていうのは、いい景色を見たりピークハントするだけではないと思う。自分vs山という構図の中で、どれだけやれたか、内なる力をどれだけ発揮できたか、そこに満足感を得るのかなと思った。 参考記録 https://www.dimountainphotos.com/entry/variation-doppyo-sannosawa 他の山行記録を見ると1月くらいは逆に雪が少なくて埋まるらしい。2月の寒い時が攻め時なのか? 鈴ハイ山行

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