やるぞ！三千メートル日帰り三山制覇

去年槍ヶ岳日帰りチャレンジになんとか成功し今年は大喰岳、中岳、南岳日帰り制覇を目指して土曜の五時に深山荘の無料駐車場で車中泊、七割の混雑で余裕でした。3時に起きてヤマップから先人のレコードを最速と速い人のデータをエクセルに落としたコピー用紙を参考にスタート！お盆休みも最終の日曜日、こんな早くに動き出す人も少なく暗闇の中を進みます、滝谷避難小屋の幽霊話の記事を読んでしまったのでビビりまくりです、五時過ぎには明るくなり槍平につく頃には回りの山々も清々しく、良い天気に恵まれた様子でテンションアップ。あっという間に飛騨乗越、今日は槍ヶ岳山頂は登らないっ、何故かとっても贅沢しちゃってる様な罪悪感っ、あの山頂に見えている何人かは昨年の僕のように感動に胸踊らしているだろう、なのに僕は登らずに前に進むのだ。 さておにぎりを2つ平らげて写真を撮りっこして目指すは大喰岳タイムだけ見るとサラッの行けそうなんだがやはり三千メートル中の21座、なかなか楽してくれました、遠ざかる槍と稜線がこれまた美しい！表銀座、南アルプス、富士山、乗鞍岳、御嶽山、笠ヶ岳、双六岳。なんと行っても穂高連峰がずっと雲ひとつなく、無風の中にたたずむこんな幸運あるんだろうか。南岳の景色をのんびり楽しむ、ずっといたいけどそろそろ降らないと明日の仕事に間に合わないと断腸の思いで目指すは槍平、遥か下に見えるのだが標高差千メートル、取付きには初心者、子供は危険の文字！勇気を振り絞ってカールを降ると明るいお花畑に図鑑でしか見たことのない高山蝶！コヒオドシだぁ〜！チョウに興味のある人達には憧れの的、当然採取は出来ませんが写真に納められ大満足です。 感動も束の間、樹林帯に入った途端天空の回廊、切り立った稜線のハイマツの上に板が一枚！これで終わりかと思ったらまだまだ続く、それが終るとズルズルの急降り、所々、てか殆どの木のはしごは崩壊、お陰で登り下りの人達とは稀に見る連帯感でした。 槍平についたときには思わずガッツポーズ。ここまでくれば後は爽快にトレランとは行かなかったけど前回より二時間短縮して温泉でスッキリして八時過ぎには、自宅で夕食を食べてからは朝まで記憶にありません。三千メートル21座中、10座制覇です。健康で登山をさせてもらえる皆に感謝です、ありがとう。