活動データ
タイム
00:57
距離
1.9km
のぼり
152m
くだり
148m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る♪つわものどもが夢のあとだね(挨拶) (所感) 米田白山から、南に見えている古城山(美濃金山城跡)。ほんとうは、米田白山の写真が撮りたかっただけなんだけど、図らずも城跡と山頂付近に残る常緑広葉樹林に見入ってしまったという話。 金山城(旧烏峰城)は、はじめ斎藤家のちに森家の居城で、近隣勢力を平定する足がかりになるも、70年足らずで破城になった戦国末期の山城である。なるほど、近隣の城は、城郭の面積や規模においてこの金山城に遠く及ばない。 https://yamap.com/activities/22086722 https://yamap.com/activities/20560618 また、城がなくなった後は、尾張藩の御留山、明治時代以降は皇室の御料林(のちの国有林)となり、村人の入山が禁じられたようである。長年利用されなかったことが、遺構と森林を残すことにつながった。 石垣は、再度の築城を防ぐために壊されているが、石割りせず自然のままの大石や、石積みの仕組みはつぶさに分かる。地形が大きく改変された曲輪や本丸の跡。当時の建物は当然残っていないので、広い空き地が広がるのみ。 対して、利用が制限されたことで植生遷移が進み、城郭付近には立派な常緑広葉樹の森林ができている。シイやカシの、このあたりではほとんどみられない極相林になっている。川を挟んで対峙する米田白山が、(過剰な)利用が続いた結果、自然条件は大きく違わないのにアカマツやコナラの林にしか遷移が進まないのとは対照的だ。 ここを舞台に戦国の世を生き抜いてきた武将たちはとうの昔に滅びても、自然だけは脈々とたくましく続いている。芭蕉でもアン・ルイスでもないけど、「つわものどもが夢のあと」ってこういう心持ちだったんだろうな。 (山行記録) ■アクセス・登山道 兼山の街中はどこも道路が狭いので、運転には注意。第1~第3まで駐車場がふんだんにあり、時間や体力にあわせてスタート地点を選べる。一番上の駐車場から山頂までは5分足らずで到着する。(ふつうの)コースは整備状況・道標整備も申し分ない。トイレは各駐車場にある。 (メモ) 植物:コジイ、アラカシ、シラカシ、ウラジロガシ、サカキ、ヒサカキ、ヤブツバキ、コナラ、クリ、アカシデ、ヤマザクラ、ヒノキ(植栽) 鳥:メジロ、シジュウカラ、ウグイス(さえずり)、ヒヨドリ、カケス 地質:砂岩 水分:携行0L(また水分を忘れた!)
活動の装備
- ニューバランス(new balance)HANZO U M B4
- パーゴワークス(PaaGo WORKS)ラッシュヒップ
- コロンビア(Columbia)ナイオベⅥ
- ガーミン(Garmin)eTrex 30x
- その他(Other)iPhone 13 mini
- ソニー(SONY)DSC-RX100M3
- ニコン(Nikon)D5300 /w Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G
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