活動データ
タイム
11:52
距離
15.3km
のぼり
1429m
くだり
1429m
活動詳細
すべて見る温泉の後のビールでぐっすり休めたのか、すっかり気力体力回復した小海別岳明けの翌日、早朝より既に快晴ということで遊ぶ気満々。。の割には?裾野で泊り3時過ぎに起床したにも関わらず、何故歩き始めが6時半なのか??5時半にはヘッドランプ無しで歩けるほど朝陽は早く昇るのにーーー 去年の春に取り合えず行ってみようーと、少々無計画に東斜里岳から登り、腐れ雪の最後の急登にひやっとしたのが「私、やってしまいましたーー」と、心に残る一件でした。既に掴む植物や岩が顔を出していた春、登れたけどココ後で下りたくないな、、、と南斜里経由で下山。後で地図を確認すると、なるほど。。。トラバースして逃げても逃げても10m弱の急登が洩れなく伴走してくるわけです。雪崩頻発箇所やしくじったら制御不能で一気に谷下へ・・というところは気軽に一人散歩できないし、まして人を誘って出掛けることもできないし、、と今日はその急登を何とか迂回するべく下見散歩の一日。 境界線になっている東斜里直登尾根は1126で一旦平となり、今回そこから北側の1171尾根に谷を跨いで乗り替えて安定平均傾斜尾根から東斜里岳を越えよう・・・というプランです。1171尾根は「オールスノーシューで山頂まで行けるよー」というほどの楽傾斜ではありませんが、しくじりそうな箇所無しで通過は出来そうなことが分かり、谷から見上げる東斜里岳の姿もなかなかです。もっと上で短時間でトラバース可能ポイントも発見・・・帰りに下見通過する予定が強風の「謎のピーク」を登り返すのが億劫でまたも南斜里岳経由下山に逃げてしまいましたが。 今日の風は昨日の海別よりずっと強く、、、しかし南風なので体の熱を冷ましてくれるのが気持ちいい。幸い斜里・南斜里岳山頂ではほとんど風に当たらずに白湯を味わう休憩時間も取れ、東斜里岳急登迂回に加え南斜里岳手前の大きな岩場迂回ルートの再確認もできたのが収穫の一日、付け加えて風に吹かれながらサンサンと太陽を浴び、丸一日稜線で遊べ気を良くして今日ものんびりヘッドランプ下山に心を切り替えた後、冬山午後3時のクライシスがーーー 去年ここを下山したのは3月末の春日、スノーシューの踵でザーザー滑り歩行であっという間、という記憶があったので南斜里山頂でザックを下ろしたついでにスノーシュー&ストックに装備替えをしたんです。「トンネルを抜けるとそこは・・」だわーーー下山し始めて間もなくのコブを超えるとその裏は・・・想定外の巨大圧雪氷、それもアイゼンピッケルでも後ろ向き下山をしたい急斜面に不用意にスノーシューをパタ置きしてしまいあっけなく滑落?と思ったらザックの摩擦か背中のピッケルのどこかが雪を噛んでくれたのか難を逃れました。上下左右に逃げ場の無い一帯でその後、何をしたのかあまり記憶に無く。。。 はるか昔に初めてのアイゼンを購入した際、山小屋のオヤジ風貌の店員さんがサイズを調整しながら「いつも椅子があるわけじゃないですからね、どんなところでも着脱できるように練習してよーー」と言っていたのを延々思い出しながら片足ずつアイゼンに履き替えたんだと思います。ピッケルが自立するほど深く刺さらない斜面で下ろした荷物を置く場所も無く・・・斜面と片足首に荷物を挟んで、、いつからオレは魔術師になったんだ??と、まさに「どんな所でも・・」をやり遂げましたが、、おじさん、ココは二度と嫌です。そうそう、スノーシューを外した靴をうっかり下ろすと滑るということを忘れていました、うっかり。あ・・・早くアイゼン締めようと思った隙に荷物の上にかぶせ置きしたスノーシューが風で浮き上がり私の頭をゴンッ!「お前はいつから飛べるようになったんじゃ!?」そうです、暖かいので忘れていましたが今日は結構風が強い・・・そしてこんなに日当たりが良い尾根の一部が何故圧雪氷に覆われているのか?南斜里岳の謎。遊び呆けるだけでなく一日一教訓、あってもいっか。。 二日間の道東太陽、まああああ、遊び尽くしました。そして本当はこの後、運転しておうちに帰る予定だったのですが、昨日の「温泉直後ビール」の誘惑に負け、斜里でもう一車中泊したのでした。早朝、珈琲片手にドライブするのは行きも帰りも遠足気分で楽しい・・・そして帰宅後一番、仕事場の薪ストーブに火を入れてスムーズに通常作業に戻れる私の心の切り替えはアッパレであります。
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