活動データ
タイム
00:51
距離
2.1km
のぼり
176m
くだり
176m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る先ほどは栂牟礼城に登ってきました。場所を佐伯市街に移して、次は佐伯城です。 佐伯城は鶴が翼を広げたような形から、鶴屋城とも呼ばれています。 佐伯歴史資料館の横に無料の大駐車場があるので、こちらに止めます。無料なのは嬉しいですね。 駐車場を出てすぐに三の丸の櫓門(やぐらもん)が現存しています。 約400年前の建築物で、風情がありますね。 もう少し先が登山口です。案内看板を見ると山頂へは3本の道がありますが、やはりここは当時使われていた「登城の道」を選びます。 登城の道は一番険しい道で、石の階段、登山道、石畳などが混じり合っています。普通の靴だと登りにくいくらいですね。 苦労して登り切れば、西の丸の跡地です。東から南が開けており、素晴らしい景色が広がっています。 栂牟礼城では全く展望が無かったのですが、これは差し引きプラスになるほどの絶景ですね。 東には佐伯市街と豊後水道、南には宮崎県との県境をなす山々です。 平らな山頂を少し北に行けば、食い違いの虎口があり、その先が二の丸。ここは西に展望があります。 先ほど登った栂牟礼城に米花山、佩楯山などが見えますね。方向的には祖母山も見えているかも。 本丸と二の丸の間には堀切があり、橋がかけられています。いざ戦争となれば橋を落として抵抗できますね。 橋を渡れば本丸の跡地です。はて、どこからか法螺貝の音が響いてきます。 本丸の一段下の外曲輪に何人かいて、展望のいい石のテラスの先で法螺貝を吹いてる人がいますね。なかなか風情のある音色です。 北側には行けば北の丸。こちらはあまり展望は無いですが、立派な石垣がありますね。裏側の若宮神社から登ってくる道があるようです。 では下山です。国木田独歩の碑があるところから降りていきます。独歩碑の道ですね。 佐伯の春、まず城山に来たり・・いい句ですね。さすがは文豪。 独歩碑の道は軽トラが山頂間近まで来られるほど広くて緩やかで歩きやすいです。 それでも道の脇はシダがびっしりあったり、やはり県南の山という感じですね。 軽快に下って、あっという間に下山です。 歴史資料館に寄っていくのを忘れたのですが、これが失敗。歴史資料館には栂牟礼城や佐伯城の歴史が色々あるので、是非見ておくべきでした。 佐伯城(鶴屋城とも) 大友氏の改易に従い、佐伯には佐伯氏に代わり毛利高政が転封されてきました。佐伯藩二万石の藩祖です。 毛利高政は栂牟礼城は山奥にあり平時には使いにくいとして、八幡山に佐伯城を築きます。1606年に完成です。 戦国時代が終わり平和な時代になるころの築城ですね。城下町としての佐伯もこの時に整備されました。 ちなみに天守は1617年の失火で焼け落ちてしまい、その後は山麓の三の丸で藩政を行っていたとか。 結局山上のお城も使いにくかったみたいですね(笑)。 実戦の経験のないお城ですが、とにかく展望抜群です。特に西の丸からの景色が素晴らしいです。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。