花真っ盛りの北アルプス 白馬朝日岳(三百名山) 雪倉岳(二百名山) 蓮華温泉から周回

2018.08.11(土) 3 DAYS

今回は北アルプスの日本二百名山である白馬雪倉岳と日本三百名山である白馬朝日岳に行って来ました。この二座は新潟県と富山県の県境にあり、特に北アルプスの中で新潟県にある数少ないその中でも最も有名な山でもあります。 北アルプスで新潟県なんてほんとにレアですね^^ 今回のコースは蓮華温泉から白馬大池を通り、雪倉岳と朝日岳を周回するコースを通りました。 初日には前日からの雨が落ち着くのを待ってからの朝10時頃のスタートとなり、初日は白馬大池までとなりました。 そこまでの登山道は樹林帯の登山道でミズナラ、ヤマザクラ、ブナ、ヒノキ、ダケカンバと沢山の種類の雑木林となっており、現在、花も多く、ヤマアジサイ、キツリフネ、オトギリソウ、キツネノボタン、ゴマナ、タムラソウ、アザミ、ソバナ、ウメバチソウ、アキノキリンソウ、オクモミジハグマ、タマガワホトトギス、タカネコウゾリナ、、ヤマハハコ、オタカラコウ、シモツケソウ、ハクサンシャジン、ミヤマコゴメグサ、ミヤマダイモンジソウ、オオバミゾホウズキ、ウサギギグ、タカネニガナ、シロバナノニガナなど非常に沢山の種類の花が咲いています。 登山道の途中にはこの前の豪雨でか土が流出してしまいどろどろの所があり、斜度とあいまって歩きにくい所も存在していました。現在はそんな所も多いですね。 途中の天狗ノ庭は大きなお花畑になっていて、現在、特に見物です。 雨の中、白馬大池に到着する頃には雨もやみ、晴れて来ました。 そこまで来ると、登山道は北アルプスらしい気持ちの良い稜線歩きとなり、タテヤマリンドウや、雪渓も残っている所もあり、少し前の花でもあるチングルマ、イワイチョウなども見頃を迎えて居ました。 白馬大池に着いたのは12時半頃でしたが、既にテント場は一杯の状態で場所の確保には苦労する状態となっていました。お盆の初日だけあって凄い人の入り様です。 テント場、小屋には早めの到着が肝ですね! 小屋の前にある大池の水は透明度も凄く非常に綺麗で驚かされます。 池に入ってる方も居て気持ち良さそうですw この日だけは夜中は満天の星空にも癒されました。 次の日は曇りで少し晴れ間も覗いていて、大池から小蓮華山に行く途中には少ないながら高山植物の女王のコマクサの花もみる事ができました。他にも、ミヤマダイコンソウにイワツメクサ、タカネツメクサの花もあります。 この日は少しだけガスもとれ、大池から小蓮華山、また、三国境付近からも雪倉岳全貌を何とか望む事ができ、北アルプスの素晴らしい稜線歩きを堪能できました。 雪倉岳に向かう登山道脇にはコマクサの花が沢山咲いていて、他に、イブキジャコウソウ、タカネナデシコ、ミヤマアズマギク、タカネヤハズハハコ、マツムシソウの花もみる事ができました。雪渓も多くでてきて、雪渓の近くではハクサンイチゲも綺麗にさいていました。雪倉岳付近ではミヤマキンバイ、シナノキンバイ、タカネシオガマ、ハクサンコザクラ、ミヤマリンドウ、カライトソウ、チシマギキョウ、イワギキョウ、ミネウスユキソウ、トリカブトなども咲いていました。 雪倉岳山頂は立派な石碑の山頂標識があり、労をねぎらってくれますw タイミング的に生憎のガスで眺望はお預けでしたが、本日、標準タイムで9時間半程の行動となりますので、まずは一段落です^^ そこから、少し下り森林限界下の中高木のある湿原と樹林帯をトラバースしていき朝日小屋に向かって行きます。花の種類も変わり、白色のシモツケソウやサラシナショウマ、ミヤマウツボグサ、シロウマアサツキ、オヤマリンドウ、ハクサンフウロ、ハクサンオミナエシ、オオレイジンソウ、キンコウカ、ミヤマツボスミレが綺麗に咲いていました。特に朝日岳付近は現在でも雪渓が所所に残っており(登山道にはありません)その付近はまだまだ涼しく春から初夏の花であるツガザクラやハクサンコザクラ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンバイ、チングルマなども丁度見頃を迎えて居る位遅れている感じで素晴らしいです。 朝日小屋付近にはベニバナイチゴやシロバナノヘビイチゴも丁度、実りを時期を迎えていました。 朝日小屋に到着すると、3百名山である事もあり、大池に比べたら非常に空いていました。登山道自体も少し細かったりと若干玄人向けな感じでもありましたので、 大池山荘では1割程度はお子様でしたが、朝日小屋では1人も見かけませんでしたね。  次の日もまたまた雨の洗礼。降りが落ち着いた所で出発! 非常に良く木道で整備されている所も多く非常に歩き易いです。ありがとうございます。小1時間程で朝日岳山頂に到着!ガスで眺望も望めませんでしたので、足早に蓮華温泉方面に下山。といっても標準タイムで6時間程も登ったり降りたりと下山と言うよりは縦走という感じですね。吹上のコルまではザレ場でその後は草原のトラバースとなります。吹上のコルの直下の草原と雪渓の脇にはクルマユリや遅咲きのアヤメであるヒオウギアヤメが一面に咲いていました。この時期にアヤメとは非常にお得感がありますw他にもワレモコウやコバギボウシに、好きな人も非常に多いワタスゲが咲いていました。その後、湿原と樹林帯を交互に繰り返しひたすら歩いて行きます。ナンテンハギやノコンギクの花もでてきます。ここも非常に良く整備されていて、木道が多く非常に歩き易かったです。途中、雨が強くなったりしながら、登ったり降りたりと紆余曲折しながら、やっとという感じで蓮華温泉に帰って来ました。 今回は北アルプスの白馬朝日岳、雪倉岳に、眺望は余り望めませんでしたが、非常多くの花々をみる事ができ、8月半ばにも関わらず春の花までみれたりと非常にお得な素晴らしい山行となりました。朝日岳付近の木道整備も素晴らしい物がありましたし、現在も新しく新設工事をしていたりと、頭が下がります。有難う御座います。 そのお陰で北アルプスでありながら歩き易く、距離さえなければもっと色々な人が登れる素晴らしい所だと思います。今度は眺望が望める時にあたれば良いかなと思います。 今回の山もヤマップでも募集をしている山行にて行っています。 気になる方は当方のサイトhttp://kantomtguide.blog.fc2.com/ も御覧下さい。