雷雨の至仏山

先日大倉尾根でお会いしたチャンプさんからNHKラジオ『山カフェ』をお勧めされて、早速らじるらじるで拝聴しました 石丸謙二郎さんの穏やかな語りと鳥の声や山を歩く足音、映像で見るより活き活きと山の空気が心に蘇るのが新鮮でした 中でも『星景写真家』の方をゲストに迎えた回で、尾瀬ヶ原の空を覆う夥しい数の星と、至仏山から燧ケ岳に向かう天の川を見た際の様子を聴き、感動して鳥肌が立ちました そして思わずカレンダーで月齢を確認すると新月！ その場で見晴の山小屋を予約して昨年に続き、尾瀬へと足を向けることとなりました 前置きが長くなりましたが、 そんな訳で決まった尾瀬行きではあるものの、勿論昨年夏に天候不良で山ノ鼻まで行きながら断念した至仏山へも再チャレンジすることに。 2日程前に降った雨の影響で、若干湿った登山道はとにかく滑りやすかった！ 元来岩々しい道が苦手なのもあるし、蛇紋岩が滑るとの前情報にも戦々恐々、腰が引けて超スローペースの登りになりました ただ、雲が多めではありましたが山頂に着くまでは尾瀬ヶ原と燧ケ岳を見渡すことが出来て大満足でしたし、花々も可憐に険しい岩々を彩って愛らしい姿を見せてくれました …ところが！至仏山から小至仏山へ向かい始めたらポツポツ雨が降り出し、下山を始める頃には本格的に降り出してきました 雨だけならともかく、雷がどんどん近付いてくる！1時間以上雷雨の中を身を低くしながら歩くことになりました 地震、雷、火事、親父 雷を怖いと思った初めての経験でした >_< みるみる内に登山道が川の様相を呈し、靴の中も水で満たされて、鳩待峠に着く頃にはすっかり気持ちが萎えてしまいました なので朝の静かな尾瀬ヶ原も天の川も次回にお預けにして、その日のうちに丹沢の麓へ引き返しました 夏の尾瀬はお天気が変わり易いんですね。勉強になりました… いつか、満天の星空を見られるかな？