傾山(ソロ)

一月ぶりの登山。今日は高千穂の二つ岳に登って「高千穂ハイカー３座目」をゲットする予定だった…。が、尾平登山口を過ぎて登り始めたところでまさかの車両通行止め。迂回ルートを探したけどなかった…。ここまできてそりゃないよー。 引き返して別ルートから行く時間もないし…今日は帰るか…。でもせっかくここまで来たのなら…という思いで傾山に登ることに決めた。１ヶ月何もしてないので、体力に不安が残るが、無理なら引き返せばいい。登りは坊主、下りは初めての水場ルートで行ってみよう。 九折からの傾山は登りがほぼ急登。坊主と水場の分岐まで長ーい急登が続く。キツイ…。こんなに長かったっけ？さらに坊主と水場の分岐から坊主尾根に入ると急勾配のアップダウンが連続する。梯子、ロープ、鎖の危険箇所満載。おまけに残雪で足がはまりこんだり滑ったり。足がつりそうになりながらも何とかノーマルシューズで山頂にたどり着いた。 下りはガツガツ下りたかったので、チェンスパ装着。残雪は問題なかったが、雪解けや昨日の雨で地面はドロドロ。軽快に下りることができない。水場ルートは坊主ルートに比べれば滑落する危険性は少ないが、山腹のトラバースルートなので、足場が非常に悪い。おまけにアップダウンもある。おいおい、きつさは坊主と変わらんじゃないか！ かなり進んだはずなのに、ヤマップのGPSを見ると半分も進んでない。しまったー。こっちの方がきついやんけー。ブツブツ文句を言いながら進んでいると思ったより早く水場と坊主の分岐にたどり着いた。あれ？まだ半分も進んでないはずなのにもう分岐？もしや…。GPSが止まってるー。何度アプリを終了させても変わらない。うーん仕方ない。ここからはリボンを頼りに下山するか…。 何度かリボンを見失っては引き返していると、途中で両足の太ももがつり始めた。ヤバい、ここで動けなくなったら、今日は誰ともすれ違わんし、洒落にならんぞ。だましだまし急勾配を下り続ける。あーもうとにかく長い！しかもほぼ急勾配！登りが急登だったから当たり前か…。ブツブツ文句言いながら何とか下山。 わかっていたけど、傾山は相変わらずきつい山だった…。