活動データ
タイム
02:12
距離
1.7km
のぼり
252m
くだり
252m
活動詳細
すべて見る東京から栃木県に移り住んだ30歳の頃、自宅裏山で熊に遭遇、威嚇攻撃されて以来「山二入ルベカラズ」を家訓にし、登山とは無縁の生活をしてきました。 ところが60歳を前にした2016年春、何の因果か足利市の大小山に登る事になりました。「短時間で周回出来る誰でも気軽に楽しめる山だよ」と聞いていたので、登山口にバイクを停めて、ヘルメットを脱いだそのままの格好で、水も持たずに歩き始めました。ライダーの方はご存知の通り、バイクのウエアってプロテクターが入っているので関節部分は曲がりにくいし重量もあり山歩きには不向きです。にしても、歩き始めから体が重いし、息切れもして、数歩歩くと立ち止まっては大汗を拭って先へ進めません。とても自分の体ではないような気がしました。 男坂を休み休み登って行くと、風景が黄色くフィルターがかかった様になってきました。フラフラと岩に腰掛けると渡良瀬川も、話に聞いた三途の川の様に黄色く光っています。…脱水症状ですね。とても山頂どころか見晴台に行く事すら出来ず、登って来た男坂の岩場を下る脚力も無く、途方に暮れていると頭上から天使の話し声も聞こえてきます。ヤバいヤバい! 幸い風があり、暫く休んでいると歩けるようになったので、女坂をゆっくりと下って登山口に戻る事が出来ました。 (後日判った事ですが、天使の話し声は、地元の保育園の子供達が遠足で見晴台にいたんです😅) 今日旗を掲げたのは、フラフラと腰掛けた、その岩の所です。 この日をきっかけに体調を管理し、体重を減らし、ちょっとですがトレーニングもするようにしました。山を歩く事=人生なんておこがましい事は言えませんが、単調な日常に適度な刺激を与えてもらっています。無理せず(少し頑張ります)、安全に、そして楽しく歩きたいと思っています。 さてさて、明日はどこに行きましょうか?
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