府内を守る要衝、鶴賀城

2023.02.05(日) 日帰り

活動データ

タイム

01:25

距離

3.0km

のぼり

248m

くだり

248m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 25
休憩時間
11
距離
3.0 km
のぼり / くだり
248 / 248 m
1 25

活動詳細

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寒波も一段落して、今日はいい天気です。登山日和ですね。 くじゅう辺りが面白そうですが、雪山装備が無いので大人しく里山歩きです。 今回は大分市の南にある、利光山こと鶴賀城です。 スタートは利光地区の公民館です。公民館に車を止めさせて貰い出発です。 少し歩けばすぐに成大寺。ここに鶴賀城の城主、利光宗魚(としみつそうぎょ)のお墓があります。 成大寺には駐車スペースがあり、道は狭いですが軽自動車ならここまで来られますね。 獣避けのゲートを開けて登山道へ。といっても二の丸まではほぼ舗装された林道です。 途中に狼煙台があります。尾根の肩なので展望はよかったのでしょうが、今はヒノキ林の中ですね。 穀物倉の跡地を過ぎて、しばし登れば本丸と二の丸の鞍部に出ます。 まず二の丸へ。実は二の丸まで車で来る道があります。ただしかなり荒れているようです。 二の丸には説明看板や石碑がありますね。利光宗魚の終焉の地の碑もあります。 次いで三の丸へ。土塁の跡などがあります。 二の丸もですが、造林されていて展望がほとんどありません。 周囲の木を切れば展望抜群の尾根になりそうですが。 最後に本丸へ。堀切や畝状堅堀の跡などを過ぎて、本丸に到着。利光山の山頂でもあります。 案内看板を見れば、お城の様子がよくわかります。 西側が切り開かれていて、西から北に展望があります。障子岳、本宮山、大分市街地などが見えます。 戸次川の合戦の様子もよく見えたでしょう。 ベンチもあり、ここで休憩してご飯を食べたら気持ちよさそうですね。 西側にある曲輪跡に一度降りて、本丸の南側の斜面を横切ります。 ここらは畝状堅堀の跡がはっきり残っていて、アップダウンが面白いです。 では下山です。穀物倉まで戻ったら、ここから北の尾根を下ることにします。 道は途中まではっきりしていますが、途中からは消えてしまいます。 そのうち左下に神社の屋根が見えてくるので、藪こぎして無理矢理神社の参道に出ました。 神明神社ですね。お参りしたあと参道を下れば、スタート地点の利光地区の公民館に戻ります。 鶴賀城は標高200mもない山ですが、主尾根からは本丸、二の丸、三の丸と緩やかに繋がっており、散策するにはいい山城ですね。 尾根周りの木を切れば山城だった頃のイメージが一層湧くのですが。 帰路に使った北尾根はちゃんとしたルートじゃないので注意。 下山後は近くにある長宗我部信親、十河一族のお墓にも寄っていきます。よく整備されていました。 また吉野梅園にも行ってましたが、梅はまだ全然でしたね。春が待ち遠しいです。 鶴賀城(鶴ヶ城とも) 鶴賀城は豊後の中心部である府内の南を守る重要な拠点です。 豊薩合戦の際には大友氏の家臣、利光宗魚が立て籠もり、二の丸、三の丸まで焼き払われましたがなんとか防いでいました。 しかし城主の利光宗魚は流れ矢に当たり戦死。残された兵士は城主の死を隠して果敢に戦います。 秀吉からの援軍として仙石秀久、長宗我部元親などがやってきますが、戸次川の合戦で島津家久に大敗。 お城からは援軍がボロ負けするのがよく見えたでしょうね。その後、鶴賀城は降伏することになります。

九六位山 駐車場は利光地区の公民館を使わせて頂きます。
駐車場は利光地区の公民館を使わせて頂きます。
九六位山 田んぼの中にお墓が・・。
田んぼの中にお墓が・・。
九六位山 鶴賀城、成大寺への看板があります。
鶴賀城、成大寺への看板があります。
九六位山 成大寺に到着。道は狭いですが、軽自動車ならここまで来られますね。
成大寺に到着。道は狭いですが、軽自動車ならここまで来られますね。
九六位山 今はお寺ではありません。
今はお寺ではありません。
九六位山 鶴賀城主、利光宗魚のお墓があります。
鶴賀城主、利光宗魚のお墓があります。
九六位山 詳しい説明がありますね。
詳しい説明がありますね。
九六位山 鶴賀城での攻防と山麓の戸次川での合戦がありました。
鶴賀城での攻防と山麓の戸次川での合戦がありました。
九六位山 では登山開始です。ゲートを開けて進みます。
では登山開始です。ゲートを開けて進みます。
九六位山 道の脇には梅が咲いてますね。あとで近隣に吉野梅園にもよっていきますか。
道の脇には梅が咲いてますね。あとで近隣に吉野梅園にもよっていきますか。
九六位山 実のところ、登山道は二の丸まではほぼ林道です。
実のところ、登山道は二の丸まではほぼ林道です。
九六位山 途中でのろし台があります。
途中でのろし台があります。
九六位山 木々が無ければ見晴らしの良さそうなところです。
木々が無ければ見晴らしの良さそうなところです。
九六位山 案内看板がありがたいですね。
案内看板がありがたいですね。
九六位山 倉の跡ですが、まぁなにもありません。
倉の跡ですが、まぁなにもありません。
九六位山 分岐ですが、どっちも通行止め? いえ右は通行止めですが、左は「車両通行止め」です。ここは左へ。
分岐ですが、どっちも通行止め? いえ右は通行止めですが、左は「車両通行止め」です。ここは左へ。
九六位山 本丸と二の丸の鞍部に出ました。まず二の丸へ向かいます。
本丸と二の丸の鞍部に出ました。まず二の丸へ向かいます。
九六位山 歩きやすい尾根道です。
歩きやすい尾根道です。
九六位山 かつては南から登ってくる道もあったようですね。
かつては南から登ってくる道もあったようですね。
九六位山 二の丸到着。
二の丸到着。
九六位山 利光宗魚終焉の地の石碑。
利光宗魚終焉の地の石碑。
九六位山 鶴賀城趾の立派な石碑は二の丸にあります。
鶴賀城趾の立派な石碑は二の丸にあります。
九六位山 二の丸までは北から車で登ってくる道があります。かなり荒れていると聞きましたがどうでしょうか。
二の丸までは北から車で登ってくる道があります。かなり荒れていると聞きましたがどうでしょうか。
九六位山 鶴賀城の歴史です。
鶴賀城の歴史です。
九六位山 三の丸へ。
三の丸へ。
九六位山 看板が無ければただの土の盛り上がりですが、人の手で築いたと思えば感慨が湧きますね。
看板が無ければただの土の盛り上がりですが、人の手で築いたと思えば感慨が湧きますね。
九六位山 三の丸跡。こちらもかつては展望がよかったのでしょうが、今は木々の中です。
三の丸跡。こちらもかつては展望がよかったのでしょうが、今は木々の中です。
九六位山 鞍部に戻って本丸に向かいます。
鞍部に戻って本丸に向かいます。
九六位山 途中、道を横断する谷があります。これが堀切にあとですね。
途中、道を横断する谷があります。これが堀切にあとですね。
九六位山 本丸の周りは畝状の竪堀がたくさん。
本丸の周りは畝状の竪堀がたくさん。
九六位山 元禄16年と書いてありますね。1702年です。
元禄16年と書いてありますね。1702年です。
九六位山 本丸跡に到着!
本丸跡に到着!
九六位山 詳しい縄張り図があります。
詳しい縄張り図があります。
九六位山 二の丸、三の丸まで落とされたというと、もう絶体絶命なのによく持ちこたえたものです。
二の丸、三の丸まで落とされたというと、もう絶体絶命なのによく持ちこたえたものです。
九六位山 頂上には展望台があります。
頂上には展望台があります。
九六位山 障子岳、本宮山、由布岳、鶴見岳、大分市街地とよく見えますね。
障子岳、本宮山、由布岳、鶴見岳、大分市街地とよく見えますね。
九六位山 西側の曲輪の跡に降りてきました。やはり展望は無いです。
西側の曲輪の跡に降りてきました。やはり展望は無いです。
九六位山 本丸の南の斜面を横切ります。堅堀がいくつも掘られていてアップダウンが面白いです。
本丸の南の斜面を横切ります。堅堀がいくつも掘られていてアップダウンが面白いです。
九六位山 人工的に崖を急にしたのが切岸です。
人工的に崖を急にしたのが切岸です。
九六位山 崖の下に横堀を掘って、さらに登りにくくしています。
崖の下に横堀を掘って、さらに登りにくくしています。
九六位山 穀物倉の跡地から北の斜面を降りていきます。途中まではっきりした道があります。
穀物倉の跡地から北の斜面を降りていきます。途中まではっきりした道があります。
九六位山 赤テープがあり、ここから成大寺に降りるルートがあるようですが、ここはスルー。
赤テープがあり、ここから成大寺に降りるルートがあるようですが、ここはスルー。
九六位山 尾根沿いには調査の杭? これのために道っぽいものがあるようです。
尾根沿いには調査の杭? これのために道っぽいものがあるようです。
九六位山 左下に神社の屋根が見えたので、斜面を藪こぎして無理矢理参道へ出ます。
左下に神社の屋根が見えたので、斜面を藪こぎして無理矢理参道へ出ます。
九六位山 へこんだ顔の可愛い狛犬。
へこんだ顔の可愛い狛犬。
九六位山 ここは神明神社です。日清、日露戦争の慰霊も兼ねているようです。
ここは神明神社です。日清、日露戦争の慰霊も兼ねているようです。
九六位山 獣避けのゲートを開けて神社を出ます。
獣避けのゲートを開けて神社を出ます。
九六位山 振り返って鶴賀城。こうしてみるとなだらかに見えますね。
振り返って鶴賀城。こうしてみるとなだらかに見えますね。
九六位山 利光地区の公民館に戻ってきました。ゴールです。
利光地区の公民館に戻ってきました。ゴールです。
九六位山 ついでに長宗我部信親のお墓にも寄っていきます。
ついでに長宗我部信親のお墓にも寄っていきます。
九六位山 信親は四国統一の英雄、長宗我部元親の息子ですね。
信親は四国統一の英雄、長宗我部元親の息子ですね。
九六位山 享年22歳、丈高き若武者でした。
享年22歳、丈高き若武者でした。
九六位山 長宗我部信親と並んで戦死した十河存保のお墓もありますね。
長宗我部信親と並んで戦死した十河存保のお墓もありますね。
九六位山 吉野梅園にも行ってみました。
吉野梅園にも行ってみました。
九六位山 ロウバイは咲いていましたが梅はまだまだでしたね。
ロウバイは咲いていましたが梅はまだまだでしたね。
九六位山  臥龍梅と菜の花。
臥龍梅と菜の花。

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