活動データ
タイム
01:25
距離
3.0km
のぼり
248m
くだり
248m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る寒波も一段落して、今日はいい天気です。登山日和ですね。 くじゅう辺りが面白そうですが、雪山装備が無いので大人しく里山歩きです。 今回は大分市の南にある、利光山こと鶴賀城です。 スタートは利光地区の公民館です。公民館に車を止めさせて貰い出発です。 少し歩けばすぐに成大寺。ここに鶴賀城の城主、利光宗魚(としみつそうぎょ)のお墓があります。 成大寺には駐車スペースがあり、道は狭いですが軽自動車ならここまで来られますね。 獣避けのゲートを開けて登山道へ。といっても二の丸まではほぼ舗装された林道です。 途中に狼煙台があります。尾根の肩なので展望はよかったのでしょうが、今はヒノキ林の中ですね。 穀物倉の跡地を過ぎて、しばし登れば本丸と二の丸の鞍部に出ます。 まず二の丸へ。実は二の丸まで車で来る道があります。ただしかなり荒れているようです。 二の丸には説明看板や石碑がありますね。利光宗魚の終焉の地の碑もあります。 次いで三の丸へ。土塁の跡などがあります。 二の丸もですが、造林されていて展望がほとんどありません。 周囲の木を切れば展望抜群の尾根になりそうですが。 最後に本丸へ。堀切や畝状堅堀の跡などを過ぎて、本丸に到着。利光山の山頂でもあります。 案内看板を見れば、お城の様子がよくわかります。 西側が切り開かれていて、西から北に展望があります。障子岳、本宮山、大分市街地などが見えます。 戸次川の合戦の様子もよく見えたでしょう。 ベンチもあり、ここで休憩してご飯を食べたら気持ちよさそうですね。 西側にある曲輪跡に一度降りて、本丸の南側の斜面を横切ります。 ここらは畝状堅堀の跡がはっきり残っていて、アップダウンが面白いです。 では下山です。穀物倉まで戻ったら、ここから北の尾根を下ることにします。 道は途中まではっきりしていますが、途中からは消えてしまいます。 そのうち左下に神社の屋根が見えてくるので、藪こぎして無理矢理神社の参道に出ました。 神明神社ですね。お参りしたあと参道を下れば、スタート地点の利光地区の公民館に戻ります。 鶴賀城は標高200mもない山ですが、主尾根からは本丸、二の丸、三の丸と緩やかに繋がっており、散策するにはいい山城ですね。 尾根周りの木を切れば山城だった頃のイメージが一層湧くのですが。 帰路に使った北尾根はちゃんとしたルートじゃないので注意。 下山後は近くにある長宗我部信親、十河一族のお墓にも寄っていきます。よく整備されていました。 また吉野梅園にも行ってましたが、梅はまだ全然でしたね。春が待ち遠しいです。 鶴賀城(鶴ヶ城とも) 鶴賀城は豊後の中心部である府内の南を守る重要な拠点です。 豊薩合戦の際には大友氏の家臣、利光宗魚が立て籠もり、二の丸、三の丸まで焼き払われましたがなんとか防いでいました。 しかし城主の利光宗魚は流れ矢に当たり戦死。残された兵士は城主の死を隠して果敢に戦います。 秀吉からの援軍として仙石秀久、長宗我部元親などがやってきますが、戸次川の合戦で島津家久に大敗。 お城からは援軍がボロ負けするのがよく見えたでしょうね。その後、鶴賀城は降伏することになります。
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