裏岩手連峰縦走 東北遠征③

田沢湖の県営駐車場に車を置いて、バスで八幡平へ上がる。一通り散策したが何も見えない。山小屋が立派だった。雨模様もあり今夜は藤七温泉に泊まる。豪快な露天風呂、泥パック。雨だと寒い。 翌日も雨。頑張っても仕方ないので、今日は大深山荘まで。ここもビックリな山小屋だ。別荘どころか、住民票を移したいくらい立派な建物だ。水場も文句なし。うまい水だ！ さて３日目は雨は止んだ、大深山から八瀬森方向へ。途端に藪。というか道は確かにあるが、全面的に藪に覆われていて見えない。背丈を越す笹薮の中、雨よりも濡れる。道はあるので楽ではあるが、どこにあるのか探しながら進む。たまに現れる湿原と花畑が見事だ。野生的な尾瀬って感じ。木道が無い湿原は進行方向に注意。顕著な登りはほとんど無い。八瀬森を超えて、曲崎山くらいが登りと言えるくらい。大沢森を超えると大白森避難小屋着。普通に、きれいな山小屋と思う。水場は細いがなんとか。天気は相変わらず、いまだに八幡平を見ていないことに気づいた。 静かな一夜を過ごし、4日目がはじまる、雨は降って無いし、なんとなく日が差してるような？やっと晴れたかな？まずは大白森の大湿原を渡るが、秋田駒方向が遠望できる。が、滝雲が秋田駒を飲み込んでいる。乳頭山は完全に飲まれている。台風接近のニュースもあったので、田代平と乳頭山は諦め、鶴の湯に下ることにした。結果、判断を誤った。この日は四日間で一番いい天気だった。しかし、登り返す元気はない。 観光客だらけの鶴の湯は風呂も狭く大したことない。泊まった大釜温泉の方がはるかに良いと思った。明日は秋田駒ヶ岳だ。