普通は登らない聖山へ

2023.01.30(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間
休憩時間
36
距離
11.0 km
のぼり / くだり
790 / 88 m
4

活動詳細

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 🐘live in チェンマイ 4日目 ステープ山  ステープ山(Doi Suthep、標高1676m)は、チェンマイ界隈のガチ観光地である。  標高1080mの峰にワット・プラ・タート・ドーイ・ステープ(1383年建立)という由緒正しい寺院があり、そのテラスからは市街を一望できる。  99%の観光客は、車で上って、金色の仏塔を見て、車で帰ってくる(と思われる)。  YAMAPERの端くれ、ド暇のマニアック嗜好者としては当然、「トレイルない?」と調べ始めた。  すると、YAMAPのDL地図でもグーグルマップでも、あっさり見つかった。便利な世の中になったものだ。  まず「モンク(修道僧)のトレイル」を経て、中腹の寺院ワット・パー・ラートに至る。その近くから「ステープ山ハイキング・トレイル」に入ればいいらしい。  ふもとから歩いた記録は、YAMAPでは2件しか見当たらず、情報不足。グーグルマップの口コミのほうが充実していた。  一番気になったのは「スズメバチの巣があった」という日本人らしき投稿。「サバイバル・トレイルだ」と評する英文もあった。  共通しているのは、迷いやすい▽まともな靴、十分な水、蚊よけスプレーが要る▽でも、登ってみる価値あり——といった内容だ。  🐘  🐘  🐘  🐘  🐘  プチ移住先Baitong Homestayから「モンクのトレイル」登山口までは7km。やや遠い。  ①自転車かバイクを借りてピストン  ②タクシー類を使ってピストン  ③お家から歩いて、山頂からは出来ればタクシー類を拾って帰る  の3択で迷いつつ、比較的マニアックな③に決めて歩き出した。週明け30日も快晴だ。  登山口の駐車スペースにはバイクが並んでいて、アジア系ソロ♀が一足先に樹林帯に消えていった。心がパッと明るくなる。「人出ありそうじゃん」  登り始めると、立ち〇ョ〇中の白人ソロ♂がいた。こちらはトレラン・スタイルだ。  「どちらまで?」と聞くと、  「山頂を往復します」。当然だろ的な笑顔だった。  さらに登っていくと、白人の若いカップル数組と抜いたり抜かれたりになった。  さすがは世界中から観光客を集めるチェンマイ。マニアック登山道を歩く物好きが仮に1%に過ぎなくても、母集団が大きいから、そこそこの人出になるらしい。  🐘  🐘  🐘  🐘  🐘  事前情報でビビらされたトレイルだが、全く問題なしだった。  粘土質らしい地面は乾季でカチカチ。このCTなら「まともじゃない靴」でもギリOK。  水は600㎖ボトル1本で済んだ。蚊も見当たらない。トレイル鮮明。紛らわしい脇道はあるが、地図アプリがあれば迷わない。  しかし、雨季に泥地獄になるのは必至と見た。冬以外の蒸し暑さの中を登るのも、勇気を要するはずだ。  このトレイルを「サバイバル」と評したハイカーは、入ってはいけない時季に入ったか、よっぽど運動不足だったか。  ゴールの寺院は、浅草寺のような混雑だった。さっさと撤収する。  客待ちのソンテウ(乗合タクシー)も隊列を組んでいて、乗り損ねるリスクゼロだった。  にしても、これだけの賑わいを取り戻したアジアの観光地で、日本語が全く聞こえてこないのは、どういうことか。  朝鮮語はバンバン耳に入ってくるのに。  中国語も交じるようになってきたのに。  🐘  🐘  🐘  🐘  🐘  チェンマイでのプチ移住も4日目になり、軌道に乗ってきた。  どこに何があるのか。値段の感覚。トイレのお尻洗浄のコツ......。各種ノウハウが蓄積されてくるからだ。  ちなみに、こちらのトイレでは、ホースの噴射ノズルをお尻に持っていき、「ここぞ」という位置で引き金を引く。位置がズレたり、強く引き過ぎたりすると、惨事を招く。  山登りも一つこなしたので、ぼちぼちバイクを借りて、遠出を始めようかな。  📌チェンマイ———  タイ王国北部の中心都市。首都バンコクから720km。1296年来の古都なので、人口13万人なのに「タイ第二の都市」と呼ばれる。  周辺は、タイ最高峰インタノン山(標高2565m)をはじめとする山岳地帯。避暑地としても人気がある。  ——————————————————

チエンマイ  【29日】チェンマイ中心部は外国人だらけ。金欠バックパッカーでも快適に過ごせるような各種インフラが整っていて、プチ移住するにも便利だ。
 例えば、洗濯屋がそこら中にある。だいたい1kg50バーツ(200円)。宿泊先に洗濯サービスがなかったり、割高だったりすることがあるので、これは重要ポイント。
 【29日】チェンマイ中心部は外国人だらけ。金欠バックパッカーでも快適に過ごせるような各種インフラが整っていて、プチ移住するにも便利だ。  例えば、洗濯屋がそこら中にある。だいたい1kg50バーツ(200円)。宿泊先に洗濯サービスがなかったり、割高だったりすることがあるので、これは重要ポイント。
チエンマイ  レンタルバイク・自転車屋も、そこら中にある。写真のスクーターは、1日250バーツ(1000円)。自転車は200円くらいのようだ。
 ひと昔前は、タイの小型レンタルバイクと言えば十中八九、天下の「ホンダ・スーパーカブ」だったと思うが、最近はスクーターが主流みたい。シフトチェンジ不要だから、普段乗らない旅行者には便利。
 レンタルバイク・自転車屋も、そこら中にある。写真のスクーターは、1日250バーツ(1000円)。自転車は200円くらいのようだ。  ひと昔前は、タイの小型レンタルバイクと言えば十中八九、天下の「ホンダ・スーパーカブ」だったと思うが、最近はスクーターが主流みたい。シフトチェンジ不要だから、普段乗らない旅行者には便利。
チエンマイ  今や東南アジアの町を走りまくっている「Grab」のバイク。
 Grabは、東南アジアを代表する配車アプリ運営会社(本社シンガポール)で、料理の宅配も決済サービスも手掛ける。現地でGrabを知らない人はいないだろう。
 驚くべきことに、道端の串焼きの屋台もGrabに対応していた(写真)。バイクの配達員は串焼きのビニール袋を受け取ると、それをスマホで撮影した後、緑のボックスに収納した。注文したお客さんに、その写真が届くのだろうか?
 マクドナルドみたいな店舗のフードだけではなく、お気に入りの「屋台メシ」も自宅で受け取れるなんて......。本格的に移住するなら、絶対に欠かせないアプリ。
 今や東南アジアの町を走りまくっている「Grab」のバイク。  Grabは、東南アジアを代表する配車アプリ運営会社(本社シンガポール)で、料理の宅配も決済サービスも手掛ける。現地でGrabを知らない人はいないだろう。  驚くべきことに、道端の串焼きの屋台もGrabに対応していた(写真)。バイクの配達員は串焼きのビニール袋を受け取ると、それをスマホで撮影した後、緑のボックスに収納した。注文したお客さんに、その写真が届くのだろうか?  マクドナルドみたいな店舗のフードだけではなく、お気に入りの「屋台メシ」も自宅で受け取れるなんて......。本格的に移住するなら、絶対に欠かせないアプリ。
チエンマイ  タイ古式マッサージ店も、そこら中にある。しかし「歩道」で大々的に営業しているのは初めて見た。
 外国人と見るや積極的に営業をかけてくるお母さんに聞くと、1時間150バーツ(600円)。店舗型より3~4割安い感じだ。
 タイ古式マッサージ店も、そこら中にある。しかし「歩道」で大々的に営業しているのは初めて見た。  外国人と見るや積極的に営業をかけてくるお母さんに聞くと、1時間150バーツ(600円)。店舗型より3~4割安い感じだ。
チエンマイ  プチ移住先"Baitong"の近所に、グーグルマップの口コミ件数が妙に多いカオソイ屋があったので、行ってみた。
 「カオソイ」は、チェンマイ名物のカレー麺。外国人を含む行列が出来ていた。
 プチ移住先"Baitong"の近所に、グーグルマップの口コミ件数が妙に多いカオソイ屋があったので、行ってみた。  「カオソイ」は、チェンマイ名物のカレー麺。外国人を含む行列が出来ていた。
チエンマイ  カオソイのカレースープはココナッツミルク入りで、まろやか。でも、ラー油(?)が効いていてスパイシー。巨大チャーシューも食べ応え十分。チキンも選べる。
 平べったい茹で麺がスープに絡みまくって、恐ろしく美味い。揚げ麺もトッピングするのが特徴で、食感にアクセントが付く。
 菜っ葉の酸っぱい漬物と生の玉ねぎが添えられ(写真右)、お好みで投入する。味わいが複雑になって、舌が混乱する。
 これで50バーツ(200円)というから、リピ確定。日本のラーメンより小盛りで、お腹が減っていれば2杯は行ける。
 強いて言えば、辛さを調節できるシステムにしてほしい。あと、メニューに「白いご飯」を加えてほしい。カレースープに合いそうなので。
 カオソイのカレースープはココナッツミルク入りで、まろやか。でも、ラー油(?)が効いていてスパイシー。巨大チャーシューも食べ応え十分。チキンも選べる。  平べったい茹で麺がスープに絡みまくって、恐ろしく美味い。揚げ麺もトッピングするのが特徴で、食感にアクセントが付く。  菜っ葉の酸っぱい漬物と生の玉ねぎが添えられ(写真右)、お好みで投入する。味わいが複雑になって、舌が混乱する。  これで50バーツ(200円)というから、リピ確定。日本のラーメンより小盛りで、お腹が減っていれば2杯は行ける。  強いて言えば、辛さを調節できるシステムにしてほしい。あと、メニューに「白いご飯」を加えてほしい。カレースープに合いそうなので。
チエンマイ  プチ移住3日目のディナーは、女将Narumolにお願いし続けるのも気が引けて、近所の掘っ立て小屋食堂に行った。昼間に通りかかった時、賑わっていたので、ハズレのリスクは低いと見た。
 日本でもタイでも、厨房を見るのは楽しい。チェンマイの人たちは、外国人慣れしているせいか、片言の英語でも臆することなく話してくれて、支払いの時など助かる。
 プチ移住3日目のディナーは、女将Narumolにお願いし続けるのも気が引けて、近所の掘っ立て小屋食堂に行った。昼間に通りかかった時、賑わっていたので、ハズレのリスクは低いと見た。  日本でもタイでも、厨房を見るのは楽しい。チェンマイの人たちは、外国人慣れしているせいか、片言の英語でも臆することなく話してくれて、支払いの時など助かる。
チエンマイ  海鮮チャーハン60バーツ(240円)+野菜&豆腐&挽き肉のスープ50バーツ(200円)+缶ビール40バーツ(160円)=600円。
 こんなご馳走を、こんな値段で食べられて、幸福のあまり気絶しそうになった。ここもリピ確定。
 海鮮チャーハン60バーツ(240円)+野菜&豆腐&挽き肉のスープ50バーツ(200円)+缶ビール40バーツ(160円)=600円。  こんなご馳走を、こんな値段で食べられて、幸福のあまり気絶しそうになった。ここもリピ確定。
チエンマイ 【ここから30日】正方形の旧市街の西門(スアンドーク門)から西へ真っすぐ伸びる幹線道路を歩いていくと、ステープ山が近づいてくる。
【ここから30日】正方形の旧市街の西門(スアンドーク門)から西へ真っすぐ伸びる幹線道路を歩いていくと、ステープ山が近づいてくる。
チエンマイ  まずは「モンクのトレイル」登山口。駐車スペースにはバイクが並んでいて、地図の看板もあった。
 アジア系ソロ♀が一足先に登っていった(写真)。思ったよりは人出がありそうで、諸々の不安が早くも消えた。
 まずは「モンクのトレイル」登山口。駐車スペースにはバイクが並んでいて、地図の看板もあった。  アジア系ソロ♀が一足先に登っていった(写真)。思ったよりは人出がありそうで、諸々の不安が早くも消えた。
チエンマイ  視野を世界に広げれば、歩いてステープ山を目指す物好きは結構いるようで、白人のハイカー数組に出会った。
 一方、こーゆーマニアックなアクティビティーでは、日本人や中華系に出会うことは、まずない。
 日本人に関して言うと、旅行に時間をかけられないのが、まず不利。ネット上などの英語の観光情報(質量とも圧倒的)にアクセスしづらいのも不利。しかし、初見の土地でもGPSアプリで歩くのに慣れたYAMAPERは有利。
 視野を世界に広げれば、歩いてステープ山を目指す物好きは結構いるようで、白人のハイカー数組に出会った。  一方、こーゆーマニアックなアクティビティーでは、日本人や中華系に出会うことは、まずない。  日本人に関して言うと、旅行に時間をかけられないのが、まず不利。ネット上などの英語の観光情報(質量とも圧倒的)にアクセスしづらいのも不利。しかし、初見の土地でもGPSアプリで歩くのに慣れたYAMAPERは有利。
チエンマイ ステープ山中腹の寺院ワット・パー・ラート。沢に沿って造られた、美しく静かな穴場だった。
ステープ山中腹の寺院ワット・パー・ラート。沢に沿って造られた、美しく静かな穴場だった。
チエンマイ  ワット・パー・ラートから車道に出て、少し上ったところに「ステープ山ハイキング・トレイル」の登山口があった。
 看板などはないが、地図アプリがあれば迷うことはないはず。鉄塔が目印になる。
 ワット・パー・ラートから車道に出て、少し上ったところに「ステープ山ハイキング・トレイル」の登山口があった。  看板などはないが、地図アプリがあれば迷うことはないはず。鉄塔が目印になる。
チエンマイ  ワット・パー・ラートからは少し急登になるが、乾季なら、また歩き慣れているなら、何の問題もないレベル。粘土質らしい地面はカチカチに乾いていて、歩きやすい。
 しかし、雨季にはトレイルは「沢」と化し、悲惨なことになりそうな雰囲気だった。
 ワット・パー・ラートからは少し急登になるが、乾季なら、また歩き慣れているなら、何の問題もないレベル。粘土質らしい地面はカチカチに乾いていて、歩きやすい。  しかし、雨季にはトレイルは「沢」と化し、悲惨なことになりそうな雰囲気だった。
チエンマイ 特大サイズのバナナの木。種類が違うのか、石垣島でも見たことがない大きさだった。
特大サイズのバナナの木。種類が違うのか、石垣島でも見たことがない大きさだった。
チエンマイ ギラギラ輝く寺院ワット・プラ・タート・ドーイ・ステープの仏塔。浅草寺並みの混雑だった。
ギラギラ輝く寺院ワット・プラ・タート・ドーイ・ステープの仏塔。浅草寺並みの混雑だった。
チエンマイ 寺院の展望テラス
寺院の展望テラス
チエンマイ テラスからチェンマイ市街。空港はすぐに分かったが、旧市街の有名な寺院は距離があり過ぎて見つけられず。
テラスからチェンマイ市街。空港はすぐに分かったが、旧市街の有名な寺院は距離があり過ぎて見つけられず。
チエンマイ 車道側から寺院に至るメインの参道。
車道側から寺院に至るメインの参道。
チエンマイ  参道下には「ソンテウ」が隊列を組んでいて、すぐに乗れた。
 ピックアップトラックの荷台を座席に改造した乗合タクシーである。
 参道下には「ソンテウ」が隊列を組んでいて、すぐに乗れた。  ピックアップトラックの荷台を座席に改造した乗合タクシーである。
チエンマイ ソンテウの車内。フィリピンの乗合バス「ジープニー」と比べると、キャパシティーは半分くらい。片側に大人5人まで座れそう。旧市街まで40分、100バーツ(400円)。
ソンテウの車内。フィリピンの乗合バス「ジープニー」と比べると、キャパシティーは半分くらい。片側に大人5人まで座れそう。旧市街まで40分、100バーツ(400円)。
チエンマイ Baitongのテラスで勝手にくつろぐニャン。野良とのこと。
Baitongのテラスで勝手にくつろぐニャン。野良とのこと。

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