三嶺・天狗塚・石立山-2023-01-25 10年1度の寒波は時間切れで敗退( ノД`)シクシク…

2023.01.25(水) 日帰り

活動データ

タイム

07:21

距離

6.8km

のぼり

954m

くだり

954m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 21
休憩時間
1 時間 10
距離
6.8 km
のぼり / くだり
954 / 954 m
7 18

活動詳細

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7:45入山 気温-8℃〜12℃以下  使用ウェアーとレイヤリング トップス アンダー patagonia/キャプリーン・サーマルウエイト・フーディー インサレーション patagonia/ナノエアー・フーディー(R2テックフェイスでも可) もう一枚インサレーション houdini/オールウェアーTネック 後にpatagonia/マイクロパフ・フーディに着替えました、 ボトム patagonia/キャプリーン・サーマルウェイト・ボトム R1デイリーボトム 上からhoudini/パフィ・スクウェアというプリマロフトのスカート履いていましたが履かなくても十分です。 尚、これらの全行程においてレインウェアー/ハードシェルは不使用 ハードシェルを着て濡れないものの汗を掻いて蒸れるか?ハードシェルを選ばずに濡れながら乾かすか?体調や気温、ルートやペースで選択肢が変わります。  10年に1度の寒波が少し快復傾向の1/25三嶺・菅生登山口より8:45入山でした。 外気温-8℃ 登山口手前よりふくらはぎほどの積雪がありラッセルを強いられました。 また昨年訪れた時から随分と杉が切り出されており、スマホを定期的に見ないと正規ルートが分かりにくいノートレースの状況でした。 なのでいっそのことモノレール沿いを直登した方がルーファイに掛かる時間を減らせると、モノレール沿いを直登しました。 1200m付近のモノレールの駅からスノーシューを履きましたが、新雪なので行程中ずっと無意味ではないかと感じていました。 その際に3枚目に着ていたhoudini/オールウェアーTネックを脱ぎ、patagonia/マイクロパフに着替えました。 オールウェアーTネックは5分袖なのでナノエアーの袖口に付着した雪が溶けて濡れてきていました。 昨日の様な降雪が多く体温が高くなりすぎる行程では、本来の使い方通りオールウェアーTネックはハードシェルの上に着たほうが良いかな? 2時間かけて10:45 1250m付近で正規ルート復帰 -10℃ほど その後、無雪期なら脚を休ませれる南西方面への緩斜面のトラバース路も膝〜ほどの積雪がありラッセル。 少しも休ませてくれない行程にソロはウンザリ😅 取り敢えず、1時、もしくは1時半下山開始で細尾根になる1550m付近を目指します。 細尾根12時半着 外気温-10℃以下 予定より少し早くつけたので、まだ登りに時間を割けます。 細尾根から三嶺本体に取り付いて50mほど高度を上げるとヒヤリ❗️とする場面に遭遇でした。 写真撮りに行った先が雪庇だったという。 クラックなかったら気づかずに滑落してましたΣ(゚д゚lll) また更に高度を上げていくと片側がかなり切れ落ちた巻道にピンクテープが付いており、それを追ってトラバース路に入ると滑落しそうなほど危ない。 もしくは直上に木が生えておらず、積雪の多さから部分的な雪崩が発生するかも?と。 1mx1mほどの直上の雪が落ちて来てもアウトっぽい場所でした。 滑落すると100mは止まりそうもありません。 半分くらい入った辺りで引き返し、急峻な尾根筋を木々を掴みながら登っていきました。 夏道の山の弱点をついた巻道も、有雪期には逆に怖い場所になる様です。 01:15頃、1650m付近で大岩を見つけて風裏で食事を摂って下山を始めることにしました。 取り敢えずここまで連れ添ってくれた信用のおける暖かく丈夫なウェアーやギアに感謝です。 またさっきのヒヤリ!ハッと!と-12℃以下という気温に心が折れかけておりました。 それでも暖かいコーヒーと美味しい桜ベーカリーの無添加国産小麦使用のクロワッサンのお陰でやる気スイッチが入ってしまったので残業することにしました。 ここから先、雪の量は格段に増えましたが危険な場所がないので、ただただしんどいラッセルのみ! ガンバ!です。 すると絶景が目の前に広がる予兆が、2年前下調べもロクにせずに、ここを登った時にしんどすぎたものの1700m付近から望む景色に圧倒されたのを思い出します。 今ほど山に夢中ではなく、単にサーフィンの冬季トレーニングとしての冬山山行と思っていた頃でした。ネ(^ν^) それでも大!カンドーでしたね。 昨日は一昨年、去年と訪れた際よりガスって天候や眺望が良くないものの、ソロで苦労の末たどり着いたことから、ここの景色は忘れられない思い出となりそうです。 そこで自撮り棒を取り出して撮影会が始まり、15分ほど写真撮りまくって下山となりました。 山頂踏みたい気持ちをグッと堪えて14:14下山開始でした。 1735m地点より予定通り2時間で下山出来ました。 癒しの温泉郷の駐車場を出て30分ほどで吹雪いて来ました。 その後、30分で猛吹雪にかわり無理やり山頂目指さなくて良かったと安堵して高知市内まで帰って来ました。 詳しくは下記のお店のブログに書いています。 http://banzailifestyle850.blog.fc2.com/blog-entry-1800.html Instagram https://www.instagram.com/banzailifestyle/?hl=ja

三嶺・天狗塚・石立山 鬱蒼とした林の中の登山口だったところが、、、
鬱蒼とした林の中の登山口だったところが、、、
三嶺・天狗塚・石立山 行き先も禿山で登山道が分からず、、、
行き先も禿山で登山道が分からず、、、
三嶺・天狗塚・石立山 もういっそのことモノレール沿いを直登です。
もういっそのことモノレール沿いを直登です。
三嶺・天狗塚・石立山 しかし100mほど登ると木々で左側を進むのが困難になり、下を潜るもののザックとスノーシューが引っ掛かり_φ( ̄ー ̄ )
しかし100mほど登ると木々で左側を進むのが困難になり、下を潜るもののザックとスノーシューが引っ掛かり_φ( ̄ー ̄ )
三嶺・天狗塚・石立山 その頃、出発して1時間が経つのに気温が出発時と同じ(^^)  これは極寒が期待できます。
その頃、出発して1時間が経つのに気温が出発時と同じ(^^) これは極寒が期待できます。
三嶺・天狗塚・石立山 長い長いモノレール直登ルート、そもそも菅生ルートは直登が急峻すぎるので巻道を繰り返してモノレールの下を数回に渡り右へ左へ潜るルートです。

そこ!直登です。
長い長いモノレール直登ルート、そもそも菅生ルートは直登が急峻すぎるので巻道を繰り返してモノレールの下を数回に渡り右へ左へ潜るルートです。 そこ!直登です。
三嶺・天狗塚・石立山 1200m付近でオールウェアーTネックでは、体が暑くなり過ぎてナノエアーの袖口に付着した雪を溶かして濡れて来たので後の行程を鑑みマイクロパフに着替えました。
1200m付近でオールウェアーTネックでは、体が暑くなり過ぎてナノエアーの袖口に付着した雪を溶かして濡れて来たので後の行程を鑑みマイクロパフに着替えました。
三嶺・天狗塚・石立山 1250m付近で正規ルート復帰 この後トラバース路
1250m付近で正規ルート復帰 この後トラバース路
三嶺・天狗塚・石立山 雪が多過ぎてラッセルだらけ( ´Д`)y━・~~

脚を全然休ましてくれない全行程ラッセルという
雪が多過ぎてラッセルだらけ( ´Д`)y━・~~ 脚を全然休ましてくれない全行程ラッセルという
三嶺・天狗塚・石立山 その頃には-10℃以下

ハードシェルは上下ともまだ必要ありません。
その頃には-10℃以下 ハードシェルは上下ともまだ必要ありません。
三嶺・天狗塚・石立山 少しルートを外したら植林と紅葉樹林帯の境目にでました。

なので1400m付近というのがわかります。

植林は大体1400m〜1500m付近で、1400mより杉から桧が増え出します。
少しルートを外したら植林と紅葉樹林帯の境目にでました。 なので1400m付近というのがわかります。 植林は大体1400m〜1500m付近で、1400mより杉から桧が増え出します。
三嶺・天狗塚・石立山 気温が-11℃を下回って来ました。
気温が-11℃を下回って来ました。
三嶺・天狗塚・石立山 やっと3/5ですが、これより先は積雪が増え、気温も更に下がってくるので実質は半分以下ぐらいでしょうか?
やっと3/5ですが、これより先は積雪が増え、気温も更に下がってくるので実質は半分以下ぐらいでしょうか?
三嶺・天狗塚・石立山 12:30最悪、ここまで来て1時半下山と思っていた細尾根に到着
12:30最悪、ここまで来て1時半下山と思っていた細尾根に到着
三嶺・天狗塚・石立山 この先が三嶺1550m以上の寒くて急峻な核心部分
この先が三嶺1550m以上の寒くて急峻な核心部分
三嶺・天狗塚・石立山 雪庇にクラックがあって良かった(`・ω・´)

クラックが無ければ、もっと先まで写真撮りに行ってた。

かなり危なかった。
雪庇にクラックがあって良かった(`・ω・´) クラックが無ければ、もっと先まで写真撮りに行ってた。 かなり危なかった。
三嶺・天狗塚・石立山 1600m付近を超えて来ると-12℃以下で、ここは何時も風が抜けていて体感温度は更に低く感じます。
1600m付近を超えて来ると-12℃以下で、ここは何時も風が抜けていて体感温度は更に低く感じます。
三嶺・天狗塚・石立山 ヒヤリ!ハッと!上部も大雪、滑落しそうなトラバース路

夏道のピンクテープ
ヒヤリ!ハッと!上部も大雪、滑落しそうなトラバース路 夏道のピンクテープ
三嶺・天狗塚・石立山 真下は一旦滑ると100mほどは止まりそうもありません。

ここで滑落すると即死でなくても、行動不能なら凍死してしまいます。

ほんと、入って危ない!と気がつきました。
真下は一旦滑ると100mほどは止まりそうもありません。 ここで滑落すると即死でなくても、行動不能なら凍死してしまいます。 ほんと、入って危ない!と気がつきました。
三嶺・天狗塚・石立山 目新しいピンクテープは諦めて引き返すことにしました。
この後、尾根筋から木々を掴んで無理矢理登りました。
目新しいピンクテープは諦めて引き返すことにしました。 この後、尾根筋から木々を掴んで無理矢理登りました。
三嶺・天狗塚・石立山 引き返す前に見つけた直上の古いピンクテープ
引き返す前に見つけた直上の古いピンクテープ
三嶺・天狗塚・石立山 ヒヤリ!ハッと!から少し登って直上を見上げると青空が見えていました。
ヒヤリ!ハッと!から少し登って直上を見上げると青空が見えていました。
三嶺・天狗塚・石立山 このコンディション、シチュエーションで-12℃以下は初体験

感動ものです。

もちろんハードシェルを着ていない3枚のレイヤリングで寒さ感じず。

ちょうどってくらい(*´∀`*)
このコンディション、シチュエーションで-12℃以下は初体験 感動ものです。 もちろんハードシェルを着ていない3枚のレイヤリングで寒さ感じず。 ちょうどってくらい(*´∀`*)
三嶺・天狗塚・石立山 更に積雪が増し、木々が徐々にスノーモンスターに変わっていきます。
更に積雪が増し、木々が徐々にスノーモンスターに変わっていきます。
三嶺・天狗塚・石立山 ここに私1人だけ、最高の山行でした。
ここに私1人だけ、最高の山行でした。
三嶺・天狗塚・石立山 ん?思ってたより平場が近そうだ!上部が抜けていきます。
ん?思ってたより平場が近そうだ!上部が抜けていきます。
三嶺・天狗塚・石立山 2年前、初めてこのルートを訪れた際には今ほど脚も強くなく、何とかたどり着いた先にこの景色を見て当てられたのを思い出します。

そんな、私も今ではトレッキングはサーフィンと同じくらい大事なライフワークとなりました。
2年前、初めてこのルートを訪れた際には今ほど脚も強くなく、何とかたどり着いた先にこの景色を見て当てられたのを思い出します。 そんな、私も今ではトレッキングはサーフィンと同じくらい大事なライフワークとなりました。
三嶺・天狗塚・石立山 ヤバす(●´ω`●)

過去、2回訪れた時は25日よりは快晴で空がさらに青く、日光に照らされた雪は白銀に輝いていましたが、昨日はノートレース。

新雪が降ったまま(*´∀`*)
ヤバす(●´ω`●) 過去、2回訪れた時は25日よりは快晴で空がさらに青く、日光に照らされた雪は白銀に輝いていましたが、昨日はノートレース。 新雪が降ったまま(*´∀`*)
三嶺・天狗塚・石立山 10年に1度の寒波の中、ソロで5時間ラッセルしっぱなしで来た甲斐がありました。
10年に1度の寒波の中、ソロで5時間ラッセルしっぱなしで来た甲斐がありました。
三嶺・天狗塚・石立山 14:00 セルラー棒を取り出して自撮り&撮影タイムが始まります。
14:00 セルラー棒を取り出して自撮り&撮影タイムが始まります。
三嶺・天狗塚・石立山 大満足なひと時(^ν^)
大満足なひと時(^ν^)
三嶺・天狗塚・石立山 14:14 下山開始 標高差950mの行程2時間を予定しています。
14:14 下山開始 標高差950mの行程2時間を予定しています。
三嶺・天狗塚・石立山 ほんとは山頂に向かいたかったナァ(´-`).。oO

と!後ろ髪を引かれつつ下山開始
ほんとは山頂に向かいたかったナァ(´-`).。oO と!後ろ髪を引かれつつ下山開始
三嶺・天狗塚・石立山 降りも美しい光景と危険やスリルがあるものの楽しい行程が私を楽しませてくれます。
降りも美しい光景と危険やスリルがあるものの楽しい行程が私を楽しませてくれます。
三嶺・天狗塚・石立山 1250m付近まで一気に下山して参りました。

ここから登りで使わなかった正規ルートを降ろうかと思いましたが、自分の登って来た急峻な直登ルートのトレースを観ながら下山することに
1250m付近まで一気に下山して参りました。 ここから登りで使わなかった正規ルートを降ろうかと思いましたが、自分の登って来た急峻な直登ルートのトレースを観ながら下山することに
三嶺・天狗塚・石立山 朝は見えなかった奥祖谷の山々と青空
朝は見えなかった奥祖谷の山々と青空
三嶺・天狗塚・石立山 やはり私の車だけだ!

こんな日に三嶺入るのは馬鹿しか居ないという。証明(o^^o)
やはり私の車だけだ! こんな日に三嶺入るのは馬鹿しか居ないという。証明(o^^o)
三嶺・天狗塚・石立山 時間切れで敗退となった今回は良い経験となりました。

次は7時に入山出来る様に自宅を出発しようと思います。
時間切れで敗退となった今回は良い経験となりました。 次は7時に入山出来る様に自宅を出発しようと思います。

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