活動データ
タイム
17:04
距離
148.4km
のぼり
525m
くだり
525m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る①12時間半 82km D+200m 03:30 犬吠埼灯台 09:40 屋形海岸 10:00 蓮沼海岸 13:00 白里海岸 15:30 一宮海岸 16:10 東浪見駅(16:45-18:31 銚子駅) ②1時間半 7km D+なし 18:31 銚子駅 18:50(-19:20) 松の湯 20:30 犬吠埼灯台 【交通費】 東浪見-銚子 ¥1,518 2021年12月に上総一ノ宮駅から南下して浜金谷駅までの太平洋沿岸を4日かけて200km位歩いた。その長い赤線をさらに伸ばしたくて、銚子から東浪見までの九十九里浜の海岸線を歩く計画を立てていたが、なかなか踏ん切りがつかないでいたらあっという間に1年が経ってしまった。九十九里浜は栃木から行くには結構遠いし、明るいうちに終えるには早出しなければならず前泊が必要、そして最大の理由は1日で踏むには距離が長いためだ。全長70~80km、海岸線だけでも60km位ある。2日に分ける考えもあったがどうせなら1日で踏みたかった。今回、月曜日に休みを取ったこともあり日程的に問題なし、気温が低い今の時期が歩きやすいだろうと自分に言い聞かせて勢いで踏みに行った。終わってみて行ってよかったと心から思う。なんでも勢いが大事だ。 前日の18時に銚子の先端の犬吠埼に到着。適当に食事を済ませて21時に就寝。波が大きな音で轟々と唸っていたがぐっすり眠れた。翌日3時に起床、軽く朝食を摂り3時半から歩き出した。犬吠埼灯台の灯はぐるぐると周囲を規則正しく照らし、陸地にあるホテルの大きな壁が明るく照らされる光景はルパン三世のサーチライトのようだった。灯台の入口に、東映の映画のオープニングシーン(波がザッパーンとなるアレ)はここで撮影されたとの案内書きがあったが暗くてよくわからなかった。ちょっと興味があっただけに残念だ。 九十九里浜の海岸線、なるべく海とのギリギリを歩きたい気持ちがあったが序盤20km程度は道がないためほぼ内陸を歩いた。”太平洋岸自転車道”の看板あたりからだだっ広い海と砂浜が広がっていていよいよここがスタート地点だと気を引き締めた(というとカッコがつくが終始ダラダラ歩くだけ笑)霞んでいてはっきり見えない蜃気楼のような太東埼灯台方面に向けてどこまでも続く砂浜を歩いて行く。道ではなく砂浜。海と道路までの距離が50m~100m位ある場所が多かった。視界に海と砂浜しか入らない景色がとても良かった。 時折砂浜との間に川を挟む。ちなみに市町村の境目が川らしい。これは水深が深いため遠回りする必要があった。まどろっこしいが仕方ない。1回1km~3kmの遠回りを7回くらいした。これが結構な時間のロスになった。そしてメンタルにも結構響いた気がする。 砂浜にはいろいろなものが落ちていた。死んだ動物の死体もわりかしあった。様々な貝類は当然として、鯉(なぜ淡水魚が海辺に?)、ハト、イヌ(これは結構エグかった..)、なんだかよくわからない大型の鳥、etc。それでもゴミが圧倒的に少なく綺麗な砂浜だった。多分結構な頻度で地元民が清掃しているんだろうと思う。頭が下がります。それと釣り人が沢山いたがなにより一番多かったのはサーファーだった。この寒い時期なのにどうなっているのか。実は渡渉のため部分的に靴を脱いで裸足で歩いたが、20-30秒歩いただけなのに足がキンキンに冷えた。海に入ってしまえば暖かいのかも知れない。 砂浜歩きは楽しかった。が、距離を踏んでいくと足が砂に埋もれるのが徐々にシンドくなる。でもせっかくなので最大限砂浜を歩いた。50km位砂浜を歩いた。こんな経験は後にも先にもこれっきりだと思われる。舗装路のありがたさが身に沁みた。そんなわけで、トータル80km程度の道程は3時半出発の16時ゴール。都合12時間半もかかってしまった。でもきちんと無事に踏むことができて大満足だ。
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