高千穂峰（山納め）

今年最後の「山納め」は当初「久住」を予定していた。 目的は来年早々に「西穂高」に行くメンバーの「靴慣らし」に付き合う予定であったが、 如何せん、久住には雪がない！ 仕方が無いので「高千穂峰でキックステップの練習でもするか...」ということになった。 ところが初めて履くという「厳冬期」用の登山靴。 殆どシャンクしないため、履き慣れていないメンバーはロボットのような歩き方になり、 全然前に進まない。 鹿児島の山々は軽登山靴で十分であり、登山靴を購入したショップでは、 「年に一足出るか、出ないかの登山靴です」と言われたらしい。 相当に歩きにくかったのだろう。 雪山初心者がいきなり西穂高まで行くことはないだろうが、独標の手前までは行けるだろうから、 もっと登山靴に慣れてもらわないといけない。 おまけに、その下にアイゼンを履くわけだから、やっぱり雪山で練習をしておきたかった。 正月に神戸に帰省する私は、これ以上お手伝いが出来ないので、別のメンバーにお正月の間、 登山靴に慣れるよう一緒に登って指導してください...と、お願いするしかなかった。 まあ、それでもぶっつけ本番でなくて良かった。 今年最後の「山納め」は、寒風の中、ゆっくり登ってくるメンバーをただひたすら待ち続け、 叱咤激励する山登りとなったが、今年一年間、事故無く、無事登山ができたことを感謝し、 御礼を申し上げる山としては、最適な山ではあった。 来年は23日が一発目だが、いきなり寒い寒い「沢登り」から始まる。 どうか、来年も無事、一年が過ごせますように・・・ kayoさん/mikiさん