広がれ嬉しいバリアフリーの輪。

23日(月) 朝から冷たい雨だった。雨の日は決まって映画館で過ごす事にしている。 何時ものシネマサンシャインに予約しようとアプリを開いたら、19〜26日はネット予約者は誰でも1100円とある。良いじゃないの。 名優中井貴一と佐々木蔵之介の凸凹コンビシリーズ『嘘八百』第3弾を見に行く。 驚いた事に字幕が付いている。 台詞以外にも『遠ざかる足音』『ドアをノックする音』などのト書きの字幕まである。 難聴者がスマホアプリ(ハロームービー)等を使わなくても映画を楽しめる配慮であろう。 24日(火) 今日の朝日新聞『人』の欄に創作落語で難聴者への理解と支援を広める『岩尾至和』(いわおゆきかず)さん49歳の記事を目にした。 高座にマイクとスマートフォンを置く、マイクが拾った音声は客席にいる難聴の娘さん8歳の補聴器に届く、スマホは声を文字に変換するアプリが耳の不自由な客のスマホへ文章が送られる。 保育園の頃に嫌な事を言われても笑みを絶やさない難聴の娘さんの姿に突き動かされ脱サラした。 難聴者の気持に寄り添う社会を実現しようとする手段が落語だったそうだ。 落語に登場する『八っつぁん』や『与太郎』は現代の視点では発達障害や学習障害とも言われている。 そんな彼らが排除されるどころか仲間と認められる世界。落語は共生社会のお手本になるのではないか。 そう信じ創作に励むそうだ。 バリアフリーの輪が広がる事は身障者のみならず、僕を含めた高齢者には嬉しい事である。 明日は10年に一度の上空−12℃の強烈な寒気団で南国徳島も大雪の可能性が有ります。 通勤など十分にお気を付けて下さいね。