活動データ
タイム
01:19
距離
3.3km
のぼり
216m
くだり
218m
活動詳細
すべて見る今年の目標の山城めぐり、今回は高崎山にある高崎山城です。 別府と大分の中間に位置し、海に突き出した高崎山城はまさに天然の要害です。 高崎山は駐車場の広い銭瓶峠から登る人が多いのですが、今回は登山口まで車で行きます。 銭瓶峠からは離合の難しい道を800mほど、ゲートを手で開けて車を乗り入れます。 ではスタートです。今日は天気も良く、いい登山日和ですね。 良く整備されて歩きやすい登山道をぐんぐんと登ります。緩やかでいいですね。 少し登れば、すぐに南側に大きく展望があります。お、くじゅう連山が見えますね。 周りの木々は葉を散らしているので、明るくて開放的です。 山頂まで1キロのところで、大手口への旧登山道の分岐と高崎山城の案内看板があります。 旧登山道は下りに使うので、そのまま登って行きます。 高崎山城の詳しい説明書きがありますね。南北朝時代にも大活躍したようです。 続いて堅堀(たてぼり)の詳しい説明があります。 大分市側の大きく開けている場所で方向を変え、頂上に向かいます。 この道中も土塁、石塁、堀切などの説明があり、とても参考になります。 アオキの並木を登って行けば大手門の跡、その先には堀切の跡があります。まだ谷間がはっきり残っていますね。 その先が頂上です。 以前の山頂は樹木に囲まれて展望がなかったのですが、2016年頃に山頂周りが切り開かれて 劇的に展望がよくなりました。高崎山城の本領発揮といったところです。 東は田の浦ビーチを含む大分市側、北は別府湾と日出の町並み、西は由布鶴見と別府市街地、そして南はくじゅう連山方向と全方位で素晴らしい展望が得られます。特に田の浦ビーチを見下ろすのが最高ですね。 では下山です。大手門の跡まで戻り、旧登山道に入ります。ここがかつての正規のルートですね。 大手門の左右には櫓の跡があり、大手門に押し寄せた敵は側面から矢の雨を受けることになったでしょう。 大手門からは少しだけ急な道を下っていけば、あっという間に正規ルートに合流です。 そこからは緩やかに道を下っていけばゴールです! 高崎山は南斜面に登山道があるので、冬場でも北風を受けずに暖かくて登りやすくていいですね。 高崎山は山城の跡がしっかり残っており、解説も非常に丁寧です。山城の入門にぴったりですね。 そういえば今回もお猿さんにはあえませんでした。もう何度も登っているのですが一回も見たことがないです。 高崎山城 北、西、南は非常に急で、東に緩やかに尾根が伸びており、そちらからの侵入に備えて 主郭や曲輪が作られています。 およそ1100年頃に築城され、1191年には豊後の国に入ってきた大友氏に対して地元の豪族が高崎山城によって抵抗したそうです。 以後、大友氏の戦時の詰め所となり、南北朝時代には九州の北朝軍の拠点として活躍。 島津が侵入してきた豊薩合戦の時には、大友義統が一時逃げ込んだりもしていますね。 大友氏の改易後には廃城となりました。第二次世界大戦時には高射砲が置かれたそうです。
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