行者山(豊川市千両ちぎり)~行者様に会いに行く

2023.01.16(月) 日帰り

活動データ

タイム

02:24

距離

0m

のぼり

0m

くだり

0m

活動詳細

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近場の修験道探索登山。 先行者の記録や『愛知の行者様』から行者山に興味を持つ。何度も千両から旧額田町に登山に行っているので土地勘はある。しかし観音山以北尾根は未踏だった。 あいにく県道が路肩崩れで全面通行止めなので手前に駐車して林道に入る。 スタートからの林道は距離が長く決して本意ではないのでショートカット。適当に踏み跡を尾根に登る。林業人の踏み跡がそこそこについているので尾根を目指して登れば迷うことは無い。しかし、事前に描いた予定軌跡と実際のGPSの誤差が常に5mほどあるようでいつも踏み違えるのが難点。 豊川市としては考えられないほど山が深く、予想以上の岩尾根を現場トレースする。岩上にひょっこり行者様の上半身が見えてきた。温顔の行者様が堅固な岩室に入ってござった。信仰継続中の証か5円玉のネックレスも親しみやすく近々しい。あいにく5円玉は手持ちがないので最高額のお賽銭を持って行ってもらおう。 行者様は倚座南面し千両村方面の安全を願っているのだろうが、ここは太平洋と三河湾が見渡せる絶景の小広場にもなっている。新東名の高脚路もすぐそばだがこちらは登山中もずっと騒がしいのと景観上も望ましくない感じだ。 行者様のサイズは風切山、八名井の寺院のものより小ぶりだが、頭部+頭巾が大きくて可愛らしさがある。住民が背負って運び上げたこの行者様に会いに来るだけでも登山の価値があるというものだ。 ここだけが目的なので後もできるだけショートカットを意図する。尾根にはなぜか軽自動車幅の割と平坦な道が通っているのが謎。かつての不整地林道なのだろうか。 多少道迷い→尾根に登りなおしてp324へ。ここまではシイなど広葉樹の大木が多い。栗のイガもそこら中に落ちており動植物の棲息多様性を思わせる。これらの自然林が財賀寺のムササビなど豊川市の自然環境を支えているのだろう。ぬたば場もそこそこ見かけるが今まで熊には会っても猪には遭遇したことがない。 p342から県道にショートカットしようとしたが鳥獣フェンスに阻まれる。超えないで降りることも可能(小尾根を北へ進む)だったが結局より近い新東名のトンネル出入口(橋脚)辺に向かうことになる。 多少地図読みを誤り登り返しに難儀をしたが何とか県道に出られた(フェンス227から左折しカーブミラーに向かうと良い)。後は15分県道をクールダウンすると橋脚を潜って駐車場に帰り着くことができた。 本日の登山の無事も行者様のお陰でなくて何であろう。 ブラリトレックでは登山ガイド本には載らない山やコースの探索もしています。 興味のある方はコミュ二ティから山仲間募集を検索ください。

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