今年も雨中行軍　雷山

前週の登り初めは、病み上がりで脊振山を登ったが過去に記憶がないきつさだった。「俺の体、どうにかなったのか」というトラウマになりそうなので、何とかもう１度試さないと気が済まない。 土曜日は朝から本降りだったので仕事して、日曜日に賭けた。しかし、無情。天気予報は土曜より少しマシだけど雨は残りそうだ。 気が付いたら、昨年１月１６日に氷雨の中登った雷山に足が向いていた。脊振神社上宮を参拝したからには、雷（いかづち）神社上宮も参拝しないわけにはいかない。自宅周辺は雨はほとんど降っていなかったが、車を西に走らせていると次第に怪しくなってきた。山はガスに覆われている。雨さえ降らなければという期待は淡かった。登山口に着いた時には小雨がぱらついている。車は一台もない。去年もオッサンだけだった。 　風邪は少し咳が出る程度だが、濡れてぶり返したくない…少々、弱気になったが、とにかく準備。最低上宮まで行ってそこから先は体調次第と割り切った。 　登山口から渓流沿いの道をテクテク登る。昨日の雨で増水している。数か所の渡渉は靴が辛うじて濡れない程度でこなせた。清賀の滝の水量も多く音もいつになく響き渡っている。 　さて、これから上宮まで尾根筋を登る。途中で暑くなって堪らず一枚脱いだ。ザックカバーは一年ぶりにつけた。雨は次第に激しくなってきた。防水性がないので、染みるので体力奪われなければいいが、やはり少しきつくなってきた。 　何とか上宮に着いて、参拝。ここまで来たからにはと、頂上目指して歩き出した。全く懲りないオッサンだ。雨はさらに激しくなってきた。ここから斜度がきつくなって疲れた体に鞭を打つ。ようやく頂上。もちろん、誰もいない。少し腹が減っているが、下りて上宮で食べよう。 　上宮に着いて雨の勢いは止まらない。シャリバテしそうなのでおにぎりを１個立ち食い。そのまま下山。最後まで雨中行軍を強いられた。 　寒が緩んだので雪は残っていなかった。雪の方がよっぽどマシなのだが、２年連続で雷山の雨中行軍。毎年恒例になりそうな予感がする。 令和５年の山行はこれで２回目。ピーク数は２（重複なし）