活動データ
タイム
06:12
距離
7.9km
のぼり
925m
くだり
929m
活動詳細
すべて見る明けましておめでとうございます。 今年最初の登山は西穂高岳。 唐松岳の選択肢もあったのですが、北部の方が天気が悪いみたいなので、南部への選択で西穂高へ。 やっぱり穂高は良いところです。 1日目 新宿から朝1番の濃飛バスで平湯経由、乗り継ぎもスムーズに新穂高ロープウェイ口には12時20分に到着。13時には西穂高口のレストハウスでランチ。天気は曇りで少し雪がちらつく程度。登山道は踏み固められていて、ピンクの竹竿マーカーも随所にあります。夏道と冬道のミックスで、ただコースを外すと踏み抜きます。チェーンアイゼンでも十分歩けるコンディションで危ない所はありません。1時間ほどで西穂山荘へ到着。山荘では山友さんと楽しく過ごしてお決まりの撃沈。 2日目 山頂を目指して、6時45分に山荘を出発、この時点ではガスが周りを囲む。それでも少し高度を上げていくとガスが取れてきた、ただその分西側からの強い風が体を叩く。 雪のコンディションは良いが、今一つ積もっていなくて、岩も出ている箇所があり、たまにアイゼンと岩がぶつかりキュルキュルと音を立てる。 7時40分、独標まで辿り着く、独標の上には早朝山荘を出発した遭対協の方々が居て、昨日信州側に滑落した登山者が居て、天候が回復するのを待っているとの事、回復次第ヘリでの救出作業になるみたいです。 独標から先の状況は飛騨側から雲と風がやってきて目の前に見えるピラミッドピークの山頂はかなり吹いていそう。西穂高岳の山頂は雲の中で見えず、それでも西側の視界はかなり良くなってきている。 少し考えたあと、山頂を目指します。ただここから先も、岩と雪のミックスでアイゼンを付けた足の置き場所を慎重に考えながら進みます。 9峰のところで下からの吹上げと横殴りの風に飛ばされそうになり、身体を屈めて、引き返すか少し考えましたが、先行の登山者が1人いたので、意を決して先に進む、ピラミッドピークを過ぎた先で、先行者に追いつき先頭に、冬の西穂は上何度か登っているので、ルートはなんとなくわかるのですが、踏み跡も風で消されて、アップダウンを繰り返しながら、進んでいきます。 最後の山頂直下のスラブが1番の難所で、岩の上には雪が1センチ程度しか乗って無く、アイゼンやピッケルがカチカチと岩に当たる、後方から付いてきた先ほどの登山者へ、ここは無理なので少し戻りますと告げて、ルートを変更して少し谷になっていて雪がついている場所をザクザクと進み、8時45分に山頂に到着。風は大分弱くなって山頂で5〜7mぐらい。視界も大分良くなったのですが、槍様には会えず。後方の登山者が山頂に辿り着く、そこでその登山者の足元を見たらなんとチェーンスパイク!スラブの下で分かったら、全力で止めましたが、すでに山頂。ここで怒ってもしょうがないので、ぐっと我慢しました。 登山者は初めての西穂高岳との事、しばらくすると下山をはじめて、私も20分ぐらいのんびり山頂に居てその後下山、スラブの横の谷をひたすらクライムダウンしてなんとか安心できるところまで来た、最初下に見えた登山者の姿が先の登山道に無いので、もう降りたのかなぁと思っていたら、飛騨側の登山道では無い谷にどんどん下っている登山者を発見して、「道間違ってますよ〜」と声をかけた。 その登山者が登り返してくるまで、少し登山道を戻り、登ってきたのを待って、再び下山、あそこで発見して良かったです。 独標まで戻るとまだ遭対協の方々が居て、すでに2時間以上雲が晴れるのを待っている様子。 ※このあと雲が取れて無事にヘリが飛べたようで救出されたとの事です。 西穂山荘には10時40分に戻り西穂ラーメンを食べて、帰路に。 今年の初登山は西穂高岳。冬の西穂の山頂付近は今までに一番いやらしい斜面でしたが、無事に下山できて何よりです。 素晴らしい景色を堪能出来て、リフレッシュできました。 さて今年は何回山旅が出来るか楽しみです。
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