真っ白な粟ヶ岳の７合目まで

モフモフの白い粟ヶ岳。 途中まではなかなか良いペースで『山頂まで行けたら良いね！』なんて話していたけど、標高が上がるにつれてサラサラになる雪と急登に悪戦苦闘。 五合目を過ぎた頃には『小屋で良いよね！？』 六合目頃は風が強くなり視界も良くなくて『小屋まで行けるかな？』 比較的平らなところは膝下、ルート選択ミスで膝上、急登では腰や胸の高さの雪を交代しながらラッセル。実際にやってみて分かることもあるし、『くー登れなーい！』って苦戦するのも何だか楽しい。 基本的には尾根を登るルートだから分かりやすいんだけど、枝や雪溜まりなどで何処が歩きやすいのか迷ってしまう。雪だから何処でも歩けるけれど、何処でも良いって難しい。 鎖場は登りも下りもスノーシューを外して四つん這いで、雪にズボズボと手も足もめり込ませて登った。ロープも持って来てくれてたけど使わずに通過できた。 そしてこの日一番のドキドキはナイフリッジ。一歩ずつしっかり足元固めて慎重進んだ。 七合目の小屋は半分埋まっていて、小屋の前の窪地で風を避けながらランチ。 ドーム型シェルター初体験。真ん中に荷物を置いて上からバサっと被ると、下側がゴムが入っていて風でバタバタする事がない。かまくらみたい。こういうのがあるのね！ 私以外の二人が時々振り返り『声がする』と言うけど私には聞こえなかった。結局他に誰もいなかったから、、お二人揃って、幻聴ですか笑？ 冬は三条側から登る方が多のかな？この日も三条側から何人か登っていたそうだけど、加茂側は私たちだけだった。 山頂まで行けなかったけれど、青空ではなかったけれど、それでも楽しめるお山歩き。 久々にご一緒出来て楽しかった。ありがとうございました！