熊野古道 紀伊路 2

2022.12.28(水) 日帰り

活動データ

タイム

06:12

距離

15.3km

のぼり

53m

くだり

42m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 12
休憩時間
1 時間 58
距離
15.3 km
のぼり / くだり
53 / 42 m
6 12

活動詳細

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熊野古道・紀伊路歩き2日目は、住吉大社から鳳駅まで。 1日目の終わりは住吉東駅でしたが、今回は神社の正面側の南海線・住吉大社駅で下車。正月準備もたけなわの住吉大社内をぐるっと見て回り、そのまま裏側に抜けて1日目の終了点に繋ぎました。 そのまま住宅街の中の通りを少し下ると大和川にぶち当たり、橋を越えたところで大阪市とはお別れ、堺市内に入りました。 この日も初日と変わらずひたすらアスファルト、ひたすら普通の住宅街や工場地域の中を抜ける道。初日にいくつもあった熊野街道の石標識はどうやら大阪市によるものだったのか、堺市に入ってからしばらく延々とまったく標識が消えました。 行く手になにやらとてもツルンっとした長く大きな塀に囲まれた空間が見えてきたところで、ルートは右折れ。件の大きな塀はなんと大阪刑務所のようです。 右に折れたすぐ先にあったのは、境王子跡の碑。そこから更に少し下ると、いよいよ「こんもりした森や小さな山っぽいもの、盛り土はとりあえずみんな古墳」の百舌鳥古墳群エリアに入りました。そういえばここも世界遺産でしたね。 ルートは世界三大墳墓・仁徳天皇陵の片側をぐるりと周りますが、あの写真でよく見る鍵穴型古墳の全容はまったく見えるわけでもなく、ただ堀か池の脇を歩いているのと変わらないというのが残念です。空からしか見れないとは聞いていましたが、正面の大仙公園にそびえるタワーを発見。お、さすが世界遺産にもなると展望台ができたのかと期待したら、大戦戦没者の慰霊塔で登れないそうですね…しかも口コミやレビューを見たら古墳の観光客のほぼ100%が同じ期待を抱く、市民の多くが「登って見れるようにしたらいいのに…」と思っているらしい感じがひしひしと伝わってきました。 公園内のカフェで昼ごはんのあと、歩き再開。仁徳天皇陵の正面前の道で、熊野古道はいきなり右に大きく方向転換し、1kmほど西へ平行移動した後、また南下していきます。まるで繋がっていたものが断層でずれたような奇妙なルートなので、何か間違ったかと思いました。 でも、大阪府の出している公式ルート地図を見るとなんとこの通りなのでびっくりです。 ちなみに紀伊路のルート詳細は地図は以下のサイトからダウンロードできます。 大阪部分:「歴史街道ウォーキングマップ」内の「熊野街道」 https://www.pref.osaka.lg.jp/doroseibi/kakusyusesaku/rekishikaidou.html 和歌山部分:「和歌山県公式観光情報」内の「街道マップ:熊野古道紀伊路」 https://www.wakayama-kanko.or.jp/plan-your-trip/model-courses/route-map/kiiji/ ここから残りはひたすら町工場や倉庫街の端を抜けていく、はっきり言ってとても退屈な道。なぜかここから再び始まった「熊野街道」の石標が律儀にポツポツ立っているのが、むしろ寂しさを倍増させる気すらします。 熊野古道といえば中辺路の石畳道というイメージしかない人であれば、ここも一応熊野古道とはとても信じられないでしょう。時間に制限のある場合や、情緒や趣のある部分だけをみたいならば、大阪部分は心置きなくとばして全然問題ないと思います。 ただ、私はどのルートや道でもとりあえず一度は自分の足で歩いて見て・経験しておきたいのと、日本語がわかるので適当に看板や表札や店を見ていてもそこそこ楽しめるので、紀伊路の勉強と思って歩いています。一方、巨神兵は飽きに飽きてモチベーション維持するのが大変そうでした。 鳳駅のすぐ手前、一瞬ここが道か路地か迷うような横道に入って端の角にあるのが、大鳥寺。四国遍路の大先達で、最近ではLGBTQの駆け込み寺として多くのメディアでその活動を紹介されている柴谷宗叔住職のお寺の一つです。 私達が紀伊路を歩いているので、ちょうど今日は大鳥寺の方にいらっしゃる日で、たまたまお寺も紀伊路ルート沿いというグッドタイミングで、お誘いをいただいていたのです。 まったく他の民家と変わらない外観ですが、2回の外壁に大きく大鳥寺と表記されているので助かりました。扉を開ければいきなり普通のお寺の本堂がボンッと現れるので「おお〜!」と二人でぷち感動しました。 お言葉に甘えて上がらせていただき、宗叔さんと3〜4年ぶりぐらいの再会。コロナ前は四国のあちこちのお寺で偶然「あら」とお見かけすることも多く、最後にお会いしたのは太龍寺の初会式だったはず。四国の遍路道や遍路宿の現状、外国人お遍路さんたちのこと、いろいろおしゃべりさせていただきました。 2日目はJR鳳駅で終了。 ここをすぎるとルートは電車の路線からやや離れて進むとの、ここは快速も停まる駅なので、ちょうどよいゴールです。 上記の歴史街道ウォーキングマップによると、今日の私達の歩いたルートは2ページ目そのまま。初日は1Pに記載されている区間で、私達は期せずしてモデルコース通りに歩いているようです。

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