白面の九重連山

九重 つながった冬の星座のように、雪に輝く九重連山を求めて、はじめての九州へ。 わたしは、九州にすら立ち入ったことがないのだから、ここで語るほど九重を知らない。 今回は熊本を起点に活動するため、阿蘇のカルデラを大きさに驚いたり、名物の馬刺しを食べたり、黒川温泉の湯をもんだりと、すっかり観光気分での登山。 このご時世、絵に描いたような贅沢にけしからんと言われそうである。 ■目標 ・九州初上陸→達成 ・馬刺を食べて感動したい→達成 ・阿蘇のカルデラを見て感動したい→達成 ・憧れの法華院に泊まる→達成 ・大船山から朝陽を浴びる九重連山の撮影→中止 （目標が簡単だと怒られそう笑） 　 ■交通 往 羽田空港→熊本空港（JAL）約2.5万 レンタカー　（バジェット）約1.5万円 復 熊本空港→羽田空港（ソラシド）約1.5万円 ■宿泊 1日目　天空の大地久住高原ホテル　6000円/人 大浴場の温泉が最高。フロントのホテルマンの対応が紳士的で素敵。 この日の宿泊客はまさかの自分だけ。貸切でちょっと怖い。 （在室判定するタブレット？の接触が悪く、室内停電にビビる） 天空の大地久住高原ホテル 0974-76-1211 https://maps.app.goo.gl/cocVgawaVxK4D7Rd8?g_st=ic 2日目　法華院温泉山荘　11000円/人 燃料節約のため、基本的に寒い。 ただ、＋1000円で石油ファンヒーター使いたい放題の特別室がある、予約時に選択することを激しくお勧め。 ご飯美味しく、風呂最高！祭りじゃ！ 法華院温泉山荘 090-4980-2810 https://maps.app.goo.gl/BichCjXWgrZ25km37?g_st=ic 3日目　黒川温泉　野の花　約20000円/人 とにかく食事が美味しいお宿。 部屋に半露天風呂もあって、泉質も最高。 温泉街まで遠いのが玉に瑕だけれども、それを上回るおもてなしと食事の美味しさが光る。 お宿 野の花 0967-44-0595 https://maps.app.goo.gl/5TVGKTv5vf8DzdzbA?g_st=ic ■登山 ホテルから近い、赤川登山口から入山。 トイレがある駐車場。九州民の優しさに感激。 一番乗りだったため、ノートレース、時折太ももラッセル。 なるべく多くの山頂を踏み、距離感を得ながら、翌朝の撮影イメージを膨らませたいと思い行動。 しかし、予想より雪が多く、時間もかかったため、行程を短縮し、お宿の温泉をゆっくり楽しむ。 翌日は、知り合った方とからのアドバイスをもとに危険箇所を避けつつ、予定していた大船山でのモルゲン狙いから天狗ヶ城からの九重連山の景色満喫コースに予定変更。 晴れ間には巡り会わなかったけど、良い行程だったと実感。 ■必要なもの ・チェーンスパイク ・防寒具 ・ゲイター ■繋がり 寒い部屋でこごえていたところ、隣の特別室（ファンヒーター常備！）に泊まられている方から、お声がけいただき、そのまま宴&写真談義！ 九重山行は30回を超えるほどの九重フリークで抜群の腕前で九重連山を美しく切り取られている。 ぼくが、初九重っぽかったので、話しかけてくださったとのことで、それはもう優しさの塊のような。 ロケハンが不十分なこともあり、明日の予定を相談するの親身に行程を考えてくださって、おかげで危険箇所も避けられ、安全で有意義な山行になりました。そして自分もこうありたいと思いました。 なにより、とても気さくなお二人でとても楽しかった。 普段、人とは行動を共ににしませんが、このお二人となら一緒に登山してみたいなと素直に思えました。 感謝しても仕切れないほどの施しを頂きました。 本当にありがとうございました。 本州に来られる際は、ぜひご連絡下さいね。 ■写真 初めての山域だったのと、天候に恵まれなかったため、ロケハンできず、満足な写真は得られなかったものの、いくつか綺麗だなと思える風景に出会えてシャッターが切れた。 反省点として、せっかくの山旅なのに、道中の写真を撮らなかったので、山旅感が薄く、断片的で読みづらいものになってしまった。 今後はこまめな撮影を心がけます。