始めに、活動記録の時間がずれてしまいました。正確には 開始0700~終了1630、活動9時間30分です。 ザックのショルダーベルトにスマホをくくりつけていたら誤作動多発で正確な記録を取れませんでした。 さてさて。来ました休日!今回はバックカントリー初心者二人と経験者を連れての無意根山です!雪山の洗礼を浴びせてやりましょう! 連日の暖かい気温に雪が心配でしたが、登山口から積雪30㎝以上との情報を得たのでイザムイネ! コース概要 ○元山登山口~千尺高地 積雪は30~100㎝。雪上登坂&滑走には十分な積雪です。 雪質はザラメ~千尺手前はうっすらパウダー。 微妙なアップダウンを織り混ぜつつ急坂の連続で高度を稼ぎます。 ○千尺高地~長尾山トラバース 積雪は100㎝以上。パウダー一部ウインドクラスト。 できるだけ長尾山よりにオープンバーンをトラバースしていきます。天気が良ければ目指す無意根山や後方に真っ白な余市岳、遠望で羊蹄山、定山渓の山々が一望できるお気に入りの斜面です。 ○長尾山~馬の瀬 無意根山の稜線に取りつきます。風もかなり吹き付ける極地を味わえます。向かって左手側には背庇が発達しているので歩行時は踏み抜き注意です。 ○馬の瀬~無意根山 馬の瀬は背庇が発達して崩落の危険がとても高いらしいので、向かって右側を巻くルートがオススメです。 薄別分岐からは今回は行けませんでしたがクラストし緩やかな斜面になります。厳冬期は名物のスノーモンスターがお出迎え。 ○滑走 無意根山上部から千尺まではオープンバーンの気持ち良い斜面が満喫できます。千尺高地に一部大きめの登り返しがあり、ボーダーは素直にスノーシューに履き替えがオススメです。 千尺からも気持ち良いオープンバーンですが、それ以降はスキーではタイトツリーランが楽しめますがボーダーには厳しめのようでした。 全員の装備を確認すると地図持ち&ルート確認してるのは自分のみでした。 引き返しのリミットを1400時に設定していたのですが、アクシデントで下りに時間を費やしてしまいました。 それではアクシデント集を御披露目します。 ①登りでバテるメンバー多数。登り5時間の設定を序盤で裏切られます。 ②馬の瀬手前でバテ切って待機メンバー発生。吹きだまり下に軽く雪洞を掘り待機してもらいます。 ③薄別分岐辺りでホワイトアウト。視界10mでピークハント断念。 ④滑走開始も初心者一名全然滑れずに結局スノーシューで下山。 ⑤降りる尾根を一本間違えて余計なトラバース発生。 ⑥登山口まで、滑走して五分の場所から別々に滑走下山。五分後に自分のみ下山。他の三名は道迷いから遠回りして合流。 反省☆ ソロなら5時間程度の行程もメンバーの力量で9時間以上かかるとは思いませんでした。 かなり甘く設定したつもりでも予定通りのペースで行動できない場合の副案が必要でした。 個々の自己申告で滑走できると判断しましたが、ゲレンデと雪山では必要な滑走技術が桁違いなのを実感しました。 自分の下りトレースを辿るだけなのでと、短い距離でもバラバラに行動した結果他の三名がルートミスから日没ギリギリの下山になってしまいました。登山口で着替えが終わっても戻ってこないので、生きた心地がしませんでした。短い距離でもパーティー行動を崩してはいけないと実感しました。 最終リミットで決めていた日没直前の1630の下山に反省です。 追記☆今回は救助要請までも行かなかったにしろ遭難の部類に入るのかなと思います。 まずパーティーリーダーとして、パーティー行動を崩した事、事前に全員の装備の不足(地図やコンパス)、ルートの統一確認を怠った事が主たる原因と考えます。 個々が自己完結できるスキルと装備を有し、それでも足りない部分を全員で補い合い、最終的にメンバーの意思を統一することのできるリーダーが居て初めてパーティー登山が成り立つのだなと痛感致しました。 積雪期無意根山1464m オススメ度 ★★★★☆ 危険度 ★★★★☆ 体力度 ★★★☆☆
気持ち良さそうなオープンバーンです。
無意根名物樹氷はもう少し冷え込まないとダメですね
小休止☆
さぁて、出発。初心者二名はここらで急激なペースダウン
千尺から無意根に向けて!
見えたぜ!無意根山!
本日の定山渓天狗岳
登りトレース
ここも気持ち良さそうなオープンバーン❤
馬の瀬あたりから爆風!
馬の瀬の迂回箇所。尾根に向かって急登です
ホワイトアウトしたのでここで下山を決意! 今日もピークにはたどり着けず。。。
待機組と合流してパチリ!そして滑走
できるだけ登り返しの無いようにトラバース気味に滑走
千尺のオープンバーン!最高でした
あれ!?
歩いてる!?
はぐれて一人で待ちぼうけ
登山口から左側は一応立ち入り禁止みたいです
快晴の定天!
率いるはボーダー三人組!笑っていられるのは今のうち!
最初の急坂。シールでも直登可能でした。雪質によってはジク切り必要
皆さんスノーシューで軽快?に登ります
あいにくの曇天ですが、予報の雨も降らずに快調
ヒールリフターやキックステップを教えながらの登坂です
レイヤリング調整するも透湿性能をはるかに越える発汗をしてるメンバー多数(笑)
曇りも定山渓の山々が見渡せました
ちらっと余市岳
先行してパチリ
滑走前に撮ってもらいました☆
メンバーと別れてからの行動(聴取した内容) どこを下りても下山できると踏んで各自滑走した事により、自分以外のメンバーが道迷いしました。その行動を追ってみました。