三田・篠山の山を初めて登ってきました。白髪岳の岩場に惹かれて行ってみたいなあ! と思ってたんですがせっかく電車賃をかけるならたっぷり楽しもうって事で、眺望が素晴らしいと評判の虚空蔵山にも寄ってみることにしました。 夕方には帰宅しなければならなかったので、始発電車で出発です。阪急京都線 富田駅を5時14分発の電車に乗って、宝塚駅でJRに乗り換えて藍本駅に到着したのが6時57分。時間的にはJR摂津富田駅から大阪駅経由で藍本駅に行ったほうが早いのですが、運賃が370円も違うので阪急利用必須です。 さてさてハイキング開始です。 虚空蔵山の感想。虚空蔵堂から山頂手前までの登り坂は急です。山頂からの眺望は評判にたがわず素晴らしいです。綺麗だなあとか、すごいなあ、ってんじゃなく、なんだか男に「天下を取った気持ち」を教えてくれる感じの景色です(伝わるかな・・・)。 白髪岳の感想。岩場はあっという間に終わってしまいいますが、傾斜が急なので両手両足三点支持しないと危険があります。2本の足で立てない岩場なので面白いのですが、本当に数メートルで終わってしまうので泣けます。。。 岩場にたどり着くまでの急登っぷりがヒドイです。沢から一気に頂上と同じくらいの高度まで急登するんですから。。 100%初心者向けではありません。友達に誘われて初めて来たのがこの山だったら、もう2度とハイキングしたくなくなるんじゃないかなあ。。 それにしても三田・篠山の山々は低山でも山頂がとがっている山が多くて勇壮な感じです。岩場も多いし。 いつも行く北摂の山とは全然趣が違って楽しかったです!
JR福知山線 藍本駅からスタートです。最寄の阪急京都線 富田駅を5:14発で6:57着でした。電車の乗り換え時間が短くて、途中の駅で用をたせなかったので駅の外に公衆トイレがあって助かりました。
まずは虚空蔵山を目指します。藍本駅からまずは線路沿いを南下します。
酒滴(さかたれ)神社前を通過。調べたから読めますが、この読み方絶対に読めない。。。
ここから西へ進みます。
あれが虚空蔵山ですかね? 山頂とんがってるなあ。。。びびるぜ
舞鶴若狭自動車道をくぐります
舞鶴若狭自動車道をくぐり、少し左手へ進むと虚空蔵山登山道の入り口です
序盤は石畳(にしては乱れてますが)が続きます。登り勾配はたいしたことありません。
高度をあげると足元は次第に自然の岩肌になります。傾斜がだんだんキツクなってきます。朝日が差してきて岩肌が金色に輝いています。
朝日に照らし出される虚空蔵堂。このお堂の右手から登山道が続きます。
虚空蔵堂から登りの傾斜は格段にレベルアップ。この道標がある分岐までが大変でした。。。
虚空蔵山山頂すぐ手前の岩場からの眺望。写真じゃイマイチ伝わりませんが、「天下を取った気分」にさせてくれる眺めです。
前の写真の岩の上に立って一枚。すごいわ。。。 さすが眺望で評判の山です。左奥は生駒山地???
虚空蔵山 山頂。テーブルと椅子がワンセット。
尾根道を北へ進みます。黒プラ階段で整備されているとはいえ、かなりの下り坂です。要注意。
草野駅へ向かって降りていきますが、足元は急なくだりの岩肌の上に木の根や小石が散乱し、その上に湿った落ち葉が堆積しているという4重苦、5重苦状態。危険でした。
綺麗な色の池。
橋を渡ると、広い林道に出ました。ここまでは自動車が入ってこれるようです。
森がいいにおいを出していました。いかにも「森」のにおいでした。癒されます。
草野の集落に降りてきました。振り返って虚空蔵山を撮影。
JR福知山線 草野駅を通過。公衆トイレを期待していましたが、無かった。。。。
まっすぐの農道を北へ進み。次の山へ移動します。左奥に(たぶん)松尾山が見えてます。
このガーダーをくぐって、線路の反対側へ。
ふたたび線路をくぐり、線路の西側に出ます。
いよいよ白髪岳(左)、松尾山(右)が揃って見えてきました。白髪岳、デカイしとがってる。。。
古市駅近くの、のどかな集落に到着。
国道の下を通りぬければ、登山口に向かう道に出ます。
あの火の見やぐらが見えたら、登山道の取付きは間もなくです。
白髪岳接近。とがってる。。。キツそうや。
さて、登りますか!
序盤は普通の自動車が入ってこれる林道。当然斜度も大したことありません。
林道から離れ、この分岐から容赦ない登り登山道が始まりました。。。。
急坂をつづらおりにひたすらに登ります。足に来ます。だれがこんなルート設定したんでしょうか。もうちょっと上りやすさを考えてコースを作って欲しかった。ヒドイよ。
尾根に出ました。ひさしぶりのキツイ登りでした。岩場が楽しみで白髪岳に来たのに、もう足はカッスカスです。
岩場の登り。三点支持を怠らなければホールドはくさるほどあるので危険は無いと思います。調子にのったりカッコつけて三点支持を怠らないことが大切と思います。ふざけると危ないです。ただロープの張られている位置がちょうど人が通る場所と交錯していて、ロープをくぐる必要があるので、もっと岩肌にへばりつくような位置にロープをはれないものかと感じました。バックパックにストックを挿していたりすると、ロープにひっかかって危険なことになりそうな感じです。
登ってきた岩場を振り返ります。5mくらい?
山頂手前の岩場の上から
馬の背状の岩々したルートを進みます。
再び岩の上から振り返って一枚。
白髪岳山頂です。
白髪岳山頂からの眺め。眺めはいいですが、虚空蔵山のほうが里に近くて迫力ありましたね。
山頂の石の上に立って足元撮影。ここが白髪岳で一番高いところです(^^;
近辺では一番高い山なので、白髪岳から多くの山並みが見えるのはいいですね~。この写真は頂上から北側を写したものですが、山間に雲海が出てます。竹田城とかいいかんじかもな~。
ご機嫌なトラバース道を通って松尾山へ向かいます。
鐘掛の辻というところ。松尾山山頂は正面の尾根を登ります。
この急坂を直登しろとおっしゃるのか?! キツ。。。 なんちゅうルート設定・・・
松尾山山頂に到着。酒井城の城跡とのことです。
フラットな山頂広場のすぐ下に、もうひとつフラットな場所が。昨日三好山で学んだ「曲輪(くるわ)」ですな。城跡ならではの地形です。
松尾山でお昼ご飯。お手軽にスープ春雨とボイルしたウィンナーです。体は汗をかくほど温まってましたが、吐く息は白かった。
お腹も落ち着いたので松尾山、下山開始します。
文保寺方面を目指します。
登山道を降りてきたら林道に出合いました。
林道に降りてきて振り向いての一枚ですが、ここに標識が何もないので、分岐が分かりにくい。正規の分岐じゃないところに出てきたのかな???
しばらく下るとゲートがありました。上から順にロック、かんぬき、ポール差込みと厳重な三重ロック大変だわと思いながら通り抜けました。
通り抜けてから良く見ると、横の扉がロック2個で簡単に開けられました。。。。歩行者はこっちですね。
文保寺。
文保寺駐車場には新しくて清潔なトイレがありました。再建700周年記念とかで改装したらしいです。
文保寺 桜門。阿吽の像がありました。
JR福知山線 篠山口駅到着。今日はここまで!