8字だよ全員習合!

2022.12.10(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 33
休憩時間
1 時間 18
距離
6.8 km
のぼり / くだり
400 / 399 m
14
21
43
11
1 14

活動詳細

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八王子神社は八柱御子神(やはしらのみこがみ)という日本神話に登場する、スサノオノミコトの八人の皇子を祀ったものである。この八人の王子は、陰陽道では方位の吉凶を司る八つ神として八将軍や八将神と呼ばれている。余談だが、東京の八王子市はこの八王子神社に起因する。 日本に仏教が伝来したのは6世紀半ばであるが、それまでは信仰の主流は神道であった。そこへ仏教が割り込んでも、全面的な宗教戦争とはならず、神仏習合(しゅうごう)という融和による新しい形態へと変化していく。習合とは、さまざまな宗教の神々や教義が混同し、同一視される現象のことである。日本神話のスサノオノミコトは習合により、仏教では牛頭天王(ごずてんのう)となり、釈迦が説法を行った「祇園精舎」の守護神とされた。 聖徳太子の時代(6世紀後半~7世紀はじめ)、仏教とともに法華経(ほけきょう)が日本に伝来した。大乗仏教と言って、それまでの個人向けから団体向けに変化した経典は、誰もが平等に成仏できるという仏教思想がウリである。古来の仏陀の教えに新しい解釈を加え、多くの人々を理想郷へと導くものとし、大きく優れた乗物という意味で大乗仏教と呼んだ。現在の仏教の各宗派は全てこれに基づくものだ。 法華経の序品(じょぼん/経典の前書き)では、仏教において天竜八部衆が仏法を守護するとされている。八大龍王(はちだいりゅうおう)とも呼ばれ、天龍八部衆に所属する竜族の八王なのだそうだ。その八大竜王の1柱に娑伽羅龍王(しゃがらりゅうおう)がいて、その娘が牛頭天王(ごずてんのう)と結ばれ、八王子神(八将神)を生んだとされる。 日本神話では、スサノオノミコトは出雲でクシナダヒメと出会い結ばれる。クシナダヒメの父のオオヤマツミは8人の娘を持つ父親であったが、その地を荒らしていた八つの頭を持つ大蛇ヤマタノオロチへ、末娘クシナダヒメを生贄に差出そうとしていた。出雲に入ったスサノオはクシナダヒメに一目惚れし、ヤマタノオロチを退治し助けると妻にした。そのスサノオが「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」と詠み、出雲は八雲と表現された。 神仏習合の解釈からすれば、スサノオ(牛頭天王)の妃となった竜族八王の一人、娑伽羅龍王(しゃがらりゅうおう)の娘はクシナダヒメと言う事になる。二人の間には8人の皇子がいて、八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)と呼ばれる。京都の八坂神社の主祭神はスサノオノミコト、クシナダヒメ、ヤハシラノミコガミである。 余談が更に飛躍するが、出雲で活躍し、その後日本国を造ったとされ、国づくりの神として崇められているオオクニヌシノミコト(大国主命)は、スサノオの子孫である。オオクニヌシと言えば「稲羽の素兎(しろうさぎ)」であるが、神話では素兎を救う前段の話として、オオクニヌシの兄弟に八十神(やそじん)がいて、稲羽の八上比賣(やがみひめ)に想いを寄せていた。 八十神は結婚を申し込むため、出雲に出かけるのだが、オオクニヌシもその一行に帯同する。そしてその道中で素兎を助けることになる。オオクニヌシに助けられた素兎は、八十神が八上比賣を絶対に得ることはできないと予言。案の定、八上比賣は八十神の要求を撥ね退けると、八十神の荷物を背負わされていたオオクニヌシのところへ行き、「私を貰って!」と逆ナンパしたという。 当然、二人は結ばれる。須勢理毘売命(スセリビメ)という正妻が居るにも関わらず…。 ダメだ、こりゃ!

義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 こま犬駐車場に車を停めました。なんと1℃!!! 流石に寒い…。
こま犬駐車場に車を停めました。なんと1℃!!! 流石に寒い…。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 スサノオノミコトの八人の皇子を祀った、八王子神社からスタート。
スサノオノミコトの八人の皇子を祀った、八王子神社からスタート。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 神社の境内の裏に登り口があります。
神社の境内の裏に登り口があります。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 朝陽が温かい。
朝陽が温かい。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 大きな花崗岩の岩が出て来ました。
大きな花崗岩の岩が出て来ました。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 うさぎ岩が現れました。
地元の昔話では『月を懐かしみ、お月様のもとへ帰りたくなり、近くの一番高い山に登って月の神様にお願いしようと山に登りかけたんやけんど、昼間はキツネや犬にぼいかけられてなかなか登れやせん。やっと8合目まで登った時、太陽が出てきて昼間となり、ついに動けんなくなって岩となってしまったのや。』そうだ。
うさぎ岩が現れました。 地元の昔話では『月を懐かしみ、お月様のもとへ帰りたくなり、近くの一番高い山に登って月の神様にお願いしようと山に登りかけたんやけんど、昼間はキツネや犬にぼいかけられてなかなか登れやせん。やっと8合目まで登った時、太陽が出てきて昼間となり、ついに動けんなくなって岩となってしまったのや。』そうだ。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 人懐っこい。
https://瑞浪.com/seeing/category/nature-scenery/p3762/
人懐っこい。 https://瑞浪.com/seeing/category/nature-scenery/p3762/
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 ミチクサさんはLINEの年賀状にするのだそうです。
でも、兎と言うよりウリ坊だな…。
ミチクサさんはLINEの年賀状にするのだそうです。 でも、兎と言うよりウリ坊だな…。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 反対から見るとゾウアザラシ?
反対から見るとゾウアザラシ?
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 近くだとカエルです。
近くだとカエルです。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 ヒヨドリ
ヒヨドリ
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 ヤマガラ
ヤマガラ
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 天狗岩に向かいます。
その前に、義呂利松でピークハント!
天狗岩に向かいます。 その前に、義呂利松でピークハント!
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 義呂利松とは変わった名前です。ここに三角点。
地元では岐呂里ヶ峰と呼ばれ、龍王を祀っているらしい。
義呂利松とは変わった名前です。ここに三角点。 地元では岐呂里ヶ峰と呼ばれ、龍王を祀っているらしい。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 続いて、天狗岩へ。
続いて、天狗岩へ。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 天狗岩からの眺望。
中央アルプスは木曽駒ヶ岳か?
天狗岩からの眺望。 中央アルプスは木曽駒ヶ岳か?
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 荒島岳、能郷白山だろうか?
荒島岳、能郷白山だろうか?
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 大日ヶ岳、白山のようだ。スキー場も見える。
大日ヶ岳、白山のようだ。スキー場も見える。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 恵那山はわかる。
恵那山はわかる。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 小里川ダム。大きな水車の、道の駅の有る場所だ。
小里川ダム。大きな水車の、道の駅の有る場所だ。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 田代山。屏風山の山頂は田代山に隠れて見えない。御嶽山、乗鞍岳、美濃笠置山も田代山(屏風山)の山体で見えない。
田代山。屏風山の山頂は田代山に隠れて見えない。御嶽山、乗鞍岳、美濃笠置山も田代山(屏風山)の山体で見えない。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 田代山の山頂にあるパラボラアンテナ。
田代山の山頂にあるパラボラアンテナ。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 天狗の影が映った。
天狗の影が映った。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 天狗岩でミチクサタ~イム!
兎だそうです(エビにしか見えん!)。
天狗岩でミチクサタ~イム! 兎だそうです(エビにしか見えん!)。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 ヤマガラ。
ヤマガラ。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 下山しま~す。
下山しま~す。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 浄圓寺。こちらは恵那新四国八十八箇所霊場に選ばれたお寺だそうです。
浄圓寺。こちらは恵那新四国八十八箇所霊場に選ばれたお寺だそうです。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 近くに竜王山八大龍王神一心院が有るそうです。
https://瑞浪.com/ryuousama/
近くに竜王山八大龍王神一心院が有るそうです。 https://瑞浪.com/ryuousama/
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 行きませんでしたが、日本神話と大乗仏教のコラボレーションがこの地でも有ったのでしょう。
行きませんでしたが、日本神話と大乗仏教のコラボレーションがこの地でも有ったのでしょう。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 道路からもうさぎ岩が見えました。案外、因幡の素兎(シロウサギ)も兼ねているのかな?地元の昔話では月に居る兔らしい。
http://suechou.com/pdf/shirou_sue/shirou_sue33.pdf
道路からもうさぎ岩が見えました。案外、因幡の素兎(シロウサギ)も兼ねているのかな?地元の昔話では月に居る兔らしい。 http://suechou.com/pdf/shirou_sue/shirou_sue33.pdf
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 八王子神社まで戻って来ました。
八王子神社まで戻って来ました。
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 神社と並びに有る巨大なこま犬。ここでYAMAP終了!
神社と並びに有る巨大なこま犬。ここでYAMAP終了!
義呂利松・うさぎ岩・天狗岩 ん~っ、やっぱりウリ坊にしか見えん…。
ん~っ、やっぱりウリ坊にしか見えん…。

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