海の日連休は南アルプス南部へ! 本当はリンチョウ沢を遡行する予定でしたが、天気予報をみて積乱雲が怖くて結局行きませんでした。 その代わりがっつり尾根歩きの3日間でした。 1日目、畑薙第一ダムから信濃俣河内へ。西河内出合いよりカバ沢の頭北東尾根へ取付き椹沢山へ。寸又林道へ降りる尾根より釜の島山へ。釜の島の北側斜面、標高差約850mを一気に降り柴沢出合いにて就寝。 2日目、リンチョウ沢は諦め、山と高原地図でもルート記載のあるムギウネホツ尾根を登り光岳へ。光岳小屋テン場で就寝。 3日目、イザルガ岳よりイザル尾根を降る。小沢出合いに降り立ち、信濃俣河内より下山。 特に信濃俣(椹沢山)から行くことの出来る釜ノ島山、地味ですが歩きごたえありました。まるでジャングルです。 釜ノ島から柴沢にかけては激下り落石多数で大変でした。 光岳の南西、柴沢周辺は、なかなかアプローチが難しい場所ですが、その為か熊王国でした。2日目に子熊ちゃん2匹に遭遇、翌日も357さんが、5mほどの高さの崖の上から大人熊2匹にじーっと見つめられたようです。後から私も見に行きましたが、すでに立ち去った後でした。残念💦 念の為熊スプレーは携帯していますが、357さんの会った熊も敵意は無かったそうです。 スプレーは強力なので、使うのは最終手段だけに留めておきたいなぁと思いました。 3日目のイザル尾根も最初は多少のハイマツ漕ぎがあったものの、そのあとは立派な獣道があり快適に下山出来ました。 信濃又河内も泳いだりして楽しく帰りました。 こんな場所があったのか!と新発見の連続。 まだまだ知らない場所が多すぎる。何年かければ全て歩けるのでしょうか。 改めて光岳周辺、南アルプス南部の広さを実感した3日間でした。 柴沢はまた行きたいです。池口岳経由か、寸又林道40キロ歩きか、どっちかで再訪したいです。笑
前日夜はさわやかの「げんこつハンバーグ」
畑薙第一ダムより出発。吊り橋を渡って左岸にある作業道より信濃俣河内へ入ります。
足幅狭いです。
作業道も崩落箇所多数あり。トラバースは苦手です。😅
河原の着地点も崩落。懸垂下降でおります。
以前より大幅に水が増えてます。
西河内出合いよりカバ沢北東尾根へ取付きます。急登です。
信濃俣(椹沢山)から釜ノ島山へ向かいます。
ジャングルです。
大きな倒木が道を塞いでます。こういうのが多いです。
看板がありました。
釜ノ島山頂です。
標高差850mの激下りを経て、椹沢林道に到着です。
橋を渡ります。
めちゃくちゃ崩落してる〜と思ったら。
これから歩く「寸又林道」でした。
柴沢小屋に到着。内部の様子です。臭いので中で寝るのは無理!
柴沢小屋前の芝生広場で就寝
ツエルトで寝ます。標高が低いので暖かいし、結露もしないのでこんなでも快適です。Mackさんを大きな花だと勘違いした虫達が集まっています。笑
柴沢小屋
リンチョウ沢はやめて、ここから光岳を目指します。
見るからにボロい吊り橋。入り口を木が塞いでいます。
念のためセルフビレイをとります。
落ちたら絶対やばい。撮影者357さんですが、こんなところで写真取れるのさすがです・・・。😅
山と高原地図にはルート表記ありの場所です。それなのにこの吊り橋のボロさはやばいと思います!
百又沢の頭に到着!大根沢山から縦走してきた人と会いました。
最南端のハイマツ群生地です。光岳が見事です。
ハクサンフウロです。
光岳登頂。これで2回目です。
翌朝。信濃俣、大根沢山、大無間山が見えます。 光岳小屋の展望は素晴らしいですね。
イザルヶ岳へ向かいます。
茶臼岳、上河内岳、聖岳、兎岳、大沢岳が見えます。
富士山!
イザル尾根より小沢出合いまで下山します。
良い景色です。
深南部の山々。山座同定が難しい・・・。
歩きやすい尾根です。獣道を辿るととっても楽チンです。
三角点ありました。
尾根が崩落してナイフエッジとなっています。
山の神の祠
懸垂下降2回で河原に着地。
沢靴に履き替えます。
ちょくちょく泳ぎます。
アシ沢出合い。のっけからゴルジュ。果たして遡行出来るのか。
ダムに到着です。 作業道歩きが嫌なのでダムを泳ぐことにしました。
単独の沢屋が泳げることを教えてくれました。最初はダムを泳ぐのなんて非常識だと思っていたのですが、まぁ大丈夫でした。中心ではなく端っこを泳ぎます。
徐々に水かさが増していき、恐怖です。 どことなくドブ臭いです。
みんなして「気持ち悪い」と騒ぎます。
時にはザレ場をトラバースしてダム泳ぎ回避。
足がつかないので、枝や岩にヘツリながら進みます。どうしようもないときは犬掻きで!
泳ぎが苦手な人はトラウマになる気がします。昔水泳習ってて良かったなぁと思いました。
ここを泳いできたのです。
白樺荘にてがっつり、カツ丼セットです。かなーり満腹です。