活動データ
タイム
05:30
距離
11.3km
のぼり
1116m
くだり
1122m
活動詳細
すべて見る最近、おもいツキのレイさんが藤谷山へ登った記録を読んでなかなかいい山やなぁ~✨と感じる。藤谷山はまだ行ったことがなく雪降前に丁度いいタイミングだから行くことにした。ついでに藤谷山の南にある頂辺りが緩急地の山が角二股という面白い名前(点名)であることに興味を持ち繋げて歩くことに決めた。 まだ閉まってない能郷ゲート付近に駐車。ゲートはまだ閉まってなく広河原までは入れるそうだ。準備をし遊び谷出合まで酷道を歩く。遊び谷の橋を渡り左岸尾根に取り付こうとしたら絶壁で断念!よく見たら少し先に山へ入るための階段があった。山へ入ると踏み跡バッチシ!テープもある。ヤブ尾根だと思っていたけどバッチシ登山道あるやん〜とこのときはそう思ってました。だけど、地形図見ても、下から見上げてもわかるように取り付きから標高差150m位は等高線が混んでいて結構急。道はついているんだけど硬い地面に落ち葉が相まって滑る滑る。登山靴の溝があまりないもんだから余計そんな気がします。掴めるものは掴んで、四つん這いになるとこはなってへっぴり腰で急登を通過。植林帯が出てきたら急だけど土が柔らかくなって歩きやすくなりました。植林帯は枝打ちも間伐もしっかり手入れされていました。ひょっとして植林のための作業道?と思っていたらドンピシャ!植林帯抜けたら獣道になりました。複々線で来たのがいきなり単線になった気分。でもヤブもそんなに濃くなくて歩きにくいわけでもない。山頂直下が地形図で見ると痩せ尾根の急登になってるように見えたんだけど、実際はやや痩せ気味の急登で根っこと岩の殿堂。岩の殿堂だけだったら撤退するけど、掴める根っこや岩が多くてそんなに苦にならない。しかもそんなに長くないから良かった。でも下りだったら嫌だな。岩根っこ急登をやり過ごすとパッと周りが明るくなって僅かで△角二股。一番高いところから少し下がったところにあるのがご愛嬌。一番高いところは半島みたいに少し飛び出していて樹間から景色が見えていい感じ〜。しかしこれなんと読むんだ!?「かどふたまた」?「つのふたまた」? 山頂の隣のポコから南へと二重尾根になってるよう。これは下界から見るとなだらかな頂に見える部分。前から気になっていたので788標高点まで歩いてみた。確かに二重尾根になっていて先の方は分岐して三重尾根にもなっている。西側の尾根は尾根芯から西側が植林帯。だから能郷の辺から見上げると真っ黒に見えるのか、と納得した。西側の尾根から東側はやや灌木が気になるが広葉樹林で雰囲気がいい。尾根と尾根の谷部には小さな池もあった。788標高点で折り返して戻る。茶屋峠を経て藤谷山へと向かうが尾根通しだと記録でよく見るので違う方へ。△角二股の東の小さなコルから遊び谷源流部を下降し、途中の枝沢を利用し復帰する作戦。谷はふかふか落ち葉で堆積していたが思ったより早く水が流れ始めたのは予想外だった。炭焼小屋跡が2つあり、昔はここで炭を作り谷を下って茶屋峠の道へ合流してどこかに運んだのかな?と思いを馳せた。馳せたんだけど、その先にイヤーな景色が。すとーんと谷が落ちている。近づいてみたら滝だった。この滝を降らなければ予定していた枝沢出合までは行けない。一応、ロープ、ハーネス、下降器は持ってきているのでこの規模の滝は難なく降れるがその先は大丈夫なのか不安になった。実は詰め上がる予定の枝沢は尾根に上がるまで標高差50m程だが、等高線がかなり混んでる部分があるのでちょっと不安であったのだ。今回は沢靴ではないし…と少し悩んで止めにした。少し戻り登りやすい斜面を選んで尾根に這上があった。尾根はヤブ濃くもなく歩きやすい部類。しばらく歩くと枝沢が詰め上がってくる小さなコルに着いた。そこから下を覗き込むと、まあまあ急な詰め。そして枝沢を下っていくとすとーんと落ちている箇所が見えた。多分アレだ、地形図で一番混んでるとこ。やっぱ無理して突っ込まんで良かった…とホッとした。茶屋峠は資料通りお地蔵さんも何もないただのコル。ただ東側に平坦地があり茶屋でもあったのかな?と思いをよせるが、ここまで水を運ぶのは相当な苦労だと思うので、ないかな?と思ってもみたり。茶屋峠から藤谷山までは少し登るのだが大きなブナが点在していてたまに足を止めて見入った。相変わらずヤブ薄く歩きやすい。藤谷山は最近ヤマップで見た新しい標識が掛かっていた。開けた場所はなく樹間から周りの山々や遠くは白山を眺め堪能した。最近、山頂でゆっくり〜もないので久々にカップ麺食べてコーヒー飲んで寛いだ。ホントに何も聞こえなくて、山奥にいるという感じ。でもこれがいいんです。やっぱ僕は濃すぎない藪山が好きなんだと改めて実感。トレランも良いけどね。昨晩?雪が降ったようで住んでるアパートから真っ白な伊吹山や小津三山辺りが見えた。△角二股も藤谷山も場所により薄っすら白くなっていたが日が上がるとともに水へと変わっていった。能郷白山は白山いうだけあって真っ白。暫くしたら消えるかもだけど、白い能郷白山は神々しく好きだと感じた。ここからだと前山が前衛としてどっしり大きく構えて、その奥の磯倉、能郷白山を際立たせている。磯倉、能郷白山はカッコいいがこんなに前山をカッコよく思ったのは初めてかもしれない。それほど長くもない昼休憩を済ませたら下山へ。下りは能郷神社へ続く尾根をチョイスした。途中からしっかりした分かる道が出てきた。岩を削った跡もありこれは人間が手を加えて作った道なんだなと感じた。茶屋峠へ至る道は廃道になり尾根に付け替えられた云々の記録を読んだのだが、きっとそうなのだろうと感じた。茶屋峠へ分岐する辺りで石垣が立派な炭焼き小屋跡があった。これは道がつけ変わってから出来たのだろうか?能郷神社の方へは降らず尾根末端まで歩き、ゲート近くの階段から酷道へ降り立った。 登りに使った尾根は取り付きこそ急だったが楽しかった。△角二股付近の緩急地を散策し、茶屋峠に訪れ、藤谷山にも行けた。満足な藪山歩きだった。不満があるとしたらヌメヌメのアレ🍄が見つからなかったことかなぁ〜。
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