岩場に感激!! 西穂高 20140821

2014.08.21(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 1
休憩時間
1 時間 57
距離
15.9 km
のぼり / くだり
2111 / 2103 m
10
59
12
36
7
6
23
7
45
8
2

活動詳細

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2度目の本格登山。 前回の白山より、距離も高低差も穏やかなので、大丈夫だろうと言う「慢心」がありました。 余裕ではなく、慢心です。 前回もそうでしたが、私にとっての大きな障壁は、 現地に行くまでの深夜の自動車移動。 職業柄、4時就寝11時起床の生活者にとっては 深夜発→移動→早朝登山開始は、キツい。 車で連れて行ってもらう身分で、 生意気なことばかりを言いますが、 寝不足(毎回確定)→車酔い(毎回確定)→道中リバース(今回は4度) すっかり消耗して、登山開始。 乗り物嫌いの私は、実はロープウェイもダメ。 遊園地で、バイキングや易しいジェットコースターも乗れないので、 前後に揺れる、高所のロープウェイは、怖い&気持ち悪い・・・。 五度目のリバースを辛うじてこらえ、 パーティが登山届けを出している間に、リカバリーを計りました。 登りは、山荘までは、林道。 私にとっては、そんなにきつくないです。 登山開始直後の、三度の上り下りは、 帰りまで記憶しておくべきとの、お仲間さんからの申し送りを、 しっかり記憶しておきました。 林道散策は大好き。 キノコ・小動物探し・植生の観察は、 幼少期から実家の裏山で、ほぼ毎日していたせいもあり、 ウロウロ・ブツブツ・写真取りをしながらテンションを高めていきました。 小屋でヘリの荷物搬送を間近で見て感動。 もともと涙腺の弱い私は、プロのヘリ操縦の華麗さに、感涙してました。 やはり、テンションが異常です。 山小屋から、独標へ。 大小の石が敷いてあるガレ場が、一番つらかった。 足下をすくわれ、フラフラしながらずーっと登り。 標高が高くなり、酸素が薄くなっていたんでしょうか、 呼吸を整えることもままならず、苦しかった。 自撮りした写真を見直すと、顔面蒼白で目から生気が失われていました。 周りの皆さん、相当心配してたし、何とかついて行こうと気力だけで登ってました。 独標から、山頂へは、岩場のクライミング。 岩を登って、降りての連続。 最初の峰では、とんでもないところに連れてこられたと、 正直に言って、ビビッてました。 そんな気持ちのまま、岩を触って、足を踏み込んで行きました。 ピークを過ぎて、ゆっくり下ってみて、1つの峰を越えました。 岩にとりついて4手目ぐらいから、 クライミングジムのスラブ壁攻略を体が思い出し、 手の位置、足の置き場、つま先のかき込み、体の入れ方が、 無意識にできている自分に気づきました。 先行する仲間の皆さんの、手足の置き場や、 真下のガケ・雲・周りの光景を見る余裕が出てきました。 マジで楽しい!!オレ、登ってる!! っていう、充実感に包まれて、 この先の山頂を見ても、後ろを振り返っても、 迫力の光景。あの連山や、岩肌の質感は、きっと忘れないでしょう。 酸素が薄いから、すぐ息が上がると意識しながら、 楽しくホイホイと頂上へ。 ただし、前回の登山とは違って、 山頂で、大はしゃぎする、心身の余裕は全くなし。 仲間の皆さんと、祝杯をあげる余裕もあまりなく、 ぼーーっとした意識の中で、皆さんの宴会に、首から上だけを動かして参加。 行動食をモリモリ食べて、回復に努めました。 時刻が午後を回れば、私は、活力が出てきます。 登りより、下りが好きなので、 心も体も軽く、ホイホイと手足が進みます。 前後の光景を愛でる余裕も、十分にあり、 岩場でルートを外れて「×」を下っても、 自力で修正をかけて戻ったり。 身体能力・技術とも、登りより、元気になったことを 実感しながら、仲間の皆さんの、酔っ払い見物を楽しみつつ、 独標まで戻る。 独標→山小屋は、 登りでは、キツくて、嫌でしょうがなかったはずが、 下りは、足取り軽く、気楽に進めました。 でも、私は、足下をすぐにすくわれる、ガレ場は嫌いみたいです。 山小屋で、ラーメンを食べたら、さらに元気が出ました!! こめかみや、心身の末端に、暖かな血液の循環が感じられ、 活力が充ち満ちてくることが分かります。 やはり、 山で、暖かい食事をごちそうになることは、大事ですね。 その後は、顔を交換されたアンパンマンの如く、 元気100倍で、林道を抜けてロープウェイ乗り場へ。 最後の最後に、 登り・下りが3度あることは、記憶してました。 全然、心を折られず、乗り越えて入れました。 前回同様、一日の中で、最も元気な時間帯が、 下山時の登山道入り口付近なのは、なぜだろうと自問しています。 *ヒザ痛なし *午前は睡眠、午後からが普段の仕事タイム。 *登りより、下りが好き。 ロープウェイ乗り場で、記念撮影をして、お土産も買って、 ロープウェイで下山。 再び、ロープウェイの揺れと高さにビビりながら、 窓の鉄柵を必死に握り締めて、恐怖と戦ってました。 今日の登山から得たこと。 *自分にきく、酔い止めを見つけること。 *ヤバイときの、OS-1と、アミノ酸を持って行くこと。 *仲間の皆さんに振る舞えるモノを持って行くと、カッコイイ!! *歴代日本の総理大臣を唱えながら、登り登山は危険。 *酸素の薄いところでは、脳より体に酸素を回すこと。 *午後から男の体質・生活習慣は、登りに大きくマイナス。 *私の技量では、ジェットボイルと料理は、まだいらない。 *めがねonめがねができる、サングラス、欲しいなあ。 *GPS付きコンパクトデジカメ、欲しいなぁ。 *あってよかった、モバイルバッテリー。 *行動食が甘いものばかりだった。辛いモノも欲しい。 *岩場に、指先のホールド感が十分出せるグローブを持って行ったのは大正解。 *岩場で、2度、頭をぶつけた。ヘルメット、あった方がいいかなぁ。 最後に、 混成部隊を率いて頂き、ピンチを何度もすくってくれたNさん、 弱った私に、的確な技術指導を頂き、叱咤激励してくれたMさんを始め、 仲間の皆さんと、一緒に登れたことが、仕合わせでした。 この場を借りて、御礼申し上げます。 また、このメンバーで、山に行きたいです。

活動の装備

  • ドイター(deuter)
    フューチュラ32
  • コールマン(Coleman)
    コールマンのトレッキングポール

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