王浜山のミヤマシキミ

2022.11.26(土) 日帰り

活動データ

タイム

03:52

距離

5.5km

のぼり

320m

くだり

320m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 52
休憩時間
8
距離
5.5 km
のぼり / くだり
320 / 320 m
1
2 43

活動詳細

すべて見る

近江八幡の長命寺手前に渡合橋という西の湖からの水路に架かる橋がある。八幡山の西の端の百々神社の脇である。ここから北に小高い山があるが、それが王浜山である。250mほどの高さの本当に可愛らしい小山である。そのやまの周辺にクレーター池と呼ばれる湿地があって、さらに尾根にはミヤマシキミがこの時期なら赤い実が付いているらしい。 そんなことで、11名のシニア隊が近江八幡駅から長命寺行のバスと車で登山口に集合した。湖周道路の良く見える尾根末端の急斜面を登ると杉の斜面で、直ぐに自然林の藪の中に細い踏み跡が出来ている。急な斜面や緩やかな尾根状を進んでいると右側が開けた場所に出た。開けた方向は東側で西の湖である。そこには真四角な島があって、『ごんざ』と呼ばれている西の湖の島で酒米を専門に作っているようだ。そういえばTVで田植えや稲刈りの映像を見たことがあった、その場所なのだ。 斜面の途中には石積があって、古墳があったとの知識を披露される人もいる。245mの山頂には直ぐに到着だ。山頂から少し下がると広場風の場所に出た。先頭が嫌に慎重に右往左往しているのは、どうも湿地なので水に浸からないように安全を期している模様だ。そういえば周囲は木々で覆われた直径50~80mくらいの円形湿地帯のようだ。ここがクレータ池と呼ばれている場所とのことだ。カヤの葉を押し倒して、靴の中に水が入らないようにして対岸まで達して、やっと安心できる地面に乗った。その先が南方向の開けた展望地なので、ランチ場として大休止である。周囲は赤は少ないが黄葉が沢山の良い雰囲気で、長命寺山や岡山が見える。 ランチ後ミヤマシキミの群生地に行くべく、大中と島集落を結ぶ峠まで下り、峠から奥津山へ向かう尾根道の急斜面は新しいトラロープで安全に登れるようにしてある。斜面を登りきると『アサダの丘』と呼ばれる小さなピークにでるがそこに大きな木がある。何という樹種かは判らないが立派なものだ。更に進むと急斜面をすこし下った所から、ミヤマシキミの群生地が始まって、足元に赤い実の付いた青い細い葉が無数にあった。 シキミ群生地から下見ではピストンで行き来したとのことであるが、地理院地図では奥津山寄りに登山路マークの点線があるので、周回をしようとすぐ先の峠へ進んだ。峠の北側は大中の大平野であるが、赤いテープでトウセンボ状態だ。周回コースとなる島集落へは南側で藪状態であるが、踏み跡がないか探しながらウロウロすれど、それらしき踏み跡はないので少し上に向かうと仲間が先に奥津山方向へ進んでいて、『奥津山への稜線道になっていそうだ』とのことだ。その確認をしたら、正に324mの頂上に向けて一気に登っているようなので、周回を諦めて元来た大中越えの道に戻ることにした。 島集落側の獣除け柵まで下ると、周回したら来たであろう柵の道と合流した。朝来た渡合バス停で近江八幡駅行バスに乗ると、ラ・コリーナから沢山の観光客が乗ってきてバスは一杯だ。駅近くの昼から営業中の居酒屋でビールで乾杯してクレータ池とミヤマシキミの赤い実の観察会を締めた。 ”LC 11名”

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。